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Posted by ブクログ
葛飾北斎の美術展のおともに。ピンクに染まった神奈川沖浪裏がとってもキュート。
ほぼ9年ぶりの再読だったけれど、当時読んだときのインパクトがそのまま蘇ったようでうれしかった。津名木〜!
寧子がしぶしぶ働き始めたアットホームイタリアンで大暴れするシーンが以前に増して痛快だった。優しくぬるま湯に浸けられてる宇宙人みたいな構図がおもしろくてしょうがなかった。
「あたしはもう一生、誰に分かられなくったっていいから、あんたにこの光景の五千分の一秒を覚えてもらいたい」
五千分の一秒。生きていて何度そうした機会があるだろうか。あまりにも刹那的だけど、でもそれに気づいてパッと捉えられるというのはものすごい奇跡。
北斎は、偶然ザッパーンの瞬間を目撃できたわけではなくて、目を見開いて富士山のことを何から何まで知ろうとした情熱でその一瞬を手繰り寄せたはずだ。
ほか、短編『あの明け方の』も収録。飛び出していったエキセントリックな彼女を彼氏が迎えにいく話。あとがきはなんかやだった。
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小説・文芸
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