残酷な王と悲しみの王妃

残酷な王と悲しみの王妃

572円 (税込)

2pt

運命の支配か、宿命への挑戦か――。エリザベス一世と熾烈な闘いを繰りひろげたメアリー・スチュアート。血族結婚くりかえしの果てに生を受けたハプスブルクの王女マルガリータ・テレサ。強烈すぎるロシア皇帝イワン雷帝に嫁いだ七人の王妃たち……。数百年の時を越え、王族の生々しい息遣いがここに甦える。『恐い絵』の著者がヨーロッパ王朝の光と闇を辿る歴史読み物。 ※本電子書籍に図版等は収録されていません。

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残酷な王と悲しみの王妃 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    中野京子さんの本は、膨大な歴史と芸術に関する知識をテーマ縛りで解説してくれるので大変わかりやすく面白い。

    この本も、王と女王の関係をテーマにオムニバス形式でまとめられている。

    プリンセスと聞いてディズニー映画を想像したらとんでもない。

    ハプスブルク家の血縁結婚、幽閉される王女、イワン大帝の顔の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月09日

    学部時代に美術史をかじったときに先生が”絵というのは、その歴史と合わせて見ないと全然面白くないのよ”とおっしゃっていたのを思い出した。
    本当にその通りだと思う。
    いくつかの王家についてのドラマを、話ごとに特定の女性に焦点をあてて描き出している。
    当時の王政を世界史で習ったときにどうしてこんなことが起...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月22日

    絵はただ鑑賞するもので背景までは気にしてませんでした。
    でも背景や時代背景を知ると辛いし怖くもありますね。
    まさに女性がモノ扱い。

    やっぱり中野さんの本はおもしろいなぁ。

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    Posted by ブクログ 2017年04月02日

    怖い絵で気になっていた中野京子さんという事、題名と表紙のラス・メニーナスに惹かれて。
    中野京子独特の語り口が心地よく面白い。

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    Posted by ブクログ 2013年11月10日

    この時代の女性の扱いというか、地位が怖いまでにわかる一冊。でも個人的にイワン雷帝が好き。もっと穏やかというか、幸せに?朗らかに?過ごせればと、願ってみたり。ベラスケスの偉大さも分かる一冊。ヘンリー8世は好きになれないが、エリザベス1世も好きにはなれない。読む人によって肩入れする人は大きく変わりそう。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月27日

    まごうことなき一般人の私、王や王妃、王子様お姫様などまるで別世界の話。

    ヒラヒラ美しいドレスを着て、社交パーティーに習い事、たくさんの召使いを従えて蝶よ花よとチヤホヤされて生きている…そんな貧相なイメージを大雑把に持っていて、そこに中野さんの絵画エッセイから、時代の激動に巻き込まれて悲しい運命を辿...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月30日

    本当は「怖い絵」を買おうと思ったのですがイマイチ食指が動かず、こちらを。
    こういう話、大好き。
    しかし昔のヨーロッパは、国を越えると同一人物でもゲオルクがジョージになったり、従兄弟や義姉、叔父と結婚してみたり血筋が濃いわで大変なことになってるな……。
    絶対生まれてなくてよかったと思ったのはロシア。夫...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月01日

    メアリー・スチュアートとエリザベス1世、歴史上の勝者は後者だったが、果たして一人の人間としてはどうだったか…。長年の謎が、すっきりと氷解した!マルガリータは幸せな王女だったのか?絵の中に閉じ込められた不思議を、深い歴史と共に紐解ける、興味深い一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2014年03月21日

    世界史だけはどうしてもできなかったわたしが中野女史の本はとても面白く読めるのは彼女の筆力ゆえ?今回もわかりやすくさくさく読めました。ただの壁に掛けられた絵が生々しく動き出す瞬間は毎回ぞわざわします。しかし女性に対する肩入れ具合を見ているとなかなか女史自身も生きづらい方なのではといらん心配をしてしまう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月26日

    中野京子氏の語り口は独特で、歴史上の人物に対する感情がはっきりと伝わってくる。
    時に自分の抱く像とは異なり、反発を覚えつつも、
    新しい切り口に興味を覚える気持ちのほうが勝る。

    ベラスケスの絵にのこされたマルガレーテ王女など、歴史上であまり有名ではない人物が、動きを伴って見えてきたり、とても楽しんで...続きを読む

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