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Posted by ブクログ
「沈黙の美しさが感じられるひとならば、猫を愛さぬわけはない。」
一時は、家に15〜6匹も猫がいたという、歴史時代作家・大佛次郎先生の、まるごと一冊、全部猫のエッセイである。
猫は大佛氏にとって、地上で最も高貴な生き物であり、同時に最も身近で日常的な存在でもあった。
昔の埃及(エジプト)人がどんなに猫を愛していたか、また、ヨーロッパでは「客間の虎」と呼ばれ、サロンの絹椅子の上に長々と寝そべっているが、日本の猫は田舎の囲炉裏端がお似合いである。
猫は大佛氏にとって趣味ではなく、生活になくてはならない優しい伴侶と言う。
戦時中に疎開しなかったのは、「住み込み」の猫のほかに「通い」でご飯だけ食べに来る猫がいたから、彼らが飢えないようにと慮ってのことだったというから頭が下がる。
猫は祟るという化け猫話に関しては反発があったようだ。
エッセイの他に、巻末には猫の出てくる小説と、いくつかの童話も掲載されている。
沈黙の美しさを愛する、猫好きには愛蔵をおすすめする。
Posted by ブクログ
良質なエッセイだったかと思います! 巻末に収録されていた猫の目線からの短編も良かったと思います…。
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、エッセイなのでそんなに山あり谷ありといった感じのお話ではないのでアレですが…おまけに猫好きではない人が読んだら何が面白いのかもはや理解されませんね!
ヽ(・ω・)/ズコー
それでもまあ、僕は猫好きなので読みましたけれども…僕も猫と暮らしてみたいですけれども、実際暮らしたら暮らしたで色々と大変そう…それに大佛氏が生きた時代と今は違う…放し飼いとか今、されているんでしょうかねぇ? 猫の糞尿問題…昔の人はこれらの匂いは気にされなかったのでしょうか?
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで…推計500匹の猫と暮らした作家さんですけれども、猫との距離感は抜群だったそうで…あんましベタベタしない関係…良いですねぇ…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
表紙買い。開いてみて文体の古さに驚く。
まさか昭和初期の雑誌に掲載されてたエッセイだとは思わなかったのでビックリした。
旧字体もあるため、さくさくとは読めなかった。
編集後書に、差別的だったり、今なら動物虐待に該当するような記述があるが、時世でもあるのであえて残したとある。
確かに子猫を産まれてすぐ捨てるとか、そういった記述もある。
でも猫好きの人間はどの時代でも可愛がるし、人様の家に子猫を勝手に捨てるとか自分勝手な人間もいたりと、変わらないんだなぁ、と思う。
猫が隣の家の鮭の切り身を取ってきちゃった事件でも、戦時中の食事事情(配給制だから)についてわかる。猫話なのに近代史の勉強にもなった。
話中の娯楽芝居とかでも化け猫という演目をあえてとりあげるとか、筆者の猫好き度合いがわかる。
シャム猫が好きだけど、飼ってしまったら他の猫(足が悪い猫とか人間に怪我させられた猫とか)をかわいがれなくなるから、我慢しているとか、読みにくいけど、読むとほっこりする( ´∀`)
高齢になってからのエッセイなので、最近はロックというものが流行ってるらしいとか、若者の流行りについていけてない感じとかがリアル(笑)
ビジュアル系バンドが出たときの父の反応とまったく同じだ(笑)
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小説・文芸
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