さみしさの周波数

さみしさの周波数

ラノベ
484円 (税込)

2pt

短編の名手・乙一の傑作集! 「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。他2篇を収録。

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さみしさの周波数 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「未来予報 あした、晴れればいい。」
    「手を握る泥棒の物語」
    「フィルムの中の少女」
    「失はれた物語」
    以上4つの短編が収録されている。

    すべて毛色の違う物語であるが、共通項として「切なさ」が感じられる。
    「さみしさの周波数」というタイトルは、うまく表現したものだ。
    そして、ふつう短編集を読むと好きな作品とそうではない作品が出て来るものだが、この本はすべてに何らかの魅力を感じる短編集だった。
    たった一冊の本で、やるせない気持ちになり、心が和み、ハラハラし、号泣した。

    それでもあえて一つ挙げるなら、「未来予報 あした、晴れればいい。」を選ぶ。
    私は「縁」という考え方を大切だと感じていて、人とのつながりは運命でも奇跡でもないと考えている。
    つまり、出会うことも出会ってからどうするかも自分の意志と行動次第、運命と奇跡の中間といったところだ。
    この物語は男女のすれ違いの物語でもあるのだが、今の考え方をしている私にはその様子がとてももどかしい。
    しかし、読み終えた後には、その「はっきりとしたつながりがあるわけではないけれど、どこかで確かにつながっている」という関係がとても美しく思えてくるのだ。

    50%OFFセールをやっていたので電子書籍として購入したのだが、紙で買えばよかったと後悔している。

    0
    2020年10月07日

    Posted by ブクログ

    大好きな本。
    未来予報しかり、ダメな主人公がいとおしい。失われた物語も、小説でこそ伝わるものだと思った。

    0
    2014年02月23日

    Posted by ブクログ

    乙一さんらしく平易で簡潔な文章にじんわりと感動を織り込んだ短編集です。羽住都さんのカバーイラストや挿絵も作品世界にフィットしていて、年齢問わずに楽しむことができると思います。”せつなさ”に飢えたときにピッタリです。

    0
    2012年10月30日

    Posted by ブクログ

    ●収録作品は、「未来予報」「手を握る泥棒の話」「フィルムの中の少女」「失われた物語」。どの話も切なく、特に「失われた物語」の男の決断が、彼や彼の家族のことを思うとやり切れない。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    どのお話もおもしろかった
    失われた物語の妻への愛の形の強さと決意にとても胸が痛くなった
    もっと違う方法があるんじゃないかと思ったり、話し合うことの意味とか
    でもそんなのを全て超える決断だったのかな

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

    電子書籍で70%OFFになっていたので懐かしさから再読。
    白乙一の短編集。下記の4編。
    ・未来予報 あした、晴れればいい。
    ・手を握る泥棒の物語
    ・フィルムの中の少女
    ・失はれた物語
    ネットで失はれた物語が話題になっているのをよく見ます。
    私はフィルムの中の少女が好きです!
    対話体で物語が徐々に真相に近づいていき、ホラーかと思ったら読後感は切なさもあって、という感じです。

    0
    2021年05月25日

    Posted by ブクログ

    短編集、4話。
    「未来予報」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」
    どれも、世にも奇妙な。。。的な不思議な物語でした。

    0
    2020年04月07日

    Posted by ブクログ

    乙一さんの切なく怖い話4編の傑作短編集。題名「さみしさの周波数」は心の琴線に触れる物があり切なさが強く胸に迫ります。また本書は約15年前の文庫本ですが巻頭に色鮮やかなカラーイラスト4頁分が付いていてこれまた貴重な趣向だと思いますね。内容的には哀しみの中にもほのかな温かみと癒しを感じますね。『未来予報』小泉には清水の分まで幸せになって欲しい。『手を握る泥棒の物語』笑える変な思い出で済んで良かった。『フィルムの中の少女』迷える魂が安らかに成仏します様に。『失はれた物語』最後まで妻を信じて耐え抜いて欲しかった。

    0
    2019年01月09日

    Posted by ブクログ

    乙一さんの本ははじめて読んだ。それほど期待していなかったが、予想よりはるかによかった。まず、本の表題がよい。入っている短編の題とは違うので、別につけたのだと思われるが、全体をうまく一体化させている。作品のなかでは、手を握る泥棒の物語、失はれた物語がよかった。特に失はれた物語の、腕を鍵飯にしてピアノを弾くという部分は、なんというか、グッと来るものがあった。
    あと、挿絵が凄い。羽住都さんというイラストレーターの方が描いたそうだが、見いってしまった。

    0
    2017年09月18日

    Posted by ブクログ

    かなり昔に読んだ本ですが「さみしさの周波数」このタイトルは忘れられません。
    私自身のさみしさの周波数が、この本とピッタリ合ったのかもしれません。

    0
    2015年09月27日

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