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Posted by ブクログ
この物語をただのビッチな女と風変わりな男の物語と表すのには勿体ない。
世間から理解されない関係に憧れを抱いている自分は可笑しいのだろうか。
本当に好きな人ほど結婚をしてはいけない、なぜならばそれはきっといつか壊れてしまうから。
幼ながらもこの結論にたどり着いた2人は何を見て、何を感じていたのだろうか、そのような事を考えてしまう。
結婚もしなければ体の関係も持たない、
それであって心の奥深くで2人は強い絆で繋がっているのである。果たしてこれは友情なのだろうか。
それとも言葉では表す事の出来ない何かなのだろうか。
この不思議な関係に名前が付かなくともミノリとカイの2人にとってはどうだっていいものだ。
この不思議な関係のせいで傷ついてきた人は間違いなく沢山いるだろう。
カイは後に予備校で出会った未樹と結婚をし、平凡で刺激の少ない安定した毎日を送るがいつだって心はミノリの元にあった。
心はミノリ、身体は未樹、いくら幼なじみで不思議な関係であったとしても私なら耐え兼ねるだろう。
しかし、この不思議な関係が開とみのりの当たり前でありこれからもずっと一緒に居るための方法なのである。
2人は傷ついている人をそばに置きながらもこの不思議な関係に疑問を抱くことはなかった。
これが恋なのか、情なのか、何なのか知る由もないが、この2人は確かに誰かを傷付けながら生きているのである。
それはこの関係がなくなるまでずっとずっと最初の約束が遠い昔のように感じたとしてもだ。
幼い頃の約束や青春時代の儚さと男女の成熟過程、大人になってからの環境の変化、全てにおいていつだって心は隣同士で一番近いところにあったに違いない。私はそんな2人が少しだけ羨ましいと思った。
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