名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

ビジネス・実用
1,078円 (税込)

5pt

スイスの一豪族から大出世、偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。ヨーロッパ史の中心に身を置き、その荒波に翻弄されながら、運命と闘い精一杯に生き抜いた王や王妃のドラマを、名画に寄り添いながら読み解く。血の争いに明け暮れた皇帝、政治を顧みず錬金術にはまった王、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃――。絵画全点、カラーで収録。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    絵の中では優雅におすまし顔している彼彼女たちの姿と、血生臭くドロドロしたエピソードとのギャップが面白い。

    ハプスブルク家の歴史を追う形で紹介されているのも、また人物ひとりひとりに焦点を当てた解説も、読んでいて分かりやすい上に物語として読めて面白い。
    あと人間関係の淀みや深さもたっぷり味わえて楽しい。

    個人的に、ナチスが「第三帝国」と名乗っていた理由やスペインが「日の沈まぬ国」と呼ばれていた理由など、なんとなくでしか知らなかった知識をちゃんと理解できたのが嬉しい。

    アルチンボルトの「ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世」の肖像画が、
    一見しただけでもインパクトとユーモアがあるのに、解説を読んだ後だとより面白く、また違う意味での興味深さが広がったのが良い体験だった。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

     中野さんにとってベラスケスの『ラス・メニーナス』は格別の思いがある作品のようだ。著作『名画で読み解くハプスブルク家12の物語 』『怖い絵2』『残酷な王と悲しみの王妃』に登場し、そのうち『残酷な王と悲しみの王妃』では表紙を飾っている。可愛らしい王女の表情とは裏腹に、彼女の運命はなんとも痛ましい。

     かつては日の沈まざる帝国と呼ばれ、広大な領土を結婚によって築いたハプスブルグ家が辿った運命と、彼らに関連した12の絵を絡めて綴ったのが本書である。ヨーロッパに旅行に行くと、必ずどこかの国で「ハプスブルグ家ゆかりの云々」といった遺跡にゆきあう。考えてみれば不思議な一族である。初めから名門だったわけではなく、豪商だったわけでもないのに、華麗なる一族であるかのように説明される。だが、「じゃあ今のどこの国の国王だったの?」と聞かれても、ひとことでは答えにくい。

     ハプスブルグ家の特徴は高貴な青い血で、それ故にあがめられたが、青き血故に不幸になった人もいる。『ラス・メニーナス』のヒロインもその一人だ。『残酷な王と悲しみの王妃』では、いくぶんソフトな言い方もされているが、伯父と姪の近親婚により生まれた彼女は、母の弟―実の伯父の元に嫁いで若くして亡くなる。小姑が母であり祖母が姑になるという、書いていてもよくわからない間柄がいく代にも続いた結果、彼女の弟はどうみても正常とはいえない精神的気質を持って生まれる。「高貴な血を下賤の血と混ぜ合わせてはならない」という考えを優先させた結果、彼は後継者を生む能力すらないまま世を去る。彼の肖像画も残されており、病人のような顔で表情も堂々たる王のそれではない。絵は、写真がなかった時代の唯一の証拠みたいなものだが、こうして何世紀にもわたってその異常さが喧伝されるのは哀れとも言える。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    中野御大に大きな大きな拍手を送りたい。あなたのおかげで、絵画に潜むそのストーリーを面白おかしく知ることができていますありがとう。時たま挟まれる、中野御大の毒舌っぷりが、いいアクセントになっていて心地いい。でも本当にすみません、やっぱり登場人物の名前は覚えられない!大枠を楽しく学ぶには中野御大が一番ですわ。

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    するする読めました!血族結婚の歴史が気になり読み始めました。婚姻関係が複雑で、名前も似通っていて、難しい所もありましたが、面白すぎました!
    特にフアナの話が印象に残っています。

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    中野さんの本をきっかけに、ハプスブルク家、王家にハマっている。絵画は写真のなかった時代の記録として後世にいろんなことを伝えてくれる。
    しかし、別の国にからんだヨーロッパが複雑すぎて全然記憶できない。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    650年続いたハプスブルク王朝からたった12枚の絵画を選んで物語わけだがうまくまとめられていた。ライヒシュタット公や悲劇の王妃など、主流となる皇帝から離れた題材を扱う点もなかなかよかった。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    2009.3月ころ読んだ。江村洋著「ハプスブルク家」を読んだので、書棚の奥からだしてみた。

    マリー・アントワネット出自のハプスブルグ家の歴史を、その王様・王女様たちの肖像画を通して概観するユニークな切り口の書。おもしろくて一気に読んで、観てしまいました。

    ○○家の歴史、といった歴史書ではたまに挿絵があるくらいで、誰と誰が結婚したとか系図はあるもののどうもややこしくて頭に入ってきません。が、本書では13世紀から始まり、途中オーストリアとスペインに別れつつも20世紀初頭まで約650年の長きにわたるハプスブルグ家を12の代表的な絵画で時代順に説明します。その他ほとんどカラーで関連画が豊富にあります。

    デューラー、エル・グレコ、ベラスケス、アンチボルド、マネ、知らずに観ていた名画が実はハプスブルグ家のものだったのでした。

    ・ハプスブルグ家二大美女は?
      ・
      ・
    マリー・アントワネットとエリザベート皇后だそうです。


    ヨーロッパの王朝は国を超えた結婚が多い(と思いましたが)、特にハプスブルグ家は血族結婚が多く、そのかぎ鼻と受け口が特徴だそうです。それを知って肖像画をみると、確かにそうだわー と画家は王様が気に入るように修正を施し美男に描いたようですが、きちんと?その特徴は描きこんでありました。


    *スペイン・マルガリータ王女~密かに西洋の麗子像だ・・と思ってたのですが。。 ベラスケス最高の傑作だそうです。題は「ラス・メニーナス」

    2009.3記

    2008.8.15初版第1刷 購入

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    こういう世界史の本は初めて読んだが、200ページちょいで、わかりやすくまとめられていて面白かった。
    とくに、ライヒシュタット公の話は印象に残っている。野心はあるが、生来の体の弱さや、ハプスブルク家の人間からの冷たい目などから何もできずに一生を終えるという儚さはなんとも言えない感情を与えるモノだと思った。
    このハプスブルク家の650年にここまで濃密な物語があるとは思わなかった。改めて歴史という面白さを感じた作品だった。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    メディチ家の非常に面白かったので、購入。期待通りの内容でした。まぁ知ってることの方が多かったので、星は4つにしておきますが、素晴らしい本でした。次はどの家柄のやつを読むか悩むなー。これは全シリーズを制覇しようと思います!

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    中野京子さんの「名画で読み解く」のハプスブルク家です

    約700年に渡りヨーロッパの広大な地域を支配した名門です

    もうぐちやぐちゃぐちゃw
    家訓は「戦争は他の者にまかせておくがいい。幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」ということでね
    婚姻政策により支配を広げていったんですな
    先日読んだプロイセンのホーエンツォレルン家も絡んでくるし、ナポレオンなんかも家系図にかすってくるんよな

    一方で血族結婚も繰り返していたためにもう血が濃いのよ
    そのせいもあってハプスブルク家と言えばでっかく突き出たアゴと下唇の腫れた受け口なのよ
    だからごめん正直美人さんのお姫さまとかはあんまり出て来ない

    でさ、一緒くたに語ると怒られそうだけど、競走馬(サラブレッド)の世界も割と近親交配を繰り返してるのね
    そしてこの時にあまりに血が近いと、ものすごいスーパーホースか、とんでもく気性が荒いか、ものにならないくらい体が弱いかになっちゃうんだけど、ハプスブルク家もだいたいそんな感じなんよな
    だからもう逸話にことかかない

    そしてハプスブルク家一番の有名人はなんといってもマリー・アントワネットよね
    ハプスブルク家の婚姻政策の犠牲になったプリンセスと言えなくもないんだけど、やっぱちょっと狂ってたところもあったと思うんよな

    絵画も素晴らしかった
    絵画でしか表現できないことってあると思うんよな
    このシリーズ読み進めたいと思ってるので、次回忘れなかったらその辺のこともあらためて考えてみたい

    あと最後になりましたが、みんな気になってること書いておきます

    おっぱいでかい人は出てきませんでした
    残念

    0
    2026年04月12日

名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社新書 の最新刊

無料で読める 趣味・実用

趣味・実用 ランキング

中野京子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す