夢の碑 とりかえばや異聞
  • 完結

夢の碑 とりかえばや異聞

616円 (税込)

3pt

3.8

古今東西幻想綺談、夢の碑シリーズ第一弾。

昔むかしこの世には、鬼や精霊、妖魔変化ら人外異形のものどもが、闇から現れ闇に消え、ひっそり暮らしていたそうな。人と交わり人に恋し、争うこともあったという。…とある数奇な物語、京の遊女紫子と安芸の大名佐伯碧生の身代わり劇。兄に代わりて武将となった紫子は、織田、毛利の軍勢に立ち向かい、鬼の血をひく異能者風吹と天に昇って消えたという…。 古今東西幻想綺譚「夢の碑」ここに始まる。

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夢の碑 とりかえばや異聞 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年05月10日

    時代は元々の平安から少し下って近世(?)に。「異聞」とあるようにストーリーも変わっていてまた別の世界になっている。

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    Posted by ブクログ 2011年03月08日

    久しぶりの再読。戦国時代の身代わり劇に人外異形が絡むラブロマンファンタジー。時を超えて、わたしが「乙女」に戻れる一冊。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    自分内で木原ブーム。とりかえばや異聞はともかく女が!!オスカル!!(笑)ラストは壮絶かつ、木原先生らしいコミカルな顛末(どんなや)。夢の碑シリーズは残酷な結末が多いのだけど、この作品だけは読後が爽やか〜。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    戦国の世、遊女屋に預けられていた紫子は客として来た風吹と恋仲になるが、生まれた時に生き別れた双子の兄が病弱と知り、回復するまでの一時的な策として入れ替わって武将を演じることに。毛利家の娘の輿入れを機に、兄・碧生と紫子は入れ替わりをやめ、それぞれ元の姿に戻ったかと思ったその時、碧生が急死。佐伯家存続の...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月30日

    平安古典「とりかへばや物語」をベースにした作品。
    コミカルな明るさを最初に感じるが、読み進めていく内にキャラクターの薄暗い感情を丁寧にすくい上げるシリアスな面がどんどん出てきて、その匙加減がよい。
    華やかさの裏にある恐ろしさをさらりと描けるのはすごいことだと思う。

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