作品一覧

  • サピエンス前戯 長編小説集
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    身長、寿命、インターネット、XVideos―21世紀、ピークに達した人間の能力と文化。だが、それはまだ人類史にとって前戯にすぎなかった。壮大なシンギュラリティSF含む長編3編。
  • グローバライズ GLOBARISE
    3.8
    1巻836円 (税込)
    極限まで研ぎ澄まされた文体と緻密な描写、文学的技巧を尽くして爆発的瞬間を描く――加速する現代に屹立する十二篇。単行本版に加筆・修正を加え、最初期の短篇「犯罪捜査」の改作を加えた完全版。
  • 人間界の諸相
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    謎に満ちた女・菱野時江とは何者なのか――。突如、連絡が取れなくなった時江の消息を追う二人の友人、渋崎咲子と古河内栗美は、携帯端末のSNSを頼りに彼女の居場所を突きとめた。そこには「あの国は暮らすにはいいが、生きるのは窮屈すぎる」という一文が……。(「幻の淑女」より)文学界の異才・木下古栗が挑んだ、なんともトリッキーなエンタメ風小説! 作品の全貌は、読んでみてのお楽しみ。
  • 生成不純文学
    3.6
    1巻1,485円 (税込)
    読書芸人も賞賛! 文学界の異才が放つ、待望の最新短編集。OL物のAVが気になって仕事が手につかないロシア人宇宙飛行士。宇宙からその視線を首筋に感じる平凡なOLは、ある昼下がり、公園のベンチ裏からノートを見つける。そこには野糞を採取する男の記録が……。(「虹色ノート」)。ほか、「人間性の宝石 茂林健二郎」「泡沫の遺伝子」「生成不純文学」の四篇を収録。
  • 金を払うから素手で殴らせてくれないか?
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    「おい鈴木、米原正和を捜しに行くぞ」とその米原正和が言った──。失踪した米原正和の行方を、当の米原とともに追う鈴木。会社を休んで、米原の自宅、立ち寄り先を米原をともに捜す。果たして、米原は見つかるのか?

ユーザーレビュー

  • グローバライズ GLOBARISE

    Posted by ブクログ

    下品で生々しい話ばかりだけど、他の本も読んでみたくなる、何かがあるような。

    エロ、グロ、への持っていき方が唐突で刺激的で、でも描写は細かくて、中毒性がある。

    0
    2021年04月12日
  • 金を払うから素手で殴らせてくれないか?

    Posted by ブクログ

    わかろうとしなくてよい、という意味で、大変読みやすい。
    考えさせられる読書に疲れた時におすすめしたい。

    脈絡がないので文章に改行がなく、ページにみっちりと文字が並ぶ。強烈な内容の割に、読み終わったあとに何も残らない。私は一体何を読んだのだろう?
    執筆にあたり推敲はあったのかと疑わしいし(もちろん推敲されてると思います。思いつくまま吐き出してるかのような書き方、という意味で)、それなりに下品な単語やぶっきらぼうな展開で構成されているので、苦手な部類に入りそうだけども素直に受け入れられたのは、作品の良さなのか私の懐がふかくなったのか笑

    0
    2021年01月13日
  • 金を払うから素手で殴らせてくれないか?

    Posted by ブクログ

    全体的に好みがわかれそうなヘンテコな話ばかりなのに、Twitter文学賞2014年第1位はすごい。個人的にはたいへん好み。ハマりそう。
    「IT業界 心の闇」3…アシンメトリーでアンバランスでとりとめのない不思議な駄話。
    「Tシャツ」5…時間や場所を無視した超圧縮文体の中毒性たるや。
    「金を払うから素手で殴らせてくれないか?」4…失踪した上司を捜索する部下たちの優しき悪ふざけと悪趣味な結末。

    0
    2017年05月02日
  • 生成不純文学

    Posted by ブクログ

    「生物、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を知りたければ、『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読めば良い。「文学とは何か?」という疑問には本作を読めば良い。

    0
    2017年04月22日
  • 生成不純文学

    Posted by ブクログ

    短編集。不条理とナンセンスのオンパレード。筒井康隆好きなら本書は大好きなはず。
    1本目の「虹色ノート」からして、展開のすごさに心もってかれました。すごい作品と出会えたことに感謝。著者の過去の作品も読んでみることにします。

    0
    2017年04月15日

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