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小学3年生、母を亡くした夜に父がつくってくれた"わが家" のトン汁を、避難所の炊き出しでつくった僕。東京でもどかしい思いを抱え、2カ月後に縁のあった被災地を訪れた主婦マチ子さん。あの日に同級生を喪った高校1年生の早苗さん…。厄災で断ち切られたもの。それでもまた巡り来るもの―。未曽有の被害をもたらした大震災を巡り、それぞれの位置から、再生への光と家族を描いた短篇集
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Posted by ブクログ
東日本大震災をテーマにした7つの物語でした!現地でどんな悲惨なことがあったのかが物語を通してわかりました
東日本大震災で被災した人たちの心情が伝わってくる7つの短編。 どれだけ被災者の気持ちに寄り添っても本人でない限り、経験した思いを知ることはできない。 だが少しでも、ほんの少しでもわかれば.と思う。 どの物語も悲しさが伝わってくるが、前に進もうとする勇気もあった。 そして、優しさも伝わってきた。 なか...続きを読むでも「記念日」が泣けてきた。 1月〜3月までのカレンダーも必要なんだと。
3.11後のやるせない思いが、読んでいて苦しかった。でも、前に進もうとする姿にあたたかい気持ちにもなれた。日本各地で今も地震が続き、当たり前が当たり前でなくなる日が私にも来るかもしれない。明日が来ること、春が来ることに感謝し、日々を大切に生きようと改めて気付かせてくれた本。
切ない話だけれど、それぞれがタイトル通り『春』を感じられる終わりかた。 読みやすくて、久しぶりの一気読み。
震災後の世界を舞台にした、心を打つ短編集。 母との別れを記した「トン汁」、カレンダーを巡る話しの「記念日」では、不覚にも目頭が熱くなった。 他の作品も、今を精一杯生きている人たちの想いが伝わり、胸が熱くなる作品たちばかりだった。 大枠のストーリーとしてはありきたりかもしれないが、「...続きを読むおまじない」「夏祭り」「五百羅漢」などのアイテムにより、物語にリアリティ、重みが出ている。 あの時、私は被災地の端っこの方に住んでいて、自身も被災したが、幸いにして身の回りに犠牲者はいなかった。 だから、被災者の方の気持ちも、被災地でない場所から被災地を見つめていた方たちの気持ちも、全部ではないけれど少しずつ分かる気がする。 被災者と、被災者でない人と、様々な立場の人がいて、様々な関わり方がある。 人によってできることもできないこともあるし、よかれと思ってしたことが結果的にそうならないこともあるし、その逆もある。 みんな、一生懸命に考えて、前へ進もうとしている。 未来は決して希望に満ち溢れたものではないが、まんざら捨てたものでもない。 また、次の春はやってくる。
東日本大震災で傷ついた人たち、それを慮る人たちを主人公とする7編。この中で「おまじない」は「NHK国際放送が選んだ日本の名作」に紹介されていた本を読んでいたことが分かり、2年ぶりの喜びの再会!だった。40年前に津波被害の街に小学校4年で住んでいた女性がボランティアで訪問し、子どもたちのブランコでお...続きを読むまじないをする姿に過去の自分とケイコちゃんを思い出すシーン。心締め付けられる感動を覚える。その他、(トン汁)幼い日に母を亡くした3人兄姉弟と父親のトン汁作りをめぐる思い出も忘れられない。(しおり)は津波で行方不明になり、高校に入学できずじまいになった同級の学友の思い出。(カレンダー)は被災者のためにカレンダーを送った後の被災者からのお返しプレゼントの事後談。「また次の春へ」は両親が行方不明のまま、葬式を出さずに月日を経ていく人の虚しい心のうち。など震災による心の傷痕を悼む短編集だった。
東日本大震災にまつわる短編集。いったいどれだけの人が日常の幸せを奪われたのだろう。ツライ。どの作品も考えさせられることばかりで被災者と被災者を思いやる人の考え方の違いに驚いた。あの日を忘れず巡ってくる春が希望の光に満ちていますように。
東北の震災のあれこれ。 重松さん特有の泣かせ話。 知ってても泣いちゃうやつ。 あの地震で実際、数えられないドラマがあるんだろうなぁ。 すこし離れた所に住んでて、実感湧かないことに罪悪感がある辺りは、そうだよなぁ、ってなった。 過去の話ではなく、続いてる話。
東日本大震災をテーマにした7つの短編集。特に『記念日』が良かった。被災した人たち全員が納得する配慮なんてないけれど、被災者を想った真心は必ず伝わることを訴える温かい物語だった。『トン汁』や『しおり』、『五百羅漢』も好き。 表題作のように、亡骸もなく行方不明となった人たちを死んだと受け入れるのはと...続きを読むても難しいのだろう。ニュースを見ているだけでは気づかない被災者の方の思いに触れることのできる1冊。
東日本大地震で被災した人達の生き方を描いた本。 たまたま手に取ったけど、ちょうど震災の日が近く、色々考えさせられた。 運が悪かったで片付けられたら楽やけど、そうではない。 大切な人を失うことを想像したら、今を大切にしないとなと考えさせられる。 辛い思いをしてる人たちがいることを忘れてたらあかんな
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