【感想・ネタバレ】暗いところで待ち合わせのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月28日

周りに上手く馴染めない寂しい二人が、
少しずつ歩み寄るうちに
姿は見えずとも互いの存在を認め合い、
言葉を交わさずともただそこに居ていいのだと受け入れ合う。
段々縮まる距離がなんだかとても尊くて、
幸せになってほしくて
胸がいっぱいになる そんな優しい優しい物語でした
これは面白い!とても好き!

...続きを読む表紙でホラーだと判断する人は多いと思いますが全然そんなことはなく、むしろハートフルと言っても過言ではない!
是非読んでほしい一冊〜!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月06日

自分1人で大丈夫、や、仕方ない、が遠ざかりました。読む前はミステリーと思いましたが、読んだあとに感じた安心感。近しい感覚を持った人と一日、一週間、長い時間を共有できるのは幸せだ。

私の娘(孫)が母に勧め、母が私に勧め、で一周した1冊です。

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

どうしてこんなお話なのに、表紙デザインとタイトルが怖いんでしょうか、、、
確かに暗くて重い部分もあったけど不思議。
いやーにしてもめちゃくちゃ面白かったなー!好きだった!
もう2人とも抱きしめてあげたい。拙い感じ良かったほんとに

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Posted by ブクログ 2024年02月10日

指名手配の男が目の見えない女性の家に勝手に隠れて住む話。これだけ書くと気持ち悪くて,表紙と相まってすんごいホラーやと思うけど全然そんなことなかった,,読んでよかった。評価の基準が分からんくなってていつもは自信ないけど,これは自信持って『★5』を付けられます!!あとあとがきがポップで乙一さん好きになり...続きを読むそう。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

久々の乙一作品。てっきりホラーだとばかり思って後回しにしてました。いい。乙一らしい切なさが満載で、もっと早く読めば良かった…と後悔。2人のお互いを気遣う距離感がもどかしくも絶妙で、読んでいるこちらまで息を潜めてしまいました(笑)奇妙な共同生活という点と、柔らかい空気感は『しあわせは子猫のかたち』と近...続きを読むいものがあるな、と勝手に思いながら読んでました。どちらも優しくて好きです。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

殺人事件が起こり容疑者になる男と潜伏先の住人の女性との話です。
乙一さんは初読でよく分からず、この作品もミステリーホラー系かと思っていました。

孤独な二人の間でしか成立しない静寂がとても温かく居心地がいい。そして静寂の中での関わりがとても優しくて愛しい。

なにこれ?純愛なの?
めちゃくちゃ素敵な...続きを読む話なんですけど!とにかく他の人にもおすすめしたいです!

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Posted by ブクログ 2023年12月22日

まず設定が面白い。
警察に追われている男が目の見えない女性の家に黙って勝手に隠れ潜んでしまう(あとがきより)というお話。
表紙からして怖いお話かなと思い読み進めたが、怖くなかった。
ぜひ読んで欲しい。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

警察に追われてる男が目の見えない女性の家にだまって勝手に隠れ潜んでしまうお話(あとがきより)
部屋にいる相手の気配に気がつくが気がつかないふり、相手に気がつかれたと気づいてやや気配をだしてくる相手。
こんなんやたら怖いわと思ってたらいつの間にか温かいお話に変わっていた
乙一様恐るべし

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Posted by ブクログ 2023年12月03日

最初は怖そうで不気味な話だなぁと思っていたのに、気付けばページを捲る指もトキメキも止まりませんでした。2人の不思議な関係にドキドキが止まらない…!
終盤はあまりの衝撃の連続に思わず声が出ました。なんてドラマチックでロマンチック!緊張感と静寂感のある雰囲気の中にも温かみを感じる素敵なお話でした。先が気...続きを読むになりすぎて徹夜して一気読み。読後感もとっても気持ちがよかったです。

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

警察に追われている男が目の見えない女性の家に隠れる、というあらすじのこの小説。

なにを言ってもネタバレになりそうなので、とりあえず読んで欲しい一冊です。

(表紙が少し怖いかもしれませんが、大丈夫。)

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Posted by ブクログ 2023年11月19日

警察に追われている男が身の見えない女性の家に黙って勝手に隠れ潜んでしまう、という無理矢理な設定なのに、最初から最後までとても納得するお話だった。
人付き合いの苦手な男の心情や行動はそうだろうなぁと思うし、交通事故で視力を失った女性が何のために生き続けるのかの疑問を持ちながら家でじっとして外に出ないと...続きを読むか。2人が少しずつ接点を探ろうとするあたりも描き方がとても良い。
乙一という作家は初めてだったが、この感じが他ではどうなんだろうか。いくつか読んでみようと思う。
タイトルも秀逸。

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購入済み

最高の本

2022年04月10日

20年近く前に学校の図書室で夢中になって読んだ本。今読んでもとてもおもしろい。星の数ほど本を読んできたが、この時期のこの作者さんの本が人生で1番おもしろい。言葉にするのが難しい、空気の中にある緊張感だとか心の弱さだとかをこんなにきれいに書ける人は他にはいないと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月13日

ホラーかと思ったら感動させられた。

盲目のミチルが侵入者のアキヒロにシチューをよそったとき、心配すると同時に心が温かくなった。
きっとふたりにしか分からない、警戒心を緩めるに足る空気感があったのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2024年04月05日

これが描かれたのが2002年ってすごいなと思いつつ、さくっと読めてさらには心情の描き方も秀逸でとても良かった。ホラーのイメージがどうしてもあったけど、心温まる作品。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

面白くてサクッと読みました

光景を思い浮かべたら愛おしいなあと思える場面がいくつもあってなんだか羨ましいと思ってしまいました

温度感が好みでした

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月21日

盲目の女性の家に殺人事件の容疑者がこっそりと同居する語。

お互いの立場からの心情がよくわかりとても共感できる丁寧な描写だった。暗いけれど穏やかで静かな心地よい場所でこれからも二人はひっそりと支えあって生きていくのかな。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

自分の生活<相手の生活

自分の状況が悪くなるかもしれなくても、相手のために行動するふたりを応援したくなった。出会い方は大きな声で言えるものではないが、ふたりの信頼関係は強い。

私が同じような状況におかれたらどうするだろうか。心が恐怖に負けて相手を深く知ろうとしないかもしれない。自分の生活だけを守...続きを読むろうとするかもしれない。

読書を通して非日常の体験ができるのはやっぱりおもしろい。

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Posted by ブクログ 2024年01月12日

ひとまず、理不尽なエンディングじゃなくて良かった。
殺されたのも根っからのクズとして描かれていたから寧ろ死んでスッキリする。
現実的な話では無いけど、不思議な関係性は読んでいて楽しかった。
ミステリー要素もあってコンパクトにまとめられていながら、味わい深い作品だった。

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Posted by ブクログ 2024年01月03日

初乙一。
乙一ファンの中では白乙一ということで、怖がらずに読むことができた。

なんだか映画もあるみたいだからそちらも観てみようかな。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

設定が面白いので、あらすじを読んだだけでも期待値が上がっていましたが、ちゃんと本編も面白かったです。色々な展開があるのですが、どれも予想外の展開で面白かったです。表紙やあらすじからホラーチックなお話なのかと思っていましたが、そんなことはなくて、心が温かくなるようなお話でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

暗いタイトルから鬱々としたお話かと思われたが、そうでは無かったことに驚きました。

アキヒロとミチル、接点が無いままに思えたが、土鍋落下を防いだあたりから、一気に進展がありするすると惹き込まれました。

素直に若き二人にエールを、“頑張ってくれ!”と思えました。

共につまづきを抱えた二人だが、一筋...続きを読むの光明が見えてきて“捨てたもんじゃないな”と素直に感じました。

タイトル通り、読めば納得の作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月13日

陰気なミステリーかと思って読み始めたら、なんと、ほんのり優しい話しやった。ミステリーでもサスペンスでもなく、許し合える人と出会って、前向きになる、話やった。
気付いたら引き込まれて、一気読み。

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Posted by ブクログ 2023年12月09日

随分長い間積読になっていた。入院にあたり自前の本を消化したいなと思って、何となく選んだ。
読む前はアングラというか暗い話なのかと思っていたが、案外前向きでもあり優しい気持ちになれる内容だった。

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購入済み

匿名 2023年02月09日

書影の印象に反して、心温まるヒューマンドラマの良作。
語り手は二人の男女。
二つの異なる視点を使ったストーリーテリングが絶妙。
一つの出来事を両面から見せることもあれば、片方の視点にのみ留めて余白を残す場合もあり、その塩梅がとても上手い。

簡素な文体は好みの分かれるところだが、心理描写は...続きを読むとても丹念に書かれている。
語り手の悲しみや痛みも伺えるので、途中までは読むのが少し辛いと感じる人もいるかも知れない。
中盤まではやや焦らされる感があるが、それ以降は楽しく読めた。
とても計算された物語で完成度の高い作品。

#エモい #胸キュン

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

まず、設定が斬新です!!
殺人容疑で警察に追われている男が、目の見えない女性の家にだまって隠れ潜むというお話とは。
私はその設定のスリリングさに、読みたい気持ちが押さえられませんでした。

私の母は 子供の頃から足が悪いのですが
私は、時々聞かされていました。
「目の見えない人はもっと不自由だから、...続きを読む」と。
目の見えない世界、真っ暗闇な世界は、私には想像できない世界です。この本を読んでも暗闇の世界の怖さは想像してもわからないなと、強く感じて読みました。

ミチルは家族にも恵まれず、天涯孤独です。
友達もカズエしかいない。しかも、目も見えなくて真っ暗闇の世界にいる、1人家に籠りがちな生活なんて、最上級の孤独な人だなと感じました。
そして私はそんなミチルに、切ない思いを寄せて読み進めました。

また、アキヒロも、人付き合いが苦手で孤独を抱えていましたし、何より自己肯定感は、とても低い人だと感じました。
ミチルの家に潜んでいる間にアキヒロは自分自身のこれまでの人間関係について見つめ直したりします。
学校でも、職場においても上手く人と馴染めないところ。それにより、バカにされたりすることが許せずに、とうとう殺意まで持ってしまう事など、自分の過去を振り返ったりして考えていきます。
そしてまた、人との接触を疎い、そんな気持ちもあって自分の居場所はないと、固く思い込んでいた事なども考えます。
自分にとって必要だったのは何か?居場所ではなくて、それを許してくれる人間だったのだ!と…。
ミチルとの奇妙な無言の空間のなかでそう、気がついていきます。

気がついて良かったと読んでいた私も、うれしい気持ちになりました。

家のなかで二人で過ごすうちにだんだんとミチルは、気配を感じてきたときに…
お互いに相手への思いやりから生まれる、密やかな行動のいろいろが良かったです。
あまりにもやさしく、でも切なさもありこちらまで、息をひそめて見守るように読み進めました。

ミチルもあまりの孤独さと境遇の辛さで、後ろ向きな生活しかできなかったけれど、アキヒロの存在のやさしさに触れてとても強くなったと驚きました…。
アキヒロの冤罪を、はらすために命をかけて、
○○○に真実を問い詰めたりできるところはとても感動しました。
私はミチルは弱いように思っていたけれど強さを持てるまでに、成長したのではないかと考えました。

そして、自分の首を絞めた○○○を強く抱き締めて、泣くところ。
ここで私は、凄いね……とため息が出ました。

「 せめて、私はあなたのために泣こう。
悲しんであげることで、傷つけられたあなたの魂が少しでも癒えるのならいくらでも涙を流そう。自分の嗚咽だけでは足りないかもしれないが、それでも私はあなたのために、祈ろう。」

「 首を絞められたのと、嗚咽で喉が震えるせいで、ほとんど声にならなかった。
私の目は光を忘れ、もう、何も映さない。
しかしあなたが、暗闇のなかで頭を抱えてうずくまっている姿が、私には見えるのだ……」

この表現、この描写にはかなりの衝撃を受けました。
凄い本を読んでしまったと感じました。

あとがきも楽しい 乙一さん……
とてもとても良かったです !!

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購入済み

2021年05月06日

最近の本かと思ったら、20年近く前に出版されてたんですね。テレカや有人改札が出てきて、思わず出版年を確認しました。今まで手に取る機会に巡り合わなかったとは!
突拍子もない設定ですが、面白い。引き込まれます。

#エモい #ドキドキハラハラ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月24日

ホラーかと思ったけどハッピーエンドでした。状況的にはあまり現実的では無いかもしれませんが、2人の距離が少しずつ縮まりお互いが満たされていく感じが良かったです。

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Posted by ブクログ 2024年03月16日

仲間で集う読書会の次の課題図書。 作品はもちろん、著者も初めて聞く人。 まあ、スラスラと読み進める事ができる物語です。 男女の奇妙な同棲生活、最後はハッピーエンドで、優しい気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

前半でミチルとアキヒロの探り合い、後半で少しずつ近寄っていく心理描写がリアルだった。その後の二人がどうなったか気になる。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

視力のないミチルと人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロはミチルの家へ逃げ込み…
カバーとタイトルで怖いお話を想像。純愛とミステリー。切ないお話でした。

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Posted by ブクログ 2024年01月30日

「乙一」と書かれていたので何も考えずに手に取ったのですが、、、まぁ表紙怖くて一瞬迷ったんですけど読んでみました
ホラー要素はないしあまりハラハラするようなことはなかったです。ただ設定が今まで読んだことがなかった物だったので読み進める手が止まりませんでした
あとがきでこの設定にした理由等々書いてあった...続きを読むのでぜひ最後まで読んでみてください

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月24日

印刷会社に勤めるアキヒロが警察に追われることになり、視覚の不自由で一人暮らしの女性ミチルの家に潜伏する。

被害者となった松永は、新入社員を退職に追い込むまでの嫌がらせをするような人物で、飲み会で大きな声でそのことを吹聴し、周囲も笑いながらその話を聞くような人たちだった。アキヒロも目をつけられて理不...続きを読む尽な扱いを受けて追い詰められる。

直接的な松永との対峙ではなく、自分の後輩で松永の取り巻きの人物からぞんざいな扱いを受けることで会社での居場所がなくなっていく様子が分かる。

一方でミチルの方は父親が亡くなってからはほぼ家にこもって一人で暮らしている。たまにくる友人一人を除いては話をする人もいない。世間との関わりを自ら絶っている。

所謂コミュ障のアキヒロにとって、ミチルとの距離の詰め方ぐらいがちょうどよかったように見える。何も喋らなくても、こちらを認識してるのか分からないけどずっと一緒にいれる存在。それに甘えてしまった。

ミチルにとってはどうだったのか。なんとなく悪い人ではないような気がする、それだけのことで匿ったのだろうか。いざとなれば舌を噛んで死ぬつもりだったが、それでも落ちたガラスを踏まないようにスリッパを履いたり、火事にならないようストーブに注意したりと矛盾がある。これが彼女の中にある迷いなのだろう。世界と関わるのか、閉じたままでいるのか。父親の葬儀で母親が去った時から、ミチルは自分を閉じてしまったのだと思う。

伏線、あらすじ、最低限の登場人物、非常によくできた作品だ。むしろ出来すぎているくらい。最初から確固とした骨組みがあったのだろう。目の見えない若い女性の家に男が潜り込むのという設定は一見して悪趣味で、江戸川乱歩のような薄気味悪さがありそうだが、今作ではそれは一切感じさせることはない。

ミチルがお母さんと叫ぶシーンが印象に残っている。次はシチューを振る舞うシーン。なにかお礼をしなければというのがかわいくてちょっと笑った。

Podcast『ぐだぐだゲームらじお』Yasuさんがおすすめしてて気になって読んだ。

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

盲目の女性と犯罪者として追われる男性の奇妙な共同生活。徐々に彼らの心の距離が近づいていく様がいじらしい。

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購入済み

秀逸

2020年05月26日

ページ数はそんなに多くないのに、読み終わったあとの、充足感がすごい!たくさんの伏線が散りばめられていて、終盤の展開にハッとしてしまった。ミステリー?であるが、身体にハンデがある人の事情や恋愛要素などもある新感覚で考えさせられる小説です!

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