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Posted by ブクログ
写真で見たあの美しい姿に憧れ、行ってみたかったホーエンツォレルン城に、コロナ以前のとある年の8/1に行ったのですが、観光客はまばらで、逆にビックリしたのを覚えてます(お城は超おすすめ )
このホーエンツォレルン(南ドイツ )とプロイセン(と言えば北ドイツ )の繋がりも全然知らないまま生きて来て、
知ったら知ったで、なんでこの2つは繋がってるの?と言うのの答えがこの本に書いてあり、読んですっごくスッキリしました。と言うか、最後のページまで読んでまたすぐに最初から読み返してしまいました。
ドイツやヨーロッパを旅行した人はよく分かると思いますが、今のような交通手段が発達してない時代に、これだけの広大な領地を、鳥瞰図の如く支配してきた先人たちってマジ凄すぎる。
代々の主人たちは、それぞれ癖もありその時々の難題や時代背景などもあったので、一律並べて比べるものでは無いと思います。ただ、みんな頑張って生きてきたからこそ、今でも素敵な絵画が残され、お城が再建され大切に守られて、空いてても観光客が来ているんだなぁと思います。(ノイシュバンシュタイン城だけがドイツのお城じゃないよ! でも、知っている人にこそ来てもらいたい気持ちにもなったり )
高校生の頃にこの本に出会っていたら、世界史の成績もっと良かっただろうなぁと思ったり、大人になってから読んだからこそ分かるものもあるんだろうなぁとか、色々と思いを巡らせる事が出来る一冊です。
Posted by ブクログ
面白かった。名画で読み解くシリーズの中で一番面白かった。
そのように面白かったのは、それまでの名画で読み解くシリーズを読んでいたからで、「あ、あの時のこの人にはこんな一面が…?」という驚きや楽しさがあったからと感じた。
歴史というのはこのように、様々な視点から見ることでより一層深く心に残り、そして今に繋がっているのだと感じることができるのだと認識できた。
移民受け入れなどは、なるほどだから今のドイツも積極的に受け入れてきたのかと初めて知ったし、それまでの読み解くシリーズの女性の活躍ぶりとは異なり、実直な男性の魅力がこれでもかと伝わってきた。気がする。
フリードリヒ二世のこと皆好きすぎん?私もとても好きになったし、あのペチコート作戦ででてきた人かーとおもうと感動すら覚えた。
歴史はかくも面白い。
Posted by ブクログ
絵画とともに歴史を辿っていく本。
フルカラーなのがとても嬉しい。
歴代プロイセン王の名は、九代全てが「フリードリヒ」と「ヴィルヘルム」の組み合わせからできていて大変覚えづらく、歴史書を読むときも大変苦労する。
(あなたさっきも出てきませんでした?と何度もなる)
〜プロイセン王〜
初代 フリードリヒ一世(猫背のフリッツ)
二代 フリードリヒ・ヴィルヘルム一世(兵隊王)
三代 フリードリヒ二世(大王)
四代 フリードリヒ・ヴィルヘルム二世(デブの女たらし)
五代 フリードリヒ・ヴィルヘルム三世(不定詞王)
六代 フリードリヒ・ヴィルヘルム四世(ひらめ)
七代 ヴィルヘルム一世(白髭王)
八代 フリードリヒ三世(我らがフリッツ)
九代 ヴィルヘルム二世(最後の皇帝)
しかしこの本では、絵画とともにエピソードやあだ名なども紹介してくれているため、大変分かりやすい。
また、難しい言葉を使っていないのも、この本の分かりやすさに繋がっていると思う。
新しく得た気づきは、バイエルンについてだった。
バイエルンはプロイセンを嫌っている、というイメージがずっとあったのだが、なぜなのかは知らなかった。
バイエルン(を含む南部)はカトリックであり(プロイセンはプロテスタント)、バイエルン・ヴィッテルスバッハ家はハプスブルク家との婚姻も多かったという。
それを読んで、なるほどとなった。
印象深かったのは、大王についてだった。
大王(フリードリヒ二世)が王太子だった頃、カッテ少尉と国外逃亡を企てたときのことだ。
二人は捕まってしまい、フリッツは要塞に幽閉され、少尉は死刑(斬首)となったのだが、本にはその処刑直前の絵が載せられいる。
窓から両手を伸ばすフリッツと、それを見上げる少尉。
その二人の姿が痛々しく、小さく載せられた絵だったにも関わらずどうしても忘れられない。
男性が好きだった大王は、少尉と恋人同士だったのではと本には書かれている。
プロイセンの歴史については詳しい本を読んだことがあるが、覚えるのが苦手な私は忘れてしまうこともしばしばある。
この本は大まかな流れを確認したいときにかなり重宝しそうだ。
読めて良かったと思う。
参考文献の本も読んでみたい。
ざっくりと歴史を知りたい人や、歴史が少し苦手な人にもおすすめの一冊。
Posted by ブクログ
今は歴史にしか残らないプロイセンという名の国
ドイツの前身とも言える国がどのように出来て行き、近隣諸国との関わり変化の経緯がとても分かり易い書き方で記されている。
中野京子さんの本は怖い絵でもあるように、自然と興味を持つような言葉で惹きつける。
絵画から紐解いていく当たり、ただの文章で史実を述べられているのとは違う納得感がある。
たくさんの邦国からなる国が、プロイセンとなり、ドイツ連邦となり、戦争へと突入し敗戦し、また敗戦していく。
そんな成り行きの元となるものが垣間見れる良書である。
手にしやすい分量であり大変お勧め!歴史が好きな人には是非読んで欲しい。
Posted by ブクログ
情報量が多い!最高!
倒置法を用いた次章への引きで往年の美の巨人たちを思い出した。
本書はドイツ統一を果たしたプロイセン:ホーエンツォレルン家のおはなし。
1701年、スペイン継承戦争のドサクサでプロイセンは公国から王国へ昇格し、王朝の始まりとなった。以降、9代、217年で幕を閉じる。
フリードリヒ1世(猫背のフリッツ)
フリードリヒ・ヴィルヘルム1世(兵隊王)
フリードリヒ2世(大王)…生前から死後まで国内外で大人気の大スター
フリードリヒ・ヴィルヘルム2世(デブの女たらし)
フリードリヒ・ヴィルヘルム3世(不定詞王)…王妃ルイーゼが人気
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世(ひらめ)
ヴィルヘルム1世(白髪王)…鉄血宰相ビスマルクと二人三脚。ドイツ統一しドイツ帝国皇帝へ。
フリードリヒ3世(我らがフリッツ)…即位後数ヶ月で病死
ヴィルヘルム2世(最後の皇帝)
Posted by ブクログ
表紙は第5代プロセイン王フリードリヒ・ヴィルヘルム三世の王妃ルイーゼを描いたもの(ヨーゼフ・グラッシ画)
分かっている
みなまで言うな
分かってるから
いやほんと分かってるから
おっぱいでかっ!(低俗)
はい、本書はプロイセン(ドイツな)王家の217年を12の名画で繙く一冊です
うーん、いいね
単純に歴史を攫うんじゃなく、そこに名画を絡ませる
もちろん名画は12だけじゃなく、た〜くさんカラーで載ってます
この構成を思いついた時点でもう勝ち確よね
そしてプロイセンと言えば、そう!鉄血宰相ことオットー・フォン・ビスマルクですよ!
まぁビスマルクのことはみんなもう知り尽くしてると思うんでいちいち書きませんけどね、本書ではビスマルクを描いた名画も登場する
もうね、めちゃくちゃ鉄血
鉄血すぎて笑う
それにしてもヨーロッパ王家の王妃は美人さんが多いな〜
つかそもそもヨーロッパの王家って婚姻関係結びまくってるから結局みんな親戚なんよな
現イギリス王室のウィンザー家も実はドイツ系やし
うん、これはかなーり良かったので他のも読んでみよ!
Posted by ブクログ
プロイセン王家12の物語。
プロイセンと聞いて思い出すのは、やはり鉄血宰相ビスマルク。フリードリヒ大王よりも、ビスマルクです。明治維新後の岩倉使節団との関わりもあって、日本史でも馴染み深いというのが一つ。あとは「鉄血宰相」という響き五感の素晴らしさです。
プロイセン建国から滅亡までの217年間を、名画とともに振り返ります。
ただ、ドイツでなくプロイセンというと、とんとなじみが薄くなる。ハプスブルクやフランスのような強大な国家が誕生したのが遅かったからかしら。神聖ローマ帝国というものに対する、自分の理解と知識の少なさからくるものではあると思います。
プロイセンというものに対する印象。質実剛健。このイメージを自分に決定づけたのはビスマルクで、プロイセンの歴史からすると後期だったのか。現在にも通じるイメージで、別段間違ってはいないと思うのだけど、テンプレに過ぎるかもしれない。日本=スシ・サムライ・ニンジャみたいなものかしら。
いや、サッカーで言う所の「ゲルマン魂」も質実剛健というイメージの下地があってこその異名だと思うので、日本のそれよりは実情を得ているのか。
第7章扉の『ブライデン通りのバリケード』が目を引きました。
初見ですが、モノクロ写真かと思うような筆致で描かれたバリケードと、唯一色鮮やかな黒・赤・黄のドイツ国旗。この当時は国旗ではないですが。
「三月革命」の戦闘後を描いた絵画。混乱と狂乱の革命戦闘後の、不穏をはらんだ一服の静寂が伝わってくるようです。この絵画をみれてよかった。
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