雨の日も神様と相撲を
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雨の日も神様と相撲を

小説・文芸
792円 (税込)
554円 (税込) 10月1日まで

2pt

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。同時に隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!?

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雨の日も神様と相撲を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    体格には恵まれていないけど相撲一筋だった文季が引っ越した村は相撲好きのカエルの神様が崇められていた。ひょんなきっかけから神様相手に相撲の指導をする事になる話と同時に村で起こった妙な殺人事件の謎を解く話が上手く絡み合っており、相撲の蘊蓄も読み応えあった。そしてさらに村に伝わる因習のルールに基づいてイノベーションを起こす展開の畳みかけ方がまた上手い。後で考えると無駄な所がない事に気付く。でも読んでいる時はそれに気付かないのは単純に凄いと思った。

    1
    2019年03月27日

    Posted by ブクログ

    相撲を愛する両親の元で相撲の知識と技術を教え込まれた文季が転校したのは、相撲好きのカエルの神様が崇められる村だった。小さい頃から相撲漬けの日々を送って来たため相撲の知識や技術だけでなく、相手の動きを見て対応策を考えることまでできるようになった文季だが、如何せん身体の小ささが災いして対戦成績はイマイチパッとなかった。しかしその能力をカエルの神様に見込まれ、村を治める一族の娘真夏を通じて神様に相撲を教えることになるのだった。
    なかなか突飛な設定ですが、すんなり読ませられます。身体が小さいからこそ相手の一挙一動を見て対応する必要があり、それが文季の思考の全てを表わすことになっているのが面白いです。なので隣村で起こった死体遺棄事件に関してもその能力を活かして刑事である伯父に自分の考えを述べることに繋げるのも、突飛ながらも面白いです。しかしまあこの事件の部分は物語のメインではないのですが。
    物語終盤に至る伏線の回収とどんでん返し、そこにこそこの作品のミステリ的面白さとしての醍醐味があるのでしょう。そして事件の真相の一部に気付かなかった文季が同じく見落としていたもの。その提示のされ方や落とし処が実に爽快なのです。なるほどこれこそミステリの面白さと膝を打ちます。
    そこに身体の小さい文季と身体の大きい真夏。村を治める一族に課せられた運命。相撲に愛された文季が己の相撲で得たもの。ふたりのそれぞれの想い。そんなキャラクターが織りなす関係性が実に巧妙に絡み合って青春小説の妙があります。そこがミステリ的爽快感と相乗関係となって物語を盛り上げてくれます。

    1
    2018年02月06日

    Posted by ブクログ

    蛙が、いやカエル様が相撲をとるだけのファンタジーなだけの話かと思ったら、話が思わぬ方向に…

    自分を凡人(寧ろそれ以下)と思っている中学生男子が、相撲はすぐには強くならないと言うのが良い。人間はぱぱっと強くはならないよね。

    0
    2021年11月04日

    購入済み

    しっかりSF

    青春すけべものかと思いきや,しっかりとSFでした.気に入って,無料の1巻から漫画まで,そして続きが気になり,一気に原作までたどり着きました.満足です.

    0
    2020年08月29日

    Posted by ブクログ

    相撲好きの両親に育てられ、小柄だからこそ知識と理論と洞察力の相撲を取るがゆえに、カエルの神様が治める相撲が盛んな村であれやこれや巻き込まれるお話

    ファンタジー、ミステリ、恋愛等々と色々な要素が詰め込まれてあるけど、そこはやはり城平クオリティでちゃんとまとまっている
    ただまぁ、ミステリな刑事事件は別に省いても物語りは成立すると思うし、どうしても必須かと言われるとちょっと疑問
    ただ、それ以外のところでのミステリ要素はすばらしい
    ファンタジーながらもちゃんとルールを提示し、理由のない謎はないという解決を見せる物語の構造がちゃんとしている

    推理で格闘をするというのはスパイラルの外伝のソードマスターの犯罪でもやってたね
    相手の心理を逆手にとってというやり口も一緒
    こっちの方が丹念に伏線が張られているのでより納得したけどね

    そのうちこれはマンガ化するんじゃないか?
    むしろ、文章よりもマンガやアニメ向きな気がする

    0
    2016年12月27日

    Posted by ブクログ

    あらすじを読んだだけでワクワクする。
    多様なジャンルの要素を詰め込んだ作品。
    この設定と世界観を創っただけでも凄い。
    カエル、相撲、ミステリ、伝記といった比較的マニアックな設定も、城平京が描けば誰でも楽しめる作品になってしまうのか。
    自分の大好きなミステリ要素があり、読後感も最高と、大満足の内容。
    やはり、この著者の作品にハズレはない。

    0
    2016年05月19日

    Posted by ブクログ

    なんとなく読んだら素敵な話だった!相撲小説であり、ファンタジーであり、ミステリーであり青春小説である。荒唐無稽なのに説得力があり、読後が爽やか。新たな神話となるお話。

    0
    2016年03月07日

    Posted by ブクログ

    これはとても好き。うすらでかいお嬢様の真夏がとても好ましい。物語もファンタジー要素とミステリ要素とスポーツ要素を混ぜあわせとても上手い青春物語だ。幾つもの要素があるので終わらせ方も幾通りもあったと思うけど、最後の落としどころのチョイスがとても良い。

    0
    2016年03月02日

    Posted by ブクログ

    「スパイラル」の時から城平京先生の大ファンで、先日ネットで新作が出ていると知って購入。いったいどんな話かと思えば「両親を事故で失った少年が、相撲が盛んな村でカエル(神様)に相撲を教える話」と聞いて、頭の中が真っ白になった。
     と同時に、いかにも城平先生らしい荒唐無稽な話で、多分世界中を探してもこんな話は先生にしか書けない。
     そしていざ読み進めると「相撲」をテーマに構成された骨太な世界観、澱みもムダもない完璧なストーリー、生き生きと描かれるキャラクター――さらには「推理要素」と「恋愛(青春)要素」も織り交ぜられ、最後の一文字まで心から楽しんで読むことができました。
    ――本当に。本当に凄すぎる。
     読後に興奮のあまり、SNSで絶叫せずにはいられないほど面白かったし、読書・小説による「面白さ、多幸感」をここまで感じさせてくれた作品は久しぶり。
     こんな素晴らしい作品に出会えた喜びと感動。なにより「楽しさ」を、是非あなたにも知ってもらいたい。
     超絶的にオススメの一作です。今すぐ本屋で購入してください!

    0
    2016年01月21日

    Posted by ブクログ

    二度目ましての作家さん。
    『名探偵に薔薇を』が面白かったのですが、
    同じ著者なのに、タイトルのイメージが
    かけ離れている。(〇o〇;)

    両親を事故で失った文季が叔父の住む村に引き取られた。
    その村では、カエルが相撲をとり、神様扱いされていた。
    普通はこの時点でダメなんですけど、読まされました。

    小柄で華奢な文季と、カエルに仕える大柄で怪力の少女。
    祭りに奉納する為の相撲と外から来た赤い奴。
    そして、村境では、死体遺棄事件が?
    いやぁ~楽しく読まされました。

    0
    2023年07月02日

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