名探偵に薔薇を

名探偵に薔薇を

712円 (税込)

3pt

始まりは、各種メディアに届いた『メルヘン小人地獄』だった。それは、途方もない毒薬をつくった博士と毒薬の材料にされた小人たちの因果を綴る童話であり、ハンナ、ニコラス、フローラの三人が弔い合戦の仇となって、めでたしめでたし、と終わる。やがて童話をなぞるような惨事が出来し、世間の耳目を集めることに。第一の被害者は廃工場の天井から逆さに吊るされ、床に「ハンナはつるそう」という血文字、さらなる犠牲者……。膠着する捜査を後目に、招請に応じた名探偵の推理は? 名探偵史に独自の足跡を印す、斬新な二部構成による本格ミステリ。

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名探偵に薔薇を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物語は創作童話「メルヘン小人地獄」に関する二つの事件の二部構成。
    登場する名探偵の視点で語られる真実や、描写に名探偵があるが故の苦悩や葛藤に強く触れられる。
    グロテスクな描写もあるので苦手な人は注意。
    物語の最後にドロリとした何かが心に落ちてずしりと残る作品。因果とは何か。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    ミステリとしても小説としても面白い。

    一部二部構成になっていて、この二部のために一部があったのかと。

    一部の展開から二部は全く想像できませんでしたし、二部の展開もよきです。


    お気に入りの一冊になりました。

    0
    2023年06月07日

    Posted by ブクログ

    二部構成のミステリ。創作童話と見立て事件。
    そしてその事件に関わった人々のその後の事件。
    鳥肌が止まらない展開とタイトルが響いてくるラストの温度が最高です。

    ロジカルな真相もですが、何よりも探偵の物語。
    声が出てしまったわね。

    0
    2023年05月09日

    Posted by ブクログ

    真実が分かると本当に切ない。胸がつぶされるようだった。
    探偵の苦悩も分かり、探偵の印象がガラッと変わる。
    話の構成も工夫されており、最初と最後ではちがう話を読んでいたように思える。でもちゃんとつながりがある。面白かった!

    0
    2023年03月27日

    Posted by ブクログ

     以前から気になっていた本。2部構成になっていて、第一部メルヘン小人地獄は、謎の毒薬「小人地獄」(スゴイ名前だ)をめぐる殺人事件。第二部毒杯パズルは、それから2年後の「小人地獄」が使われた殺人事件。登場人物は重複しており、探偵役も同一人物である。

     第二部こそがメインであり、第一部はプロローグにす

    0
    2022年12月01日

    Posted by ブクログ

    このオチは読めない

    名探偵が名探偵たり得るには部外者である必要があるということ
    論理がしっかりしているのでパズル的なミステリー好きにおすすめです

    0
    2021年07月03日

    Posted by ブクログ

    ミステリとして、というより人間ドラマがとても良かった。第一部でミステリの印象を植え付けて第二部で実は名探偵へ捧げられた物語だったんだ、という構成。誰も幸せにならない真実を明らかにする必要性。確かになぁ。

    0
    2020年08月26日

    Posted by ブクログ

     『虚構推理』の城平京さんの長編デビュー作とのこと。そうと知って読んでいたので、その原型っぽさを噛み締めながら楽しんだ。第一部では、三橋の、一見不甲斐なさそうに見えて意外と冷静で頼れるところや、瀬川の、一見冷徹そうに見えて実は壊れやすい繊細さと優しさを抱えていそうなところなど、キャラクター造形にそれ

    0
    2024年04月15日

    Posted by ブクログ

    虚構推理で有名な著者の長編デビュー作。
    本作は二部構成となっていて、第一部は完璧な毒薬「小人地獄」と童話を用いた見立て殺人、そして話の後半に現れる名探偵の活躍といった、THE本格ミステリといった様相で面白かったです。

    一転して第二部は名探偵、瀬川みゆきが語り手を務め、一部の名探偵の活躍とついになる

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    探偵推理小説に登場する多くの探偵は、いわゆる変人というイメージがありながらも、完璧に推理し犯罪の形を明らかにするため、どこか強い印象がありました。
    本書の探偵、瀬川みゆきも群れることなく容姿美人であるため、同じイメージで読み進めましたが違いました。ここまで儚く、辛い気持ちで探偵をしている人はいない

    0
    2023年11月09日

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