伝統・芸能・美術 - NHK出版作品一覧
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4.2時代とともに、絵は変わる。 でも、“人間の心”は変わらない。 19世紀後半のフランスに起こった絵画運動で、現代日本でも絶大なる人気を誇る「印象派」。“光”を駆使したその斬新な描法によって映し出されたのは、貧富差が広がる近代の「矛盾」という“闇”でもあった。マネ・モネ・ドガからゴッホまで、美術の革命家たちが描いた“ほんとうのもの”とは――。 *電子版では、絵画の多くをカラー画像で収載しています。 *著者の話題作『「怖い絵」で人間を読む』につづく〈ヴィジュアル新書〉第2弾! [内容] 第1章 新たな絵画の誕生 第2章 「自然」というアトリエ 第3章 エミール・ゾラをめぐる群像 第4章 キャンバスに映されたパリ 第5章 都市が抱えた闇 第6章 ブルジョワの生きかた 第7章 性と孤独のあわい 第8章 印象派を見る眼
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4.1著者初、美術の入門書。 2500年もの歴史をもつ「西洋美術」。その膨大な歴史や作品を理解するのは至難の業だ。しかし、5つの様式から「大づかみ」で概観すれば、「この時代の作品はこんな感じ」という全体像が見えてくる。キーワードは「感性」。古代から20世紀まで、約40点の名作を鑑賞して、感じたことを言葉にしてみれば、作品理解がぐっと深まる。「ルネサンスはなぜ重要なの?」「マネの何が革新的なの?」「ピカソはなぜ不思議な絵を描くの?」。美術館に行くと、まず解説を読んでしまう鑑賞法から卒業できる、新感覚の美術入門! カラー口絵32ページ。
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3.0「女性像」で西洋美術史を読み いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム=ファタルに魅了されたクリムト……古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはいかに生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方を明らかにすることで、知られざる名画誕生の舞台裏に迫る。西洋絵画の画題の多くを占めてきた女性像に注目するのみならず、「描く」側として自らの芸術を切り開いてきた女性画家にもスポットを当て、西洋美術史の新たな姿を描き出す。カラー図版多数を交え、当代きっての名案内人が、やさしく、深く解説する。
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4.0あの有名な画家――その最後の作品を知っていますか? ルネサンス、バロック、印象派……もう、そんな西洋絵画の解説は聞き飽きた。知りたいのは「画家は、何を描いてきたか」、そして「最後に何を描いたか」。彼らにとって、絵を描くことは目的だったのか、それとも手段だったのか―。ボッティチェリからゴヤ、ゴッホまで、15人の画家の「絶筆」の謎に迫る。 *電子版では、絵画はすべてカラーで収載しております。 [内容] 第1部 画家と神──宗教・神話を描く I ボッティチェリ『誹謗』──官能を呼び起こせし者は、消し去り方も知る II ラファエロ『キリストの変容』──バロックを先取りして向かった先 III ティツィアーノ『ピエタ』──「幸せな画家」は老衰を知らず IV エル・グレコ『ラオコーン』──新しすぎた「あのギリシャ人」 V ルーベンス『無題』──「画家の王」が到達した世界 第2部 画家と王──宮廷を描く I ベラスケス『青いドレスのマルガリータ』──運命を映し出すリアリズム II ヴァン・ダイク『ウィレム二世とメアリ・ヘンリエッタ』──実物よりも美しく III ゴヤ『俺はまだ学ぶぞ』──俗欲を求め、心の闇を見る IV ダヴィッド『ヴィーナスに武器を解かれた軍神マルス』──英雄なくして絵は描けず V ヴィジェ=ルブラン『婦人の肖像』──天寿を全うした「アントワネットの画家」 第3部 画家と民──市民社会を描く I ブリューゲル『処刑台の上のかささぎ』──描かれたもの以上の真実 II フェルメール『ヴァージナルの前に座る女』──その画家、最後までミステリアス III ホガース『ホガース家の六人の使用人』──諷刺画家の心根はあたたかい IV ミレー『鳥の巣狩り』──農民の現実を描いた革新者 V ゴッホ『カラスのむれとぶ麦畑』──誰にも見えない世界を描く 関連画家年表
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見る者を圧倒する迫力と美しさ。現地にいるかのように、見て、感じる仏像の本 NHK趣味どきっ!で放送された「アイドルと巡る仏像の世界」(2020年)、「アイドルと旅する仏像の世界」(2021年)、「関東 会いに行きたい仏さま」(2023年)の番組テキストを元に編む"仏像ビジュアルブック"。番組テキストで紹介した仏像を厳選して掲載。実際に鑑賞するときと同じ環境・視線で撮影された写真は、公式の資料写真として撮影された仏像専門のカメラマンの作品とは異なり、仏像をはるかに身近に感じさせ、その存在感は見る者を圧倒する。約120体の仏像を、テキスト未掲載のカットも新たに加えた約180点の写真で紹介。この本でしか見ることができない仏像の写真が満載の、愛好家もビギナーも納得の1冊。 *電子書籍版には一部収録していない写真がございます。あらかじめご了承ください。 【主な内容】 Part.1 三尊像 薬師寺 薬師如来三尊像/醍醐寺 薬師如来及両脇侍像/醍醐寺 薬師如来及両脇侍像/三千院 阿弥陀三尊像/浄土寺 阿弥陀三尊立像 Part.2 如来 唐招提寺 如来形立像/興福寺 釈迦如来像頭部/興福寺 仏頭/飛鳥寺 飛鳥大仏(釈迦如来坐像)/萬福寺 釈迦如来坐像/室生寺 釈迦如来立像/五百羅漢寺 釈迦如来坐像/深大寺 釈迦如来像/清凉寺 釈迦如来立像/中尊寺 金色堂諸像/法界寺 阿弥陀如来坐像/道成寺 五劫思惟阿弥陀如来像/泉涌寺 三世仏/新薬師寺 薬師如来坐像/東大寺 盧舎那仏/円成寺 大日如来坐像/興福寺 弥勒如来坐像/薬師寺 弥勒如来坐像 Part.3 菩薩 薬師寺 聖観世音菩薩像/鞍馬寺 聖観音菩薩立像/唐招提寺 十一面観音立像/室生寺 十一面観音菩薩立像/聖林寺 十一面観音立像/長谷寺 十一面観世音菩薩立像/法華寺 十一面観音菩薩立像/羽賀寺 十一面観音菩薩立像/興福寺 千手観音菩薩立像/唐招提寺 伝獅子吼菩薩立像/唐招提寺 伝衆宝王菩薩立像/醍醐寺 如意輪観音坐像/泉涌寺 楊貴妃観音像/醍醐寺 弥勒菩薩坐像/萬福寺 弥勒菩薩(布袋)坐像 Part.4 明王・天部 醍醐寺 不動明王坐像/真木大堂 大威徳明王像/醍醐寺 五大明王像(霊宝館・平成館)/醍醐寺 五大明王像(霊宝館・仏像棟)/鞍馬寺 毘沙門天立像/鞍馬寺 兜跋毘沙門天立像/道成寺 毘沙門天王像/長谷寺 難陀龍王立像/萬福寺 韋駄天立像/鞍馬寺 吉祥天立像/新薬師寺 十二神将立像/興福寺 八部衆立像 Part.5 羅漢ほか 興福寺 無著立像/興福寺 世親立像/奈良国立博物館 伽藍神立像/醍醐寺 帝釈天騎象像/白毫寺 閻魔王坐像/大報恩寺(千本釈迦堂) 十大弟子立像/萬福寺 十八羅漢像/五百羅漢寺 五百羅漢像 磨崖仏(臼杵磨崖仏・大野寺 磨崖仏) 仏像が生まれるまで 仏像のつくり方 仏像解説 所蔵元・収蔵元情報
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4.4過剰で派手な「縄文」と簡潔で優雅な「弥生」。2つの軸で古代から現代までの日本美術を軽やかに一気読み! なぜ独創的な絵師が美術史から締め出されたのか? 雪舟、等伯、若冲らは何がすごいのか? 日本的想像力の源流とは? 国宝、重文を含む傑作61点をオールカラーで掲載した、著者初の新書! 序 章 日本美術の逆襲 第一章 なぜ独創的な絵師が締め出されたか 第二章 「ジャパン・オリジナル」の源流を探る 第三章 「縄文」から日本美術を見る 第四章 「弥生」から日本美術を見る 第五章 いかに日本美術は進化してきたか 終 章 日本美術の底力とは何か
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3.8フランスの栄華をきわめたヴェルサイユの歴史。なかでも最も魅惑的な人物として語り継がれる悲劇のヒロイン、マリー・アントワネット─その三十八年の生涯を、「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展」の出展作品を題材にしながら紡いでいく。王妃の運命を決めた〈偶然・暗転・想定外〉(コラム)を収載。(本書はカラー写真を含みます) [内容] 第1章 ハプスブルク家のプリンセス 第2章 変わりはじめた国際地図 第3章 嫁ぎ先ブルボン家 第4章 王太子妃としての生活 第5章 神に選ばれた王妃 第6章 ロココの薔薇 第7章 忍び寄る革命 第8章 「パリへ!」 第9章 逃亡失敗とフェルゼン 第10章 引き裂かれた家族 第11章 忘れ得ぬ王妃
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4.3その画家はなぜ、強烈に「知」を求めたのか──? 近代の夜明け前、フンボルトやリンネ、ダーウィンよりはるか昔に、昆虫学という学問が存在しないなか独学で研究を行い、メタモルフォーゼ(変態)の概念を絵によって表現、さらに大西洋を渡って南米を調査旅行し、昆虫や植物の姿を生き生きと描写した破格の女性が17 世紀にいた。小さな虫の中に「神」を見たその女性、マリア・シビラ・メーリアンとは何者だったのか──。科学と芸術が混じり合った豊かな時代の輝かしい偉業を、中野京子が生き生きと蘇らせる。2002 年刊の幻の名著、『情熱の女流「昆虫画家」──メーリアン波乱万丈の生涯』が満を持して復刊!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「童子」シリーズの彫刻家として、また奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親としても知られる籔内佐斗司が、仏像制作・修復の現場で培った経験と、カミとホトケが結びついた日本特有の仏教観を軸に、私たち日本人が忘れつつある心の風景を映し出します。 「ホトケ」という言葉の由来から、ホトケの姿とその意味、仏像解体新書、ワンランク上の仏像鑑賞術まで。 Q&Aスタイルの本文には仏像写真やイメージ写真が満載。丁寧なイラスト解説に、実作者ならではの仏像解体の図版も付した、読んで楽しく見てうれしい、“籔内佐斗司流”仏教入門書です!