ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
歓楽街の下にあるという暗渠(石造りの下水道跡)。そこには、〈王子〉〈時計師〉〈ブラシ職人〉〈楽器職人〉〈画家〉〈墓堀り〉〈坑夫〉と中世オランダの職業名を持つ七人の浮浪者が住み着いていた。ある日、怪我をした〈わたし〉は〈王子〉に助けられ、彼らの世界へと連れて来られたが――。眠ったまま死に至る奇妙な連続殺人事件。ふたつの世界で謎が交錯する超本格ミステリ!! 横溝正史ミステリ大賞受賞後の第一作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
トリックがとても精密で面白かった。 謎を多く残している登場人物も多いため、逆に想像して楽しむのもこの本の一興だと思う。
少年時代の締め付けられるような思い出で始まる序章。。。 貯水槽に消えた同級生と、消えない心と身体の傷。 27年後、暴力団の組長代行としての世界。 次々に組員が眠ったまま死んでしまうという謎のテロをしかけられる。 ガネーシャから届く殺人予告には、奇妙なメッセージが。。。 寂れた街...続きを読むを舞台にすすむ『上側の世界』 それと交互に語られる『下側の世界』 下水道に住む6人のホームレスと王子と呼ばれる少年。 記憶を無くした女が迷い込み、街の下に存在していた暗渠に変化が起こる。 この女は何者なのか。 上側と下側の世界はどこで交わるのか、最後まで予測できなかった。。。 重く苦しい結末に思わず深い深いため息が出た。。。 しかし、すぐに始めに戻り読み返していた。。。
「王子」という言葉が大好きなわたし。題名に惹かれて手にとった初・初野晴が、「漆黒の王子」でした。 幻想ミステリーなのでしょうか。上の世界としたの世界の物語が続く中、次第につながっていく二つの世界・・。でも、下の世界って現実なのだろうか・・・。何度も読み返したくなります。 氷の剃刀のような紺野は、可...続きを読む哀想でかっこよくて、冷酷。素敵^^ 私の勝手な脳内イメージでは、紺野は豊川悦司さん、高遠は堺雅人さんです。 文章まとまらず、すみませんm(_ _)m
この本はかなり救えない作品です。 それは「ある人」が抱えた凄惨な過去です。 だけれどもこれに関しては注意深く読んでいけば 誰を指すかが分かってくる筈。 本当に暗い、救われない。 だけれども一人だけ光がいます。 そう、ヤクザらしからぬ心を持つ、水樹が。 彼は本当に不思議な奴です。 そしてガネーシャ...続きを読むの真相ですが… これまたあまりにも凄惨な過去が… これはネタバレになるので明かしません。 ファンタジー色がかなり強い作品です。
最近は学園ミステリやファンタジーを中心に 執筆されている作家さんですが是非このタイプの 作品もまた出して欲しい。
うわ、これすんごく好き! 前作「水の時計」もそうだったのだけれど、寓話的要素の絡み方が絶妙だわこの人。雰囲気にとんでもなくやられた~。暗渠の中の物語が特にものすごーく好み! これぞ現代のお伽話という感がある。 「眠りながら死に至る」謎の事件や脅迫メール、犯人「ガネーシャ」の正体といったミステリ部分も...続きを読む魅力的。メールの暗号は得意分野なのでだいたい解けたけど、こういうのも好きだなあ。そしてタイトル「漆黒の王子」の意味も……うわあ、とにかくこれは雰囲気の勝利だ~(もちろん雰囲気だけじゃあないけど)。随所に挿入されたエピソードも、ラストには綺麗に結びついちゃって感動。少し残った謎もまたまた魅力的。個人的評価としてはとことんべた褒め。
読み終えたあと、しばらく虚脱状態に陥っていました。 『水の時計』とはまた違う怪しい雰囲気の物語。残酷なんだけど、どこか哀愁を漂わす文章にただ脱帽。
おもしろかった。こんなところから人を見るなんて不思議だ。今まで感じたことのないさびしさが、読み終わった後にも残る。色々感想述べるほど読めてないと思う。もっと読まなきゃ。いや読みたい。久々のヒットで読書熱が冷めない。
内容はヤクザの抗争と復讐譚+オペラ座を彷彿とさせる暗渠の、どこか童話のような世界の二部構成。この人の話にはいつも「弱者」が出てくるんですが、体だろうと心だろうとみんなどっかに痛みを持っていて偽善の入る隙間はなし。切ないなあ。でも最後に星はどうなったんですかね…
む…難しかった… もう一回読まないとわからないなぁ しかしもう一回読むには辛い厚さだ 復讐をする生き物は人間以外にいないのかな? 人間の敵は人間 人間の味方も人間 人類を滅ぼすのに細菌やウィルスがいるけれど、一番人間を殺しているのは人間なんだろうな 眠り病いいな 眠ったまま死にたい ガネーシャは...続きを読む緩やかな死を与えた 死神より女神に見える 暴力団みたいな死が身近にある環境でも未知の死より暴力の死のほうがいいのかな 僕は未知の死のほうがいいけど 理解しきれなかったからもう一回読んだ 出てくる人は可哀想な人ばかりだ 世界を憎んだ人ばかり 人間の天敵同士が打ち合って死んでしまったら人間の天敵がいなくなってしまうじゃないか みんな初めは優しい心を持っていたのにそれを捨てるくらい辛いことばかり 王子は最後にガネーシャを引き取ったのだろうか 死に場所として自分達の世界を提供したんだろうか 墓掘りがガネーシャの墓を掘ってくれたんだろうか 名もなきガネーシャの位牌にはなんとかかれたのだろう
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
漆黒の王子
新刊情報をお知らせします。
初野晴
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
空想オルガン
シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~
千年ジュリエット
退出ゲーム
つばさスペシャル きみが見つける物語 あこがれのハイスクールライフ!
トワイライト博物館
1/2の騎士
初恋ソムリエ
「初野晴」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲漆黒の王子 ページトップヘ