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Posted by ブクログ
「Calling You」(「ザ・スニーカー」2000年4月号掲載)
「傷-KIZ/KIDS-」(「ザ・スニーカー」2000年10月号掲載)
「華歌」(文庫描き下ろし)
以上3つの短編を収録した作品。
どの短編もよかった。
書評にもある「“切なさの達人”」はまさにその通りだ。
3つの作品に共通するのは、誰かの心の支えとなるものが描かれていることだと思う。
「Calling You」では、ユミがシンヤに支えられていたように、シンヤもまたそうだったから、あんな行動に出ることができた。
「傷-KIZ/KIDS-」では、アサトと「オレ」は、心の傷も分かち合っていた。
この2作品を読むと、支えるということが単純に素敵だと思える。
「華歌」は、結末に触れてしまうので多くは語らない。
寂しさと少しのホラーを混ぜ合わせたような独特の雰囲気は、読んでいる私を不安な気持ちにさせた。
終盤の意表を突くシーンも、少々強引なところはあったが、騙された。
傷を癒すためには、同じ痛みを知っている人の力が効果的ということだろう。
それにしても、よくこうも作風を変えられるものだ。
また乙一作品を読もう。
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