友がみな我よりえらく見える日は

友がみな我よりえらく見える日は

517円 (税込)

2pt

ホームレス同然の生活を続け妻子からも捨てられた芥川賞作家、アパートの五階から墜落し両目を失明した市役所職員、その容貌ゆえに四十六年間、一度も男性とつきあったことのない独身OL……人は劣等感にさいなまれ深く傷ついたとき、どのように自尊心をとりもどすのか。読むとなぜか心が軽くあたたかになる、新しいタイプのノンフィクション。

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友がみな我よりえらく見える日は のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    エッセイとルポルタージュとの間の読み心地という感じがした。事実のみを記す中にも、著者の取材対象者への眼差しや、興味が感じられて、わたしも同じ場所にいて話を聞いている気分になる。生きるのがつらい時や、まさしく「他の人は〇〇しててあんなに進んでるのに私はなんてだめなんだ」って気持ちになった時にこの本のこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月25日

    メンタルが辛いときにすごく効く。定期的に読み返したい。
    色々な人が色々な悩みを抱えて生きているということが、見たまま淡々と書かれているのが良い。こうしたらいいというアドバイスではなくて、そっと寄り添って視野を広げてくれる本だと思う。
    この本を読むきっかけになったのが「容貌」という話で、やっぱりこれが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月04日

     取材型のエッセイ集、視力を失った友人、離婚したシングルファーザー、見習い女優などざまざまな人に話を聞き、悩みや不安にどう向き合って生きているのかを、鮮やかにまとめている。そこから浮かび上がるテーゼは「人は自分でつちかってきたやり方によってのみ、困難な時の自分を支えることができる」(P19)。と、言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月10日

    「普通」から外れて 割の合わない境遇に
    なってしまった悔しさ 辛さが
    淡々とした言葉ににじみ出ます
    つまずいた人たちの話だけど
    何度でも立ち上がれると思える
    みんな 強いですね

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    Posted by ブクログ 2023年12月06日

    市井の人の日常。
    すべての人にドラマがある。
    でもそれを取り立てて盛り上げるわけでもなく淡々と。
    それが物足りなくもあり、日常らしくてよくもある。
    家ついていってもいいですか?を思い出した。

    新ジャンルだなと思った。タイトルが良い。

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    Posted by ブクログ 2023年01月25日

    タイトルに惹かれて購入。
    当たり前のことだけど、みんな色々ある。
    私達はみんな過酷な人生のサバイバーであるな、と思いました。

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    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    友がみな我よりえらく見えたとしても、その友にもそれぞれの事情や生活があって、それぞれがそれぞれえらく見えているだけなのかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2021年03月04日

    世間一般で不幸と呼ばれる人を淡々と書いている。
    みんな傷を抱えて、それでも何とか生きていることに勇気をもらえる本。

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    Posted by ブクログ 2020年05月16日

    啄木は、「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」と読んだが、辛くてどうしようもない時、人はいかに自分を支え、希望を見出すのか。

    本書には、さまざまな悩みをもった人が登場しているが、その人たちは置かれた状況の中で精一杯「自分をはげまして生きている」。
    私自身も、他人と比べて、他人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月11日

    様々な人からその人生経験の話を聞き、それらまとめた短編集。いわゆる何らかの傷をもった普通の人、を対象として心にグッとくるようなエピソードが多く、改めて世の中には人の数だけその人生があるのだなと思った。

    「友がみな我よりえらく見える日は」どこかで聞いたことがあるフレーズと思ったが、石川啄木の一握の砂...続きを読む

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