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Posted by ブクログ
小笠原慧の本はこれが初めて、かな、たぶん。
ちょっと大人な感じ(?)。ミステリ+ハードボイルド+SF、みたいな。
雰囲気的には、浦沢直樹のマンガ『Monster』に似てるかも。
いろんな場所でストーリーがそれぞれ進んでいって、次第にそれらが1本のでっかい流れに集約していく、映画みたいなとこも、人の進化を扱ってるところも。
ストーリーは文句なしにおもしろかったです。
でも、この本とは直接関係ないんだけれど、「人の進化」…。みんな、それのどこに興味があるんだろう?
あたしはあまり、種の保存みたいなことには関心がありません。っていうか、自分が死んだ後の話のどこに関心をもっていいのかわからない、というか。
例えば、あたしは、「自分の子ども」は別にいらないなぁと思っていて、自分の遺伝子(あるいは配偶者の遺伝子)を後世に残す、ということには全く興味がありません。
少子化も、年金問題とかは大変だとは思うけど、人が減っていくこと自体には何の感慨もなく。
同じように、人の進化っていうのも、これ以上進化して何がしたい?って感じもあり、全然興味が湧きません。
何より、人が今後、進化するにしろ、しないにしろ、でもその頃には、今生きてる人はみんなもう死んでるじゃん、みたいな。
ん〜…。
ただ、そういう「進化」にロマンを求める(?)感覚は共有できなくても、SFとしてはおもしろいテーマだから、読むのはけっこう好きです。
よくそんなこと考えるなぁって思いながら読む。ビバ☆人間の想像力! って感じ。
てか、うん、たぶん、あたしにとって、「人類の今後」っていうのは、ファンタジーなんだな、きっと。現実味の伴わなさ、リアリティの希薄さ、って意味で。
きっと、子どものこととかもそうで、先輩曰く、「30代になればもう少し考えが変わるかも」って。
その先輩は、やっぱり未だに「遺伝子を残したい」って気持ちには共感はできないけれど、30過ぎてから、少しだけ、その気持ちもわかるようになった、らしい。
…そういうもんかも。
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