スワンソング

スワンソング

638円 (税込)

3pt

同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた僕は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし愛の歯車はそのときから少しずつ狂い始める――。蝕まれる心と身体、公私にわたって逼迫する生活。心を閉ざし壊れていく恋人を見守り、献身的に尽くす僕の日々に突然の別れが押し寄せたとき、脳裏には美しい白鳥の歌声がこだましていた……。狂おしいまでの情熱に駆られラスト1ページまで突き抜ける、哀しみのラブストーリー。

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スワンソング のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ツェッペリンからタイトルを取った。三角関係の末、どうしようもなく悲惨に終る物語。こうなる前になんとかならなかったのか…とも思うけれど、どうしようもないことって、確かに、あるよなあ。

    0
    2018年12月28日

    Posted by ブクログ

    とても重い話ではありますが、深い愛情を感じました。考えさせられましたし、涙してしまいました。私の中のベストセラーです。

    0
    2012年12月04日

    Posted by ブクログ

    別れと出会い。

    別れの描写は本当につらいです、身を切り刻まれるような思いでやっと読みました。私自身が上向き始めてるから読み切れたんだと思います、それほどにつらい。

    でも、由布子を好きになる瞬間の描写、その想いを伝えるための言葉。
    この数ページは本当に素晴らしい、何でこんな表現をできるんだろう。

    0
    2012年07月02日

    Posted by ブクログ

    「パイロットフィッシュ」の心地よい切なさがとても気に入ったから
    本作もそういう感じなのかなと気軽に手にとったのだけど、全くそんなことはなかった。
    あの心地よいさわやかな痛みじゃなくて、心臓をえぐられるような、息がつまる痛み。

    たくさんのどうしようもない想いが自分の過去や現在の痛みとリンクして、

    0
    2012年02月07日

    Posted by ブクログ

    『スワンソング』を読んだ。辛くて、苦しくて、何度も読むのをやめては、いてもたってもいられずに再び読み始めるということを繰り返した。生きること、死ぬこと、人を愛すこと、苦しいこと、幸せなこと、それでも生きていく、ということ。私は愛する人のためにどれだけのことをしてあげられるだろう。

    0
    2011年07月29日

    Posted by ブクログ

    おれの大好きな大崎善生さんの作品。
    身を切られるような切ない恋愛が描かれていました。
    三年付き合った恋人を失った元彼女の気持ちも、大好きな人の生活を壊してしまったと病んでいく彼女の気持ちも、そのどちらも満足に救ってやれないことに苦しむ主人公の気持ちも、どこかしら自分の中に共通する気持ちを見つけてしま

    0
    2011年02月12日

    Posted by ブクログ

    同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた僕は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし愛の歯車はそのときから少しずつ狂い始める・・・。蝕まれる心と身体、公私にわたって逼迫する生活。心を閉ざし壊れていく恋人を見守り、献身的に尽くす僕の日々に突然の別れが押し寄せたとき、脳裏には美しい白鳥の歌声がこだ

    0
    2010年11月20日

    Posted by ブクログ

    落ちたー。大好きな大崎さん、またノンストップで
    読めました。

    これは、好きとか愛するとかそういうレベルじゃない。
    ソウルレベルの話な気がする。

    あそこまで、誰かのことを想えて、例え不幸な結果に
    終わったとしても、それはすっごい尊いことだと思う。

    0
    2015年11月12日

    Posted by ブクログ

    携帯電話がなく、連絡の手段は電話だけ。
    もちろん私の恋愛時代も当然そうだった。
    この時代、電話が鳴ると、心がときめいた。
    ただ、この物語はときめきと恐怖が隣り合わせのベルの音…。
    主人公が昔の彼女と新しい彼女の間に板挟み。そしてはっきり気持ちを伝えないために、彼女たちは心を病んでいく。
    人間の精神な

    0
    2013年11月14日

    Posted by ブクログ

     無償の愛とはこの事なのか・・・
    読み終えた瞬間、何かが心に住み着いている。

    薄い愛でも深い愛でも厚い愛でも無い。 愛以上のもの・・・  今の自分では言葉がない。 想いだけである。

    人を想う気持ちと行動をどのようにつなげてゆくのか、言い現しようの無い気持ちである。

    想いが、言えないからこそ小説

    0
    2013年06月12日

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