手のひらの蝶

手のひらの蝶

726円 (税込)

3pt

児童精神科医の小村伊緒が勤める児童福祉センター「のぞみ園」に母殺しの容疑者である九歳の少年・真下裕人が保護された。伊緒が治療にあたるうちに、裕人は心を開きはじめるようになる。同じころ「のぞみ園」の近くでは、奇妙な連続殺人事件が起きていた。その現場には母親殺害現場のものと同じ成分の黒い染みが残っていた――。「悪」の本質に挑む驚愕のサイコサイエンス・ミステリ!

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手のひらの蝶 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年06月21日

    や ら れ た … !

    最後のどんでん返しに見頃にやられた。
    ここまで、ってほどミスリードに引っかけられまくった。
    サイコミステリはもともと好きなジャンルではあるけど
    この作品は本当におもしろかった。

    どうでもいいんだけど、
    西澤が私の脳内では西島秀俊で再生されて
    終始かっこよかったです。

    0

    Posted by ブクログ 2010年04月03日

    読み返したい1冊。
    こういう感じの小説はあまり好んで読まなかったのですが、タイトルに引かれて購入。
    自分の知らないことが沢山吸収できました。

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    Posted by ブクログ 2010年05月18日

    ミステリー。
    昆虫のDNAが人間に・・・。
    医学用語がたくさん出てくるが、それすらも面白い。
    最後の最後まで犯人がわからず(・・・後で考えると、そっかぁそこだよなとわかったけれど・・・)
    そして、哀しかった。

    最近は遺伝子操作された食物など出てきているが、こんな危険性をはらんでいるんだと
    改めて感...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初めて読んだが中学生の頃。正直中学生が読むものではないと思うけど当時はファンレターを書いて捨てた(チキン)ほど感動した。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月21日

    DZもでしたが 作者の知識量 情報量が多くて読んでいる間 理解に必死。理解していくのが楽しい。→読んだ次の行で忘れてしまうのですが。

    自分に知識と理解力がもっとあればいいのに、『こんなすごい小説を100パーセント理解できないなんてもったいない 』 と 自分を恨めしく思いながら読み進めました。

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    0

    Posted by ブクログ 2010年01月06日

    【あらすじ】
    児童精神科医の小村伊緒が勤める児童福祉センター「のぞみ園」に母殺しの容疑者である九歳の少年・真下裕人が保護された。伊緒が治療にあたるうちに、裕人は心を開きはじめるようになる。同じころ「のぞみ園」の近くでは、奇妙な連続殺人事件が起きていた。その現場には母親殺害現場のものと同じ成分の黒い染...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    6月に入った京都は、暑い日々が続いていた。
    二件連続して殺人事件が起きたのだった。
    5月に女子大生が6月にOLが血を抜かれた状態で遺体として発見された。
    伏見署では、同一人物による連続殺人事件と断定し特別捜査本部を設けたのだった。
    そんな中新たに事件が発生する。
    夜に女性の悲鳴が聞こえたと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    アラタ体とか、昆虫のホルモンについて小難しい事が書いてあり、文章も硬い。読むのに忍耐力がいる。
    でもそこに描かれる愛情や憎しみは、そんじょそこらの小説よりよっぽど肉薄してるので、読後は大満足!ラストは胸キュンだし。キュンキュンだしw
    吸血虫にはホラー的な要素も感じられて、ページ数は伊達じゃないなって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年04月19日

    重い感じがして少々読みづらい感じはしますが、後半に行くほどテンポが上がり読み応えがあります。最後は特にスリルに飛んでハラハラしたり。
    重さが無ければもっと一般ウケされる気はするんだが、この重さが作者の色かもな。

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月06日

     マンションの一室で女性経営者が殺害される事件が発生する。現場に踏み込んだ刑事が見たのは、彼女の幼い息子が血だらけのアイスピックを握りしめ、茫然と佇む姿だった。児童精神科医の小村伊緒が、その息子・真下裕人を担当することになる。

     意思疎通も難しい状況から裕人に接し、徐々に心を開かせていく伊緒。どう...続きを読む

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