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視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった――。書き下ろし小説。
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Posted by ブクログ
必要最低限の登場人物の、一片の過不足もない物語で、「なんでそうなる!?」な場面でやきもきしたことも含めて、主人公に(著者さんにも)感情移入しやすく、読んで幸せな気持ちになりました!
今まで読んだことのある乙一さんの作品とは一味違って、これもまた良かった…! 人ってちょっとしたことで絶望したり、救われたりするのよねぇ、忙しいねぇ。 誰かの支えになるのは簡単じゃないけど、少なくとも人の心を不用意に追い詰めるようなことはしたくないなぁ…
特異な事をきっかけとして結びつく、個人的に大大大好物な関係性の二人でした。 登場人物の心の機微が繊細に表現されていて、彼らの人となりと行動に矛盾を感じないところが良い。柔らかく、おいそれと他人に曝け出せなかった心を不意に共有してしまう事になる男女の話。良いですね。 あと何故表紙はこれなんでしょう?...続きを読む内容と表紙が脳内でなかなか一致してくれません。タイトルとこの表紙だとホラー過ぎやしませんか?
乙一作品の初読でしたがとても面白かったです!盲目の女性のひとり暮らしに、他人が潜んでいる……という設定もとても緊張感があったし、情景描写が巧みで頭の中で鮮明にイメージできました。その緊張感の中で感じる互いの「優しさ」がたまらなかった。展開も想像の斜め上をいく驚きがありました。これを機に他の乙一作品も...続きを読む開拓していきたいです。素敵な作品に出会えました!
主人公の自分の殻に閉じこもりたくなる気持ちがものすごく分かる、少なくとも傷つくことはないという安心感があるから。 展開とメッセージのバランスがすごく良い小説だと思った。
中学くらいからずっと気になってたのに手に取れてなかった乙一さんワールドついに着手。 目が見えない女性と彼女の家に忍び込んだ殺人指名手配犯の男。 まず設定が面白くて、まさに暗闇の無音の家の中で声を潜めて一緒にいるような不思議な感覚になりながら本の世界に引き込まれる。 両者とも人生に希望もなく寂しさ...続きを読むと絶望を抱えていて期待などしてないはずなのに、どこかで孤独から脱却する事を切望している、そんな他人の2人が一緒に暮らしていく様子はなぜかほっこりとする。 とにかく出てくる人みんな寂しくて温かくて、みんなが幸せになればいいのになぁって。 自分が思ってるより居場所はあるし、認められてるし必要とされてるんじゃないかなぁって。
最高の本
20年近く前に学校の図書室で夢中になって読んだ本。今読んでもとてもおもしろい。星の数ほど本を読んできたが、この時期のこの作者さんの本が人生で1番おもしろい。言葉にするのが難しい、空気の中にある緊張感だとか心の弱さだとかをこんなにきれいに書ける人は他にはいないと思う。
まさかの展開の話だった。 視覚障害の女性と警察から追われている男性のそれぞれの目線での交差しながら擦り寄っていく展開の話。 人は、何かを失うと他のところが敏感になる。 ただ、そこにはやはり恐怖と葛藤は必ずあるモノで、そんな中でも小さな変化や気遣いからお互いに信頼関係が出来てくるのかと感じた。 なかな...続きを読むか無いような殺人しようとしたが止めて、違う人の殺人を間近で見てしまい怖くなって逃げたなんていうストーリーだが、人間と人間の心の通わせやお互いを思う気持ちなど描かれた作品だった。 ストーリー展開も面白かった。
星4.1 駅の近くで、一人暮らしをしてる盲目の女性。 ある日、部屋の違和感に気付きます。 誰か居る…。 駅では、男の人が背中を押され死亡。 その時近くに居た男性を警察が探しています。 盲目の女性と警察に追われてる男性。 お互いの存在に気付きつつ、言葉もないまま、奇妙な共同生活が始まります。 その中...続きを読むで、女性は外に出る勇気、男性は事件に向き合う勇気を経て…。 昔、映画で見たのですが、もう内容も忘れてたので、改めて小説で読みました。 こういう変わった設定好きです。 映画も良かったですが、小説も素敵でした。
題名や表紙の絵に引っ張られ怖い本だと思われるが、ホラーではない。ただ、霊的なものより人間が1番怖いということを感じる。 自分が住んでいるところに知らないうちに他の人が住んでいるという設定はとても怖いが、隠れている犯人が悪い人ではないので、むしろ温かい話のように感じる。 ただ、最後の最後に伏線がたくさ...続きを読むん回収され、真実が露わになるところが面白い。
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