池上英洋の一覧
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ユーザーレビュー
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「どんな人がなんのために描かせたのか」「なぜその題材に需要があったのか」って視点は美術鑑賞する上で今まであんまり気に留めてなかったけど、そこを意識すると今までよりもっと美術館が楽しくなりそう!
パトロンがついたメディアとしての美術品って視点で、今まで見てきた絵画や彫刻をもう一度見てみたくなってきた。
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Posted by ブクログ
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西洋美術史の入門書
・識字率の低い時代において絵画が最大のメディアだった。現代はかつての役割から、趣味的な自己表現のツールとなっている。
・サン・ピエトロ大聖堂はカトリックの総本山。バロック調。
・アーツ・アンド・クラフツは、産業革命の反動としての家内制手工業や中世的装飾への回帰。
・アール・ヌーヴ
...続きを読むォーは、中性的な植物や昆虫などの有機的素材をモチーフにしている。
・印象派の代表モネは、自然界に存在しない黒を使わず、混色を避けた明るい色使いになっている。
・1世紀の初期キリスト時代には偶像崇拝は禁止されていた。
Posted by ブクログ
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随分前にセールで安くなってたから購入。時を経て、印象派たんへ行く前に知識をつけてから行こうと思って読み始め。(なお、展示会には間に合わなかった)
これはめちゃくちゃ面白い。良書。美術史とはつまり人間の歴史を見ることである。いやむしろ人間の歴史がわからないと読み解けない。「なぜそのような作品がその時
...続きを読む代にその地域で描かれたのか、そしてなぜ流行ったのか」という美術が成り立つ背景を見ていく必要があり、それによっていままでモヤがかかっていたような「美術への理解」がどんどん鮮明になり面白い。
本書は絵画をベースに見方を書いていくのではなく、歴史をベースに「何が起こったからどういう絵が求められたのか」を書いてくれるので歴史に沿って理解を進めることができる。これを読んでいると学生時代の覚える勉強も大事だということがよくわかる…そして私は世界史専攻ではなかったので正直全くわからない。
絵はパトロンがいるから描かれるのだが、宗教的な美術を求められた時代から商人や市民がパトロンとなり美術を求めた時代への変遷、それに伴う技法の変化が面白い。そして印象派の異端さ。印象派についてはもっと詳しく知りたいので別の本を読む。
あくまでも入門かつ高校生向けということもあり深みまでは書かれていないが興味を持つには十分だった。巻末には推薦文献リストも豊富にあるので欲しい本が増えてしまった。読むのが楽しみ。この方の授業を受けられる学生は幸せだと思う。
メモ
・昔の西洋社会は識字率が低いため絵画が最大のメディアだった
・美術史とは人間をより深く理解するための学問のひとつ
・主題の選択と流行には、必ず何かしらの理由がある。美術史は社会を知るための手がかりとなりうる。
・必要性がない限り絵が描かれることはない。
・必ず買う人(パトロン)がいるから創られる。
Posted by ブクログ
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美術史に関しての初めての1冊でしたが、美術の読み解き方や歴史など初心者に優しくかつ網羅的に書いてあった。
Posted by ブクログ
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イタリアの22都市の話を
歴史エピソードを加えて語っている。
その語り口が絶妙であり、
「行ってみたい」と思わせる内容に満足している。
Posted by ブクログ
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