印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

990円 (税込)

4pt

時代とともに、絵は変わる。
でも、“人間の心”は変わらない。

19世紀後半のフランスに起こった絵画運動で、現代日本でも絶大なる人気を誇る「印象派」。“光”を駆使したその斬新な描法によって映し出されたのは、貧富差が広がる近代の「矛盾」という“闇”でもあった。マネ・モネ・ドガからゴッホまで、美術の革命家たちが描いた“ほんとうのもの”とは――。
*電子版では、絵画の多くをカラー画像で収載しています。
*著者の話題作『「怖い絵」で人間を読む』につづく〈ヴィジュアル新書〉第2弾!

[内容]
第1章 新たな絵画の誕生
第2章 「自然」というアトリエ
第3章 エミール・ゾラをめぐる群像
第4章 キャンバスに映されたパリ
第5章 都市が抱えた闇
第6章 ブルジョワの生きかた
第7章 性と孤独のあわい
第8章 印象派を見る眼

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印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    印象派絵画からフランスの近代化の過程学べる
    非常にわかりやすい!作中にレミゼラブルが出てきて、映画を見たことが思い出された。中野先生の本をもっと読んでみたい!

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    「印象派の画家が何を描いたのか」を切り口にして、主にフランスの近代史を知る

    いやー面白かった!!
    自分が本屋するとしたら、こういう「"ある視点"からみた歴史」って本棚作るなぁ笑

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    印象派が現代人、日本人に受け入れられやすいこと、それが何故なのかということが分かりやすく書かれていて面白かった。
    時代背景もセットで面白いから学生の時知れてたら賢くなったかもな〜〜
    美術が何もわからなくても浅く理解できたのですごくいい本だなと思う。もっとわかる人はもっと面白いかも知れない。
    綺麗な絵

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    絵の実物をたくさん入れてくださってありがとうございます!中野京子先生の本全部読みたい!
    浮世絵は印象派ほどはやらなかった、版画だし紙は保たない、なにより宣伝が下手…etc

    0
    2022年03月12日

    Posted by ブクログ

    西洋画や印象派について、知識が全くなくても読み進めることができるわかりやすい本。
    代表的な絵のポイントも簡潔に書かれていて面白い。

    0
    2018年07月11日

    Posted by ブクログ

    印象派絵画を、時代背景をもとに解説していく。社会や政体の変遷であったり、工業化と貧富の格差であったり、男女間の事情や社会的立場であったり、確かにその背景を理解すると、絵画の鑑賞に深みが増してくる。取り上げられるのは、有名な絵画ばかり。26作品はカラーで、1000円でこの内容なら納得だ。非常に楽しく読

    0
    2017年08月12日

    Posted by ブクログ

    絵(美術)は解説されるものではなく感じるもの。…そんな風に言われそう思ってきたけれど 気にいった絵や世界的に評価されている絵の事はもっと知りたい。           
    文化の違う外国での作品の背景を知りたい。
    そんな欲求に答えてくれるのが中野京子さん。

    本書は印象派を取り上げ解説。
    とてもおもし

    0
    2012年01月30日

    Posted by ブクログ

    [追記]
    こないだ頂いたポストカードがドガだった。
    今までだったら、単なる「ドガのバレエの絵」だったが、
    この本をよんだおかげで、この絵の背景や登場人物が何を表現しているかが、わかって絵の見方がかわった。

    知識というのが、見方をかえる。ということがよくわかった。
    -----------------

    0
    2011年10月29日

    Posted by ブクログ

     中野氏の著作はどれも面白く読んでいるが、今回も良かった。
     印象派の絵画とその時代。元々モネやゴッホなど、この時代の絵画で好きな画家が多いので、絵画とその時代背景など、これまでの著作で取り上げられた作品よりは多少知識があったけれど、それでも余り興味のなかった画家については殆ど知らなかったので、今回

    0
    2011年09月05日

    Posted by ブクログ

    印象派作品は明るく、わかりやすく、心を癒し、市民階級の日常を肯定してくれる。

    だから、市民階級にとって、身近なものに感じて、多くファンに受け入れられた。

    印象派と浮世絵(ジャポニズム)のマーケティングの違い。

    印象派は、作家やその理解者(ギャラリーオーナー)などが、その作品の良さを理詰めで発信

    0
    2025年09月23日

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