虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯

虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯

1,320円 (税込)

6pt

4.3

その画家はなぜ、強烈に「知」を求めたのか──?

近代の夜明け前、フンボルトやリンネ、ダーウィンよりはるか昔に、昆虫学という学問が存在しないなか独学で研究を行い、メタモルフォーゼ(変態)の概念を絵によって表現、さらに大西洋を渡って南米を調査旅行し、昆虫や植物の姿を生き生きと描写した破格の女性が17 世紀にいた。小さな虫の中に「神」を見たその女性、マリア・シビラ・メーリアンとは何者だったのか──。科学と芸術が混じり合った豊かな時代の輝かしい偉業を、中野京子が生き生きと蘇らせる。2002 年刊の幻の名著、『情熱の女流「昆虫画家」──メーリアン波乱万丈の生涯』が満を持して復刊!

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虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    虫を描く女−描くだけではなく、採取して育てて、観察して、標本にして…そして絵に描いて、銅板を彫って版画にして、出版した女性!その上、南米まで出かけて熱帯の虫まで描いたというからビックリです。
    なぜ、マリア・メーリアンはこんなにも虫に情熱を傾けたのか?その生涯と作品を紹介した一冊。
    オランダ東インド会

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    300年以上も前にこのようなパイオニアの女性がいたことに驚かされる。しかも当時の昆虫学と絵画の両方を極限まで突き詰めて。
    マリア・シビラ・メーリアンという女性の生涯、出生から子供時代、結婚、離婚、病気、母親、画家であり商人、そして南アメリカのスリナムへの冒険ともいえる挑戦はどこを切り取っても魅力があ

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    マリア・シビラ・メーリアン。
    ダブリン大学の蔵書に関する勉強中、不意に出会った女性。
    ドイツではお札の顔にまでなっているとのことだが、日本ではこの手の分野は、ファーブルおじさん一択である。
    ボタニカルアートが好きで、魅入られるまま関連書物を検索すると、なんと中野京子大先生の著作。読むしかなかった。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    古くは『堤中納言物語』内の10話ある短編の一つとして、「虫めづる姫君」が紹介されている。化粧をすればそこそこなのに、、身なりに構わず昆虫に夢中である。ちょっかいをかけようとした若君は退散するが、西洋の虫めづる女性は結婚し、子供も産み、昆虫の絵を書くことを職業にさえした。しかしやはり、女性ならではの差

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    小さな虫の中に「神」を見た、植物画家で昆虫学者
    マリア・シビラ・メーリアン(1647~1717)
    ドイツ紙幣、500マルク札と切手の肖像画の女性。私は名前どころか、存在さえ知らなかった。

    今でこそ女性が堂々と昆虫好きなどと言えるが、
    昆虫どころか薬草を摘んで煮ていても怪しい女と
    見られ、魔女だと密

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    17世紀、ゴシック期のドイツに生まれたマリア・メーリアン。
    彼女の虫を愛で、描き、探究する、波乱の、不屈の人生を
    精密で美しい作品を添えて紹介する。
    ・はじめに
    第一章 フランクフルト時代(~18歳)
                   ――小さき虫に神が宿る
    第二章 ニュルンベルク時代(~38歳)
      

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    植物昆虫学者としてまた画家として素晴らしい業績を残し、また2人の女の母としての行動力など生命力に溢れたマリア・メリーアンの人生。
    沢山の挿画ありその素晴らしさが伝わってきました。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    葉を食べる芋虫が、蛹となり、蝶や蛾になり飛び立つ。メタモルフォーゼ。本能の赴くままに動いて、時が来て、変態する。偶然おかれた環境で、生き物がそれぞれ行動し、自然界を成り立たせている。…フランクフルトの版画工の後妻の子として生まれる。父の死後、実家を追い出され、母の再婚相手の元で暮らす。孤独な少女が出

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    売り文句として「昆虫学の先駆」、「リンネ、ダーウィンよりも昔に研究を行い~」という人物の伝記であり、「マリア・メーリアン」という名前は一切知らない状態で読み始めたが、非常に興味深く読むことができた。
    まだ近代科学が発達する前で昆虫学もない(おそらく生物学もなく、博物学が大勢を占める)時代に、変態含め

    0
    2025年05月04日

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