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Posted by ブクログ
気になっていた、初野晴。
廃園になった遊園地には不思議な噂があって、ワケありの動物を弔ってくれる青年がいるという。
相手の心を覚り、嘘が嫌いなその青年との問答で進む連作短編集。
「真実が語られる」というギミックが、ありえない世界であっても、現実に持ち込むことが出来る要素になっていて、面白い。
単なる動物愛情物語に終わらせず、動物にまつわる過酷な状況も描かれている。
陳腐な感想だが、人間のエゴを直視させられるしんどさがある。また、ミステリーとしても、とても巧みな作りをしている。
基本的には廃墟の遊園地という、変わった場所が舞台になるのだが、登場人物によって語られるシーンが鮮やかに想像できる。
シリーズ作品にも手を出したくなる、読み応えのある小説だった。
Posted by ブクログ
廃墟になった遊園地にある、花が咲き乱れる庭園。そこにあるのは秘密の動物霊園。
相変わらずはなしの内容は重めだけど読みやすい。
墓守の青年は、月の光の下でだけ人間と意思疏通ができる。
森野くんが謎を解く、というか、呪いを解くというか暴かれたくないものを暴くというか。
どれも切ないはなし。
似鳥さんの本と平行して読んだので、動物との関係を考えてぐぬぬとなる。
デカルトが唱えた「動物機械論」。動物行動学では、動物は感情がないよくできた機械だという態度を今も取っているのだとか。うーん、あんまり人と同じに考えるのもどうかと思うけど、これはこれで極端だなー
ビッグフットのはなし。最後に出した答えが辛い。知能を持ったインコのはなしも。
最後に森野くん本人のはなしが知りたかったなあ。
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