猫のいる日々

猫のいる日々

748円 (税込)

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3.9

「ネコは生涯の伴侶」「次の世には私は猫に生まれて来るだろう」と語り、七十五年の生涯で五百匹以上の猫を飼った文豪・大佛次郎。仕事に向かうと極端に無口で怒りっぽくなる心をなごませてくれるのが猫であった。猫は人間に冷淡なので好きだ──そう述懐する著者の猫への眼差しは、どこまでも暖かい。猫に関する小説、童話、エッセイを集大成した猫好き垂涎のロングセラー!

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猫のいる日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初読みの作家ではあるが、若輩の頃に「だいぶつじろう」と読んで恥をかいたという意味では馴染み深い著者。猫エッセイということで購入し、戦前から戦後にかけての文章表現の移り変わりも楽しめた。家に最大で15匹の猫がいる生活があまりに飄々と書かれているが、たいへんだったろうと思う。巻末の小説、童話も味わい深い

    0
    2017年08月26日

    Posted by ブクログ

    前半は猫のエッセイ。後半は猫の短編小説。時代的には昭和初期から。猫に対して酔狂な雰囲気ではなくどちらかというと優しさとか短編小説の方は可愛らしさみたいなものを感じる。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    「沈黙の美しさが感じられるひとならば、猫を愛さぬわけはない。」
    一時は、家に15〜6匹も猫がいたという、歴史時代作家・大佛次郎先生の、まるごと一冊、全部猫のエッセイである。
    猫は大佛氏にとって、地上で最も高貴な生き物であり、同時に最も身近で日常的な存在でもあった。
    昔の埃及(エジプト)人がどんなに猫

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    ねこねこねこ、でした。

    猫好きさんならば、
    ずーっと読んでいたい甘い蜜。

    (ねこは私にとって甘い蜜)

    筆者にとってねこは、同胞であり、
    子供のようなものであったと思うけれど
    (ここまでは私も同じ)

    少し離れた場所から、
    淡々とお話されるのが良いのでした

    0
    2020年07月17日

    Posted by ブクログ

    良質なエッセイだったかと思います! 巻末に収録されていた猫の目線からの短編も良かったと思います…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、エッセイなのでそんなに山あり谷ありといった感じのお話ではないのでアレですが…おまけに猫好きではない人が読んだら何が面白いのかもはや理解されませんね!

    ヽ(・ω・)/

    0
    2018年06月25日

    Posted by ブクログ

    大佛次郎記念館に先日行ったので。
    猫に関するエッセイや短い物語、童話がたくさん詰まった本。
    生涯に飼った猫の数500以上はすごすぎる…
    私もねこに黙って囲まれながら死にたいなぁ。
    猫への深い親愛が感じられた。

    0
    2022年05月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても親しみの持てる、大佛次郎氏による猫のエッセイと小説。WW2と時期が重なっていた、つまり戦時下の猫たちの様子も語られている。なんといっても良いのは、軽妙で味わい深く、「こいつめ」と愛情深く猫を見ながら語るような眼差しだと思う。大佛さんの猫好きはちくまの「猫の文学館」から知ったのだが、本著はそれで

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙買い。開いてみて文体の古さに驚く。
    まさか昭和初期の雑誌に掲載されてたエッセイだとは思わなかったのでビックリした。
    旧字体もあるため、さくさくとは読めなかった。

    編集後書に、差別的だったり、今なら動物虐待に該当するような記述があるが、時世でもあるのであえて残したとある。
    確かに子猫を産まれてす

    0
    2018年04月13日

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