空の怪物アグイー

空の怪物アグイー

作者名 :
通常価格 572円 (520円+税)
紙の本 [参考] 605円 (税込)
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作品内容

60年安保以後、その大きな影響下に書かれた“現代の恐怖”にかかわる一連の作品を収める。「個人的な体験」と同一の設定のもとにそれとは全く逆の結末を導き出し、共通のテーマをめぐる著者の文学的格闘をうかがわせる『空の怪物アグイー』ほか、「万延元年のフットボール」につながる『ブラジル風のポルトガル語』、核時代の苦いユーモア『アトミック・エイジの守護神』など7編。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2014年03月14日
紙の本の発売
1972年04月
サイズ(目安)
1MB

空の怪物アグイー のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月26日

    死者の奢りあたりの文体の個性、
    迫ってくるような閉塞感はやや影を潜め、
    いろいろなパターンの小説が増えてきたな、という感じ。
    でも相変わらず短編はおもしろい。引き込まれる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    『不満足』では『個人的な体験』の菊比古とバードが…。
    『空の怪物アグイー』は、『個人的な体験』のテーマ性をそのまま引き継いだ、別バージョン。

    「僕はアグイーの存在を信じようとしてたんですよ!」とかいうせりふがあって、それが響いたなぁ。


    短編集です。どれもよかった。
    『敬老週間』も面白か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月29日

    これはA子さんの恋人から。

    作者の的確な描写により、体臭やら、汗臭さ、街の埃臭さなどの「生の人間」が生きる環境をジリジリと感じ、喫茶店でコーヒーとか軽食取りながら読んでいたら気分が悪くなってしまう。いや、僭越ながら…凄まじい褒め言葉です。

    こう,その当時の時代の空気を想像するに十分な描写。もっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月09日

    1950年代〜1960年代を舞台にした青春小説。

    「異常な世界を平気な様子で生きなければならない時代」という意味では今とそうは変わらないのかもしれない。

    この異常な世界に放り込まれた主人公たちを導くのが、いずれも精神異常者や地下社会の人間など「同じ時間を生きているのに、別の世界を生きている人間」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月09日

    「敬老週間」はちょっと大江らしくないので意外であったが、あとは読んでいてニヤニヤしてしまういつもの大江であった。「ブラジル風のポルトガル語」なんかはいつにも増して他者性というものがきわだって描かれていたように思う、けっこう好きな作品が多かった。

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    Posted by ブクログ 2014年01月29日

     大江健三郎、著。精神病院から逃げ出した患者を探して町をさまよう「不満足」、新興宗教団体から脅される記者の心理的葛藤「スパルタ教育」、寝たきりの老人に現代社会は明るいと嘘をつくアルバイト「敬老週間」、原爆被害者の孤児を引き取った男の真意「アトミック・エイジの守護神」、生まれたばかりの障害児を殺した男...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月26日

    敬老週間―人を食ったようなユーモアのある短編で、今の時代にこんな老人がいたとして、嘘で渡り合える人なんてごくまれじゃないかな、と思う。

    アトミック・エイジの守護神―主人公の作家が目で追う中年の男が場面場面で善人にも悪人にも変化するけれど、読みやすく大江には珍しくショート・ショートのような肌触りさえ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月29日

    近代文学演習の課題図書。レポーターとして「スパルタ教育」を担当。
    大江の短編小説は初めて読んだけど、舞台設定が抜群に素晴らしいと思った。どの作品も面白かったけど「空の怪物アグイー」が一番好き。
    先日の近代文学会で、《近代に始まる純文学にはリアリズムの呪縛がある》なんて言われてたけど、大江はその《純文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月11日

    個人的な体験でちょっぴり出てくる、バードが精神病者を探し回るエピソード「不満足」が入った、わたしにちょっぴり嬉しい短編集。

    どれも短めなのでスイスイ読めました。
    「敬老週間」と「アトミックエイジの~」は、シニカルでプッと笑えるオチが大江健三郎っぽくなくて軽く驚きました。
    敬老週間はタイトルも素晴ら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ・・・これを読むと、子供の頃に読んだ時に気分がドーンと沈み、具合が悪くなってしまった思い出が蘇って来ます。
    ちなみに「空の怪物アグイー」は大江健三郎の親友であった作曲家の故武満徹をモデルに書かれた物です。

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