ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
引きこもりの少女・江利子は、拾った犬に「絶対」と名付けた。「絶対に自分の味方」となることを求め、その犬の世話をする江利子。ところが、電車の横転事故の跡を見たとき、事件が起きた(表題作)。人間の深奥に潜む、悪意、ユーモア、想像力を、鋭い感性で描いた3作品。文学界に衝撃を与えた鮮烈なるデビュー作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
本を読むきっかけになった本 グミチョコレートパインが買いたくて買いにいったら これをみつけて買ってみた 衝撃的だった こんなにあたまのおかしいおんな というものを始めて見た、というか読んだ
あー最高。めっちゃ爆笑したよ。 一話目がそりゃもう面白かった。 ニ話目は若干キモイけどよい。 三話目はサスペンスでこんなんも書けるのか、といった感じ。 なんにせよ、一話目が最高。これだけで大満足。
世間を見捨てると豪語しながらも、何もかもを見過ごす事ができない愛らしい引きこもりの江利子。 ゼッタイのぐるぐるまきを江利子が解いたように、江利子のぐるぐるまきをいつかだれかが解いてくれるといいよね。
本谷有希子は何読んでも乱暴と待機を超えないと思っていたけれどこれは結構迫ってきました。江利子が濃い。
3つの短編。この薄さに信じられない世界が詰まってる。江利子と絶対は対象が女子高生ってことで、文章の1つが長いのだが、ダラダラ長くないのがうまい。ホラー「暗狩」、恐ろしぃぃぃぃ!!!この人の、たしかにホラーぴったりかも。
勢いとブラックさがいっぱいの3つの短編が収録。 あとがきで本人も言っているけど、「本谷有希子文学大全集」という 副題をつけてしまう図太さがすごい。 「江利子と絶対」 生きづらさを抱えたひきこもりの女の子が主人公で まさに本谷有希子の原点という感じ。 自分なりに頑張っているのを認めてほしい江利子の気...続きを読む持ちは うっすらわかるような気もする。 「生垣の女」 これが1番好き。 どたばたしていて毒があって、岡田あーみんの漫画のような雰囲気。 アキ子はケチャップとマスタードで何をしようとしてたんだか(笑) 「暗狩」 小学生の男の子が主人公で、しかもホラーというのは 本谷有希子にしては珍しい。でも途中からラストが予想できてしまった。 「暗狩(くらがり)」というタイトルがかっこいい。
ぶっ飛んでる人物が本質らしきものをズバリと突く。優越感や卑屈や自意識過剰など、見ないようにしていた汚物入れのフタを容赦無く開けていかれる感覚。
『生きてるだけで、愛。』 を引きずったまま読んでしまったら。 大誤算でした。笑 【江利子と絶対】 「引きこもりというハンデを背負いながら ポジティブに生きていく。 引きこもってるのにポジティブ。」 実家を飛び出し、お姉ちゃんの家に居候する江利子。 精神不安定で引きこもりな江利...続きを読む子は、 ある日、 絶対の存在を見つける。 犬にゼッタイという名前をつけ、 自分だけの唯一の存在にする。 あーん、痛い。笑 「・・・・・・エリのキレイな気持ち返せよ。早く返せ。」 と暴走する場面では、 もう滅茶苦茶で笑えるのに なんだか苦しくて泣けてきそうだし でも、 止めないで!!誰も止めないで!! いけー!!と思ってしまった。 痛くて脆くて、剥き出しな感じが 女子高生とピッタリでした。 【生垣の女】 「何故ならば正直なところ、 アキ子の壊れたイッちゃっいっぷりを思うと 多田は何だか元気になれたのだ。」 生垣にケチャップとマスタードを両手に持って、 多田の隣人の本間を探しているアキ子。 そんなアキ子に翻弄される、 ズル剥け頭皮から出血している多田。 もうあとがきでご本人も書いていますが、 漫画のような作品。 動物の登場の仕方が、前作江利子~同様ちょっとニガテですが・・・ 最後の置いてけぼり感は、ハンパない!! 【暗狩】 恐かった。泣 私はとにかくホラーとかあーゆーの嫌いなんです。泣 もーやだ、 もーやだ!!と思いながら 読み始めちゃった以上やめられないし、 早く終われーと思いながら 必死に読みました。笑 波多野くんに逆らうことは許されない。 ウンコ人間ばかり登場します。 そんな波多野くんと 主人公の僕(小田原)と 太っててちょっとトロい吉見くんと 3人で訪れたのは。 行方不明事件の殺人犯の家。 熊手を持って、 少年たちとかくれんぼ。 みぃ~つけた~。 もーやだ。泣 恐すぎた。泣 でも、 究極に追い詰められたとき 死ぬのと生きるのと 希望と絶望と もうそれは滑稽に鬼気迫るものとして描いています。 男性の大人の圧倒的な力を。 恐怖として。 夜に読まなくてよかったあ。苦笑 江利子の 「お前らなんか前向きに見捨ててやる」 この一言。 やっぱり本谷さんはキワキワを描く達人でした。
表題作が最も好まれる「本谷有希子ぽい」感じだったと思う。読後スッキリ。3作めのホラーは、こんなのも書くんだ、という感じ。読み応えはあるが、ティーン向けぽい。
短編集。3つ。 「江利子と絶対」 引きこもりでちょっといっちゃってる女の子の話。 ユーモアのセンスもあるしおもしろい。 「生垣の女」 ぶっとんでる女とダメ男の話。 ちょいぶっとびすぎ。でもまあ面白い。 「暗狩」 ホラー?うーん。 話がなかなか進まなくて退屈だった。 そんな怖...続きを読むくもない気がする。 他2つはイマイチなんだけど「江利子と絶対」が面白かったんで星4つで。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
江利子と絶対 本谷有希子文学大全集
新刊情報をお知らせします。
本谷有希子
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
生きてるだけで、愛。(新潮文庫)
あなたにオススメの
あの子の考えることは変
嵐のピクニック
異類婚姻譚
大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる
グ、ア、ム(新潮文庫)
幸せ最高ありがとうマジで!
「本谷有希子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲江利子と絶対 本谷有希子文学大全集 ページトップヘ