あいまいな日本の私

あいまいな日本の私

902円 (税込)

4pt

「私は渡辺一夫のユマニスムの弟子として,小説家である自分の仕事が,言葉によって表現する者と,その受容者とを,個人の,また時代の痛苦からともに恢復させ,それぞれの魂の傷を癒すものとなることをねがっています.」――一九九四年ノーベル文学賞受賞記念講演ほか,全九篇の講演に語られた,深く暖かい思索の原点と現在.

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

あいまいな日本の私 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大江健三郎がノーベル文学賞の受賞演説で述べたことを纏めたもの。川端康成の受賞演説「美しい日本の私」に対するアイロニカルな視点で捉えているところが面白い

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    おじいちゃんの書斎からくすねてきた。私がずっと聴いてきた國光の音楽と、おじいちゃんが色んな本を読んで考えてきたことが繋がるような気持ちになった。
    私が初めて天皇陛下を見た時に思ったのは、空虚だ、ということだった。日本というのは曖昧な抽象物であり、実は天皇にも象徴されるように中心が空っぽなのだろう。そ

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    今期,大学の非常勤でテッサ・モーリス=スズキの『日本を再発明する』を教科書として使っている。今回はとてもいい選択だったと思う。とても授業がやりやすいし,学生の反応もまずまず。もちろん,理解が浅い部分もあるが,そのくらいの難しさを兼ね備えているところも理想的。
    ということで,レポートのテーマとして「日

    0
    2016年07月01日

    Posted by ブクログ

    大きく括り、文学、語学、戦争、政治、家族、日本の事などがまとめられている。
    彼のようにすべての日本人とすべての人間が、時代の流れと事柄(教訓、精神などを含め)を文学やその他の媒体を使い理解しようとするならば、良いことだしこの本を理解できるのだろうが、多くの人間が生まれ、死ぬまでに見るものはやはりその

    0
    2015年03月09日

    Posted by ブクログ

    1990年代に日本人とは何かについて考え、それを絞り出すように言葉を選び、発信していった講演がまとめられた良書。2014年の今でも著者の主張は錆びていないと思う。まだ私には経験が浅く、著者の主張を受け止めきれていない部分があるが、年を取り経験を積み読み返すことでまた新たな発見が得られると思う。

    0
    2013年04月22日

    Posted by ブクログ

    たいへん良かったです。
    文学に対して、このくらい真剣に考えていないと、素晴らしい話は書けないですよね。
    「あいまいな日本の私」って、川端康成のスピーチを受けてのことだったんですね。

    これを読みながら、ノーベル文学賞の発表を待っていたのですが・・・今年も残念でした。

    12.10.14

    0
    2012年10月28日

    Posted by ブクログ

    断定的すぎて意味のわからない所はあるものの、芸術に対する言及は興味深かった。「芸術家は私達が今まで知らなかった新しい世界を見せてくれる仕事」。芸術の意味がやっとわかった気がした。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    講演内容をまとめたものであり読みやすかったが、前提知識ゼロで挑んだので難しい部分もあった。
    日本に生きる私としてもっと日本を知るべきかと思う。

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    四国の山奥に生まれた大江健三郎
    彼は少年時代、海外の児童文学にふれて広い世界に憧れ
    やがて小説家になるのだが
    初期の作風は、実存主義的なものであった
    それは一口に言えば、外に目を向けようとする自分に対して
    抑圧をかけてくる社会への反発であり
    そういう社会を象徴する存在として、天皇を仮想敵とするものだ

    0
    2019年07月20日

    Posted by ブクログ

    大江健三郎の本は好きだけど、、難しかった。断片的にしかついていけなかった。

    そもそも大江健三郎の代表作を読んでいるだけじゃなくて、歴史や文学の基本的な教養がないといかんなと思った。

    ただ、彼が考えていることの喫緊さ、例えば日本を発信していくこと、などはすごく伝わってくるので、もう一度知識を蓄えて

    0
    2013年11月10日

あいまいな日本の私 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

大江健三郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す