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スイスの一豪族から大出世、偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。ヨーロッパ史の中心に身を置き、その荒波に翻弄されながら、運命と闘い精一杯に生き抜いた王や王妃のドラマを、名画に寄り添いながら読み解く。血の争いに明け暮れた皇帝、政治を顧みず錬金術にはまった王、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃――。絵画全点、カラーで収録。
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Posted by ブクログ
絵の中では優雅におすまし顔している彼彼女たちの姿と、血生臭くドロドロしたエピソードとのギャップが面白い。 ハプスブルク家の歴史を追う形で紹介されているのも、また人物ひとりひとりに焦点を当てた解説も、読んでいて分かりやすい上に物語として読めて面白い。 あと人間関係の淀みや深さもたっぷり味わえて楽しい...続きを読む。 個人的に、ナチスが「第三帝国」と名乗っていた理由やスペインが「日の沈まぬ国」と呼ばれていた理由など、なんとなくでしか知らなかった知識をちゃんと理解できたのが嬉しい。 アルチンボルトの「ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世」の肖像画が、 一見しただけでもインパクトとユーモアがあるのに、解説を読んだ後だとより面白く、また違う意味での興味深さが広がったのが良い体験だった。
中野さんにとってベラスケスの『ラス・メニーナス』は格別の思いがある作品のようだ。著作『名画で読み解くハプスブルク家12の物語 』『怖い絵2』『残酷な王と悲しみの王妃』に登場し、そのうち『残酷な王と悲しみの王妃』では表紙を飾っている。可愛らしい王女の表情とは裏腹に、彼女の運命はなんとも痛ましい。 ...続きを読む かつては日の沈まざる帝国と呼ばれ、広大な領土を結婚によって築いたハプスブルグ家が辿った運命と、彼らに関連した12の絵を絡めて綴ったのが本書である。ヨーロッパに旅行に行くと、必ずどこかの国で「ハプスブルグ家ゆかりの云々」といった遺跡にゆきあう。考えてみれば不思議な一族である。初めから名門だったわけではなく、豪商だったわけでもないのに、華麗なる一族であるかのように説明される。だが、「じゃあ今のどこの国の国王だったの?」と聞かれても、ひとことでは答えにくい。 ハプスブルグ家の特徴は高貴な青い血で、それ故にあがめられたが、青き血故に不幸になった人もいる。『ラス・メニーナス』のヒロインもその一人だ。『残酷な王と悲しみの王妃』では、いくぶんソフトな言い方もされているが、伯父と姪の近親婚により生まれた彼女は、母の弟―実の伯父の元に嫁いで若くして亡くなる。小姑が母であり祖母が姑になるという、書いていてもよくわからない間柄がいく代にも続いた結果、彼女の弟はどうみても正常とはいえない精神的気質を持って生まれる。「高貴な血を下賤の血と混ぜ合わせてはならない」という考えを優先させた結果、彼は後継者を生む能力すらないまま世を去る。彼の肖像画も残されており、病人のような顔で表情も堂々たる王のそれではない。絵は、写真がなかった時代の唯一の証拠みたいなものだが、こうして何世紀にもわたってその異常さが喧伝されるのは哀れとも言える。
中野御大に大きな大きな拍手を送りたい。あなたのおかげで、絵画に潜むそのストーリーを面白おかしく知ることができていますありがとう。時たま挟まれる、中野御大の毒舌っぷりが、いいアクセントになっていて心地いい。でも本当にすみません、やっぱり登場人物の名前は覚えられない!大枠を楽しく学ぶには中野御大が一番で...続きを読むすわ。
するする読めました!血族結婚の歴史が気になり読み始めました。婚姻関係が複雑で、名前も似通っていて、難しい所もありましたが、面白すぎました! 特にフアナの話が印象に残っています。
中野さんの本をきっかけに、ハプスブルク家、王家にハマっている。絵画は写真のなかった時代の記録として後世にいろんなことを伝えてくれる。 しかし、別の国にからんだヨーロッパが複雑すぎて全然記憶できない。
こういう世界史の本は初めて読んだが、200ページちょいで、わかりやすくまとめられていて面白かった。 とくに、ライヒシュタット公の話は印象に残っている。野心はあるが、生来の体の弱さや、ハプスブルク家の人間からの冷たい目などから何もできずに一生を終えるという儚さはなんとも言えない感情を与えるモノだと思っ...続きを読むた。 このハプスブルク家の650年にここまで濃密な物語があるとは思わなかった。改めて歴史という面白さを感じた作品だった。
メディチ家の非常に面白かったので、購入。期待通りの内容でした。まぁ知ってることの方が多かったので、星は4つにしておきますが、素晴らしい本でした。次はどの家柄のやつを読むか悩むなー。これは全シリーズを制覇しようと思います!
中野京子さんの「名画で読み解く」のハプスブルク家です 約700年に渡りヨーロッパの広大な地域を支配した名門です もうぐちやぐちゃぐちゃw 家訓は「戦争は他の者にまかせておくがいい。幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」ということでね 婚姻政策により支配を広げていったんですな 先日読んだプ...続きを読むロイセンのホーエンツォレルン家も絡んでくるし、ナポレオンなんかも家系図にかすってくるんよな 一方で血族結婚も繰り返していたためにもう血が濃いのよ そのせいもあってハプスブルク家と言えばでっかく突き出たアゴと下唇の腫れた受け口なのよ だからごめん正直美人さんのお姫さまとかはあんまり出て来ない でさ、一緒くたに語ると怒られそうだけど、競走馬(サラブレッド)の世界も割と近親交配を繰り返してるのね そしてこの時にあまりに血が近いと、ものすごいスーパーホースか、とんでもく気性が荒いか、ものにならないくらい体が弱いかになっちゃうんだけど、ハプスブルク家もだいたいそんな感じなんよな だからもう逸話にことかかない そしてハプスブルク家一番の有名人はなんといってもマリー・アントワネットよね ハプスブルク家の婚姻政策の犠牲になったプリンセスと言えなくもないんだけど、やっぱちょっと狂ってたところもあったと思うんよな 絵画も素晴らしかった 絵画でしか表現できないことってあると思うんよな このシリーズ読み進めたいと思ってるので、次回忘れなかったらその辺のこともあらためて考えてみたい あと最後になりましたが、みんな気になってること書いておきます おっぱいでかい人は出てきませんでした 残念
世界史面白い、、 ハプスブルク家について広く浅く書いてある&肖像画でイメージもしやすくて初学者にはちょうど良かった。 マリアテレジアに興味が出たから、マリア・テレジアにフォーカスした作品も読んでみたい
ミュージカル好きなら通らざる得ないハプスブルク王朝。どこを切り取ってもドラマチックで刺激的。 ルドルフ1世からの家系図もあり、オーストラリアハプスブルク家とスペインハプスブルク家の関係性も分かる。後半は写真もあって、名画とは違うドキドキ感を味わえました。
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名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語
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中野京子
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