あの子の考えることは変

あの子の考えることは変

471円 (税込)

2pt

Gカップの「おっぱい」を自分のアイデンティティとする23歳フリーター・巡谷。同居人は、「自分は臭い」と信じる23歳処女・日田。ゴミ処理場から出るダイオキシンと自分の臭いに異常な執着を見せ、外見にまったく気を遣わぬ日田のことを、巡谷はどうしても放っておけない。日田だけが巡谷の「気が触れそうになる瞬間」を分かってくれるのだ。二人一緒なら、どうしようもなく孤独な毎日もなんとかやっていける――。

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あの子の考えることは変 のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    久々に小説を読んだけど一気に読んでしまったくらい引き込まれた。2人に共感したり切なくなったり嫌悪を抱いたりでも愛おしかったり、文章も雰囲気も全部が好き。こういう小説が好きなんだよなあ〜と嬉しくなってしばらく小説離れしてたけど同作者さんの他の作品も読みたくなった。

    0
    2022年01月11日

    Posted by ブクログ

    昔京王井ノ頭線の『三鷹台』という駅の側で私は生活をしていました。
    この本はその三鷹台を離れ、高円寺に在住の頃購入しました。この作品のシンボルは、おっぱい、ゴミ焼却場、男性器、、、ちょっとびっくりするけど本谷有希子さんならではだと思います。

    取り分け、私達に取り憑いている、ダイオキシンをだしている(

    0
    2020年12月24日

    Posted by ブクログ

    やっぱり本谷さんの描くパニックの緊迫感がすごい。

    狂気のぶつかり合いが、なぜだか嫌悪感と爽快感を生み出す。

    いまの東京で生きてくことの幸せってなんだろうと考え込んでしまう。

    この作品は、青春エンターテインメントらしい。
    これをエンターテインメントといってしまっていいの?…

    0
    2014年08月02日

    Posted by ブクログ

    きっとこの物語は日田と巡谷のピークのときだけを切り取った話で、これからも巡谷はグルーヴ先輩になって死にたいとか思うときがくるんだろうなとか思った。

    それに、出てくるサブキャラ(この物語に正常な人は出てこないが)たちのその後が気になって、それを考えると思わず笑ってしまう。

    横ちんは延長コードで縛ら

    0
    2014年06月14日

    Posted by ブクログ

     隣のあの子もあいつの彼女もO塚娘だったらなんてステキどころか、なんか恐ろしいが、隣のあの子もあいつの彼女も考えることはきっとみんな変なので、もっと恐ろしいのだった。

     日田(ニッタ)をずっとヒダだと思ってた。だとしたら日田スメルはヒダスメルなわけで、それは卑猥すぎてヤバい。

     ラストシーンの煙

    0
    2013年11月20日

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