きみの鳥はうたえる

きみの鳥はうたえる

715円 (税込)

3pt

郊外の書店で働く「僕」といっしょに住む静雄、そして佐知子の悲しい痛みにみちた夏の終わり…世界に押しつぶされないために真摯に生きる若者たちを描く青春小説の名作。読者の支持によって復活した作家・佐藤泰志の本格的な文壇デビュー作であり、芥川賞の候補となった初期の代表作。珠玉の名品「草の響き」併録。

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  • 映画化

    「きみの鳥はうたえる」

    2018年9月1日公開
    出演:柄本佑、石橋静河、染谷将太

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きみの鳥はうたえる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    映画から入ってしまったので、どうしてもイメージが現代に引っ張られちゃったけど、夏の美しさと鬱屈さが妙にリアルで今日このタイミングで読めたことを嬉しく思いました。思ったことはここに他の方が綺麗に感想として残してくれててそれもうれしい。またきっと、何年後かの夏に読むと思う。

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    再読。本当に大好きな作品。
    ひと夏の幸福な時間を描いているはずなのに、最初からずっと暴力的な予感がある。

    「僕は率直な気持ちのいい、空気のような男になれそうな気がした」と言うように、「僕」は意識的に静雄や佐知子に自分の中を通り抜けさせているように思う。これは「僕」の話ではなく、「僕」から見た静雄や

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    若者のはがゆさや生きづらさが
    淡々と描かれている様が印象的
    「草の響き」は
    生きることへの苦悩と希望の描写が繊細

    0
    2023年03月27日

    Posted by ブクログ

    走ることを文章にするのは難しい。
    まして、それを軸に小説書くのも。
    単純化しない。
    曖昧なものを曖昧なままに表現する。
    因果関係なんてせせこましいことは言わない。
    ストーリー は、小説を遅延させる、のであれば、この人の話にももちろん小説はあるけど、この人の描く小説の中の今は遅延なし。

    0
    2018年09月16日

    Posted by ブクログ

    君の鳥はうたえる、は映画を見て、草の響きは映画を見ずに読んだ。
    2017年にオーバーフェンスの映画を見たころに読もうとした時はなんだか読みきれなかったのだけど、今回すらっと読めて良いのやら悪いのやら。
    君の鳥はうたえる、は行き場がないわけでないのにどこにも行かない若者や大人のお話。
    草の響き はやっ

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    佐藤泰志の初期の作品。
    他の作品に比べて登場人物が若い。
    主人公に名前が無い。
    「草の響き」は佐藤の職業経験や病気の経験が反映されているらしい。
    厳しい生活を送ってきたんだろうな。

    若い頃は何があってもやり直せるし、目の前に道はあるよな、と思う。
    もっと若い頃に読んでいれば違う感想を抱いたかも知れ

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    きみの鳥はうたえる 60
     「黄金の服」をある意味での完成形だとすると、本作の立ち位置というか存在が相対的に見えてくるかも。
    となると逆に、本作を通してみると「黄金の服」がとても完成度の高い作品にも思えてきます。

    自分と他者との距離感の表現がとても興味深いです。
    主人公と静雄と佐和子(ソウルメイト

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    『きみの鳥はうたえる』
    知らないはずの昭和の夏のにおいがする。(自分とは縁のないような)眩ゆいきらめきに満ちた日々の中に、ときおり恋愛・家族・生きることについての鈍い痛みがはしる。「僕」の捉えどころのなさ、佐知子の軽(やか)さ、静雄のナイーブさ…時に首を傾げる点もあったが、決して広くはない世界で、一

    0
    2023年07月02日

    Posted by ブクログ

    原作が小説とは知らず先に映像を見てしまった(あまりやらないようにしてる)
    こんなに古い原作だったとは
    これからあの映画を作ったって考えるとあの映画は成功してる気がする(映画好きだった)

    0
    2023年06月30日

    Posted by ブクログ

    映画「草の響き」を観て、「きみの鳥はうたえる」を鑑賞後に小説を読んだ。普段はあまり読まない小説も、映画にのめり込んでしまったので、のめり込んで読み終わることができた。映画とストーリーがちょっと違うけど、きみの鳥はうたえるは今この年齢で読んで良かったと思う。

    0
    2021年10月30日

きみの鳥はうたえる の詳細情報

  • 映画化

    「きみの鳥はうたえる」

    2018年9月1日公開
    出演:柄本佑、石橋静河、染谷将太

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  • 【閲覧できる環境】
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