嵐のピクニック

嵐のピクニック

594円 (税込)

2pt

弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく――。優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気「アウトサイド」、カーテンの膨らみで広がる妄想「私は名前で呼んでる」、ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」他13編。キュートでブラック、しかもユーモラス。異才を放つ著者初の短編集にして、大江健三郎賞受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

嵐のピクニック のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ⚫︎感想
    ひとつひとつ、大変興味深い短編が13編。
    語り手の年齢、性別を自在に操る感覚に感銘を受けた。日常の設定からわずかに逸脱していく感覚が共通していて、興味深く読めた。また読み返したい。

    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)
    弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく――。優しいピアノ教師が見せた一

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    13の短編が収録されている。まず2つの作品を続けざまに読んだとき僕は、ずっとこれを求めていたに違いない! と目の覚めるような想いとともに、自分の読書脳と創作脳がほの温かく躍動し始めるのを感じたのでした。わかりそうな人たちに、「ちょっとこれ読んでみ」と前のめりで薦めたい。見つけた!感が泡立つのです。

    0
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    一冊の本でジェットコースター体験ができる。

    「は??」
    「ええええ!!」
    「嘘だろ…」
    「どういうこと」

    新しい話を開くたび、常識や現実が派手に壊される。
    なんだこれ、なんなんだコレ。

    ただ間違いないのはどの話も恐ろしく面白い。
    どこかが確実に狂っているあべこべな世界なのに、妙な現実味と手触り

    0
    2020年04月24日

    Posted by ブクログ

    シュールなユーモアが光る短編集。
    日常の風景の中に絶妙な違和感を埋め込んだ世界観に、ぐいぐい引き込まれた。
    著者の想像力に脱帽。
    「マゴッチギャオの夜、いつも通り」、「亡霊病」がとくに印象に残った。
    「Q&A」の畳み掛けていく語り口調も面白かった。

    0
    2016年09月09日

    Posted by ブクログ

    この人の書く文章は心地よすぎて、いっそ毒であるように感じる。「哀しみのウェイトトレーニー」「亡霊病」「Q&A」がとくに好き。

    0
    2015年08月08日

    Posted by ブクログ

    ずっと、クスクス笑いながら、でもどこか、後ろを振り返りたくなるような怖さもありつつ…短編だからこそ、後をひきづることなく読み終えられました。

    0
    2024年07月11日

    Posted by ブクログ

    本谷有希作。各話趣向の異なる短編集。

    いい意味で狂ってる。筒井康隆風味。

    「彼女たち」「タイフーン」の勢いはヤバかった。

    0
    2021年07月30日

    Posted by ブクログ

    怖いような、不思議なような、解説にもあるがなんとも奇妙な味のする短編集。
    「哀しみのウェイトトレーニー」「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」が好き。
    「Q&A」からの「彼女たち」の流れもおもしろかった。

    0
    2019年12月20日

    Posted by ブクログ

     一つ目からガッツリ心を掴まれた短篇集。非常に短い短篇ばかりながら、どれもこれも違った世界観で構成されており、読んでいて飽きがこない。
     なかでも面白かったのは、一つ目の短篇「アウトサイド」。中学生が抱く、みみっちいけど残酷な悪意と、そんなものを一瞬で吹き飛ばすような大人の底なしの狂気と闇。
     最後

    0
    2019年08月02日

    Posted by ブクログ

    奇想天外な物語の短編集だが、どの作品もかなり深い内容やオチになっているなと感じた。
    本谷有希子らしい一冊になっているが自分はやはり長編の方が好みだす。

    0
    2017年03月19日

嵐のピクニック の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

本谷有希子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す