深い作品一覧

非表示の作品があります

  • プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争
    3.6
    第三次世界大戦はすでに始まっている アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。 ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。 目次 第一章 プーチンの戦争とサイバー戦 第二章 中国は技術を盗んで大国になった 第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権 第四章 中国に騙されたトランプ 第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ 第六章 日本はサイバー軍を作れ
  • いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問
    4.0
    著者は言う。「質問は、大事です。質問は答えより大事です。質問がないと答えが見つからない。質問があって、答えが見つからないから、その問題を考え続けることができる」  キリスト教のことを考えると、いまさら聞けない質問・疑問がいくらでも出てくる。  例えば、「神さまはいるのか」「神さまは男か、女か」「人間は罪があるのか」「天使はどんな存在か」「地獄はどんなところか」。  なかなか聞けないことばかりだ。そんな質問・疑問に、著者は明解に答えていく。というよりも、キリスト教ではそれらをどう考えるかを明らかにしてくれる。  その解答をとおして、キリスト教の理解が深まることはもちろんだが、著者は、信仰するとはどういうことか、さらには人生や死とは何なのかに分け入っていく。というのは、キリスト教は、そうした人間が考えそうな問題について全部考えてきたことになっているからだ。  それは読めばスリリングな論考である一方で、人に思考を激しく強いるものでもある。目の前がパッと開けること、請け負いだ。
  • ルポ 女性用風俗
    4.8
    女性の社会進出が進む中、男女ともに未婚率が上がり、性交未経験の割合も増加している。そして女性たちの性のありようも多様化している。「30歳になって処女は重かった」と語る女性会社員、DVに悩みセックスレスの既婚女性、SMに魅了される女性、ストリップに号泣する若い女性たち。利用する女性たちだけでなく、サービスを提供する店や人々への取材を通して、性に対する多種多様な欲望や風俗に通う動機を探り、女性たちが求めているもの、そして手にしたものは何だったのかを探る。
  • 会計と経営の七〇〇年史 ──五つの発明による興奮と狂乱
    3.8
    ペストが流行して大混乱のイタリアで、「簿記」の技術が発達した。商売の組織が大きくなり、オランダで「株式会社」をつくって「証券取引所」で資金を調達するようになった。大規模な初期投資を行う産業革命下のイギリスで「利益計算」が登場し、やがてアメリカでは投資家に対して会社の「情報公開」を始めた。現代のビジネスを支える五つの大発明の影に、逆境に立ち向かう者たちの興奮と狂乱のドラマあり。数字嫌いを吹き飛ばす、世界初、会計講談!
  • エンタングル:ガール
    3.3
    映画監督を志す守凪了子(カミナギリヨーコ)は舞浜南高校に進学し、憧れの映画研究部に入部する。仲間たちとともに、AIを駆使した長編映画を製作し、コンテストに応募するのだ。作品提出期限は夏休み最終日。だが、撮影を続けるなかで、了子たちはあちこちで奇妙な齟齬に出会う。それはこの高校だけでなく、舞浜という街自体に隠された〈世界のほころび〉だった――。新進気鋭のハードSF作家が新たな着想で綴るゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』の語られざるエピソード。巻末に文庫版ボーナストラックを加えた。/【目次】プロローグ/第一章 なぜ守凪了子(カミナギリヨーコ)は映画監督になれないのか/第二章 ホログラフィック・ノイズ/第三章 守凪組/第四章 n番目の祝祭/第五章 ダークディスク/第六章 シェルタリング・サマー/第七章 からまる夏の守凪了子/第八章 エントロピック・アシンメトリ/第九章 舞浜南高校映画研究部/第十章 オケアノス――世界の海/第十一章 夏を継ぐもの/第十二章 831/エピローグ/ポストクレジットシーン ホロニックワールド・エンタングルメント/単行本版あとがき/文庫版あとがき/解説=花澤香菜
  • 無抵抗主義
    完結
    5.0
    全1巻880円 (税込)
    鬼才・乃原美隆 衝撃のデビュー作! あなたをふりまわし、心を奪う 劇薬のような作品集。 来るもの拒まず、去るもの追わず。 自分の身に降りかかることはなんだって受け入れる。 そんな主義を掲げ、大学中の女子と現在20股中の真也が出会ったのは、「魔女」と恐れられる薬学部の小津先輩ーー通称オズ。 高圧的な態度と不可解な言動のオズに振り回される真也は、ある日オズに謎の薬を飲まされ、「絶対服従命令」をされるけれどーー…? 本編の他、2作を収録。
  • 酒談義
    3.7
    少しばかり飲むというの程つまらないことはない――。酒豪で鳴らした文士が、自身の経験をふまえて飲み方から各種酒の味、思い出の酒場、そして禁酒の勧めまでユーモラスに綴る。全著作から精選した究極の酒エッセイ全21編。文庫オリジナル。 巻末エッセイ・野々上慶一
  • 汽車旅の酒
    3.9
    旅行をする時は、気が付いて見たら汽車に乗っていたという風でありたいものである――。旅をこよなく愛する文士が美酒と美食を求めて、金沢へ、新潟、酒田へ、そして各地へ。ユーモアに満ち、ダンディズムが光る著者の汽車旅エッセイを初集成。巻末に観世栄夫の逸文を付す。〈解説〉長谷川郁夫
  • 70代で死ぬ人、80代でも元気な人(マガジンハウス新書)
    3.4
    <マガジンハウス新書創刊第2弾> 70歳が人生のターニングポイント! 老化を遠ざける、明日からできる「習慣」と「心がけ」 「〇〇さんが大腸がんの手術をした」「●●くんが脳卒中で倒れた」など、70歳を過ぎると友人知人が大病をしたという話が聞こえてきます。 また、同世代の喪中はがきが届きはじめるのが70代になってからでしょう。「ああ、あいつが旅立ってしまったのか……」と、60代ではあまり意識しなかった「死」をリアルに感じてくるのが70~80という年代です。 これは統計にも表れています。 ガン死亡率は60代と70代では2倍以上増加し、認知症や要介護となると60代と70代では5倍以上増加します。 厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳です。男女ともに平均寿命が80歳を越えましたがあくまで平均ですので、男性の場合は半数近くが70代でお亡くなりになる方がいるということになります。つまり、とくに男性は70代が“魔”の時期と言えるのです。 一方で、“魔”の70代を軽々と乗り越え、80歳を過ぎても元気に溌剌と暮らしている方々もたくさんいます。 「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」――両者の違いとは、いったい何でしょうか。 本書で詳しくお話ししていきますが、私は「レジリエンス(回復力)」と「免疫力」にそのヒントがあると考えています。 わたしたちの身体には、たとえ病気やケガをした場合であっても自ら回復する力が備わっています。この力を高め、維持することこそが重要であり、健康長寿を伸ばす秘訣なのです。(「まえがき」より) 「元気な80代を迎えるための心がけ」から「老化に負けない生活習慣」「70代、80代の健康学」まで――。 精神科医であり、高年学のオーソリティがお届けする、健康長寿への処方せん! ●「レジリエンス(回復力)」と「免疫力」の低下にご用心 ●「同調圧力」に負けた人から老いていく… ● 若いころのようにいかないことを、逆に面白がる ● 誘われたら二つ返事で乗ってみる ● 夫には夫の、妻には妻の楽しみがあっていい ● ボランティアは「社会のため」より「自分のため」 ●「ランチ巡り」は千円で楽しめる海外旅行 ● 危険なのは、数値が「高い」より「低い」こと etc.
  • イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ
    4.5
    若手社員に対して、こんなイライラ・モヤモヤ、感じていませんか? ●何度注意しても直らないのはなぜ? ●ホント、言われたことしかやらないんだよなぁ ●一から十まで説明しなきゃダメか…… ●すぐに病みそうで、キツく怒れない ●生産性とかコスパとか、そんなに無駄が嫌いですか? ●え? 君が在宅で、こっちが出社って…… ●メールじゃなくて、ちょっと電話しちゃダメかな etc. いつの世も「今どきの若者」はオトナにはよくわからないものだが、近年、そのギャップは広がるばかり。そのため職場では、若手社員にイライラ・モヤモヤ(イラモヤ)させられている人も多いはず。かといって、パワハラとなったら困るし、説教して古臭いオジサン(オバサン)と思われるのも……。そこで、若者の働き方研究家が、彼らの「脳内=ホンネ」を翻訳するとともに、職場で発生しがちなイラモヤ場面を具体的に取り上げ、その解消法を指南する。
  • 大人の食物アレルギー
    4.0
    成人の10人に1人に症状あり! これ一冊ですべてがわかる初めての解説書。 もしかして自分も……? と思ったら、以下をチェック! □花粉症である □自分または肉親がアレルギー体質である □子どもの頃にアレルギーがあった □食生活が乱れてor偏っている □過度のきれい好きである □最近、日光を浴びていない □調理業や食品加工業など食物を扱う仕事をしている □料理などで食材に触れると手がかゆくなる ひとつでも 当てはまる場合は、成人食物アレルギーの発症リスクあり! ***** 食品などの摂取で起こる食物アレルギー。 なかでも、大人になってから発症する「成人食物アレルギー」の患者数が近年急増しており、重症化すると命にかかわることはあまり知られていない。 しかし、花粉症の人や幼少期にアレルギーがあった人、食生活や就労環境に偏りのある人……誰もが発症リスクを抱えているのだ。 本書は、そのメカニズムから最新治療法にいたるまで、成人食物アレルギー研究・治療の第一人者が初めて解説した一般書である。 自身が発症する可能性だけでなく、症状に悩む人への対応やアナフィラキシーショックを起こした場合の対処など、成人食物アレルギーを“正しく知って、正しく恐れる”ための必読書!
  • 死の医学(インターナショナル新書)
    4.0
    『怪談に学ぶ脳神経内科』で、読書界を驚愕させた詩人にして脳神経内科医が、今度は「臨死体験」「体外離脱」といった、かつては「語ることすらタブー」とされた現象に挑む。そこで見えてきたのは、人生最後の瞬間を迎えたときに脳や神経細胞がどのようにその苦しみ、痛み、悲しみに立ち向かうかという、感動の物語だった!
  • 発達障害 思春期からのライフスキル
    4.3
    「今のうまくいかない状況」をどうすれば「何とかなる状況」に変えることができるのか,そのためにはどのような方法があるのか.発達障害の診断を受けたり,もしかしたら自分が発達障害を抱えているかもしれないと思ったら…….臨床経験の豊かな医師がトレーニング法やライフスキルをアドバイスします.

    試し読み

    フォロー
  • うしろから歩いてくる微笑
    3.3
    鎌倉在住の女性薬膳研究家・藤野真彩と知り合った柚木草平。10年前、高校二年生の時に失踪した同級生の目撃情報がこのところ増えているので調べてほしいと彼女はいう。早速、柚木は鎌倉に〈探す会〉事務局を訪ねるが、これといった話は聞けなかった。しかしその晩、事務局で詳細を尋ねた女性が何者かに殺害された――。急遽、殺人事件に調査を切り替えた柚木が見つけた真実とは? 娘の加奈子や、月刊EYESの小高直海らおなじみのキャラクターに加え、神奈川県警の女性刑事など今回も美女づくし。円熟の筆致で贈る〈柚木草平シリーズ〉最終巻。/解説=杉江松恋
  • コロナ後の未来
    3.7
    2020年7月に刊行した『コロナ後の世界』の続編。 新型コロナ・パンデミックは2年を経ても収束しそうもない。 この感染症によって、私たち人類の未来はどのように変わっていくのか? 世界が誇る知性7人に聞いた。 第1章 デジタル独裁主義の悪夢を阻むには ユヴァル・ノア・ハラリ 第2章 mRNAワクチンが切り拓く可能性 カタリン・カリコ 第3章 生命とは何か? ウイルスとは何か? ポール・ナース 第4章 コロナ後の働き方はハイブリッドワーク リンダ・グラットン 第5章 未来の都市は「第三の場所」を求める リチャード・フロリダ 第6章 GAFAの勝者アマゾンは医療を目指す スコット・ギャロウェイ 第7章 コロナ後の「Gゼロの世界」 イアン・ブレマー
  • パンデミック監視社会
    3.0
    今回のパンデミックは、データ分析や機械学習が興隆する監視資本主義の時代に生じた、未曾有の事態である――。猛威をふるうウイルスに対処するため監視技術が広範に活用され、監視によるデータ収集や人々の行動追跡・制御は、ときに権威主義と共鳴しつつも、驚くほどスムーズに受け入れられていった。パンデミックは私たちの世界をどう変えたのか。「コロナ前」に戻ることは本当に可能なのか。監視研究の世界的権威が、新型コロナウイルスがもたらした真の脅威に迫る。
  • ロンリネス
    3.5
    離婚の危機を乗り越えた岩見家だったが、娘・花奈のお受験や、夫・俊平の実家のある町田への引っ越し話を巡って、夫婦仲はぎくしゃくしている。そんななか、有紗はふとしたきっかけから同じタワーマンションに住む高梨と二人で会うようになり、ダブル不倫中の美雨ママに相談するうち、彼に強く惹かれていく自分に気づく。許されない恋の行く末は――!?
  • 洛中洛外をゆく
    3.7
    人は美しく生きねばならない。義に生きる武士たちの清廉な生き様を描いた時代小説や、人生観揺るがす骨太の歴史小説で多くの読者を魅了し続けてきた作家・葉室麟。遺された作品の数々を紐解くことで、主人公に託した思いから、創作のなかでたどり着いた珠玉の人生観までを明らかにする。小説ゆかりの京都の名所案内を兼ねた、何度でも読み返したい一冊。澤田瞳子ほか、豪華対談とコラム「現代のことば」を書籍初収録!
  • 黄金列車
    3.6
    ※本書は、角川書店単行本『黄金列車』を加筆修正のうえ、文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。
  • 科学と人生
    3.8
    「雪は天から送られた手紙である」の言葉で有名な中谷宇吉郎。世界で初めて人工雪の製作に成功した物理学の権威は、恩師・寺田寅彦の影響を受け、一般読者向けの随筆を数多く残している。科学的なものの見方とは、人間の愛情や道徳観から離れ、物質や法則をそのままの形で知ろうとすることとする「科学と人生」をはじめ、「科学と政治」「科学のいらない話」「寺田研究室の思い出」など、著者自選11編を収録。解説・永田和宏
  • 迷わない。完全版 107歳の母を看取って
    4.0
    12年半の母の介護が私の人生に新たな意味を与えてくれた! 波乱万丈の半生をもとに「仕事とは」「家族とは」「お金とは」「老後とは」「死とは」……誰もが避けられない人生の諸問題を語る。 晩年の母との暮らしが 人生を豊かにしてくれた ある日、突然気づいた。母は「病人」ではない。 私が母を世話するのではなく、母が私を見守っている、と。 「決断の時、必ず道は開ける、夢は必ず実現する、と迷わない。」 ――これが母から学んだ私の信念です ・母の愛情に包まれた少女時代 ・18歳で単身ハワイに渡航 ・父との葛藤と勘当 ・異国の地で味わった無一文の苦しみ ・赤字続きの駆け出しフリー記者 ・離婚の痛手をどう癒したか ・大組織に突きつけた人事要求 ・16年でキャスター降板の真相 ・12年半にわたる母の介護 波乱万丈の半生をもとに、「仕事とは」「家族とは」「お金とは」「健康とは」「死とは」……誰もが避けられない人生の難問について語ったベストセラー。12年半にわたる介護を経て、107歳の母を看取った後に増補改訂した完全版。 ※本書は2013年12月に文藝春秋より刊行された文春新書『迷わない』を増補改訂した完全版です。
  • お茶と権力 信長・利休・秀吉
    4.3
    「茶」を軸として、織田信長・豊臣秀吉、二人の天下人の戦略を読み解いた、新しい戦国史! 室町から戦国にかけて、武士の文化として発展した「茶」。しかし、それは一方で政治のツールとしても活用されました。 なかでも信長は「名物」とされた茶道具を家臣たちに分け与えることで、自らの信頼の証とし、家臣統制に活用します。またそれは外交のツールでもあり、茶の文化をリードした堺の商人たちと深く交わる手段でもありました。 そのなかで、信長に重用された一人が、千利休であり、信長の戦略を継承したのが秀吉だった、と著者は説きます。 では、なぜ堺の商人のなかでも後発だった利休が重用されたのか? そして秀吉の側近として盤石の地位を築いたかに思われていた利休が突然失脚したのか?  著者の田中氏は大日本茶道学会会長、公益財団法人三徳庵理事長として茶道文化普及に努めるかたわら、徳川林政史研究所や徳川美術館で歴史・美術を研究。茶の道に精通した著者ならではの視点が光ります。
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    4.6
    ニュースにはたくさんの数字が出てくる。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが世界を席巻してからは、なおさらだ。感染者数、陽性者数、再生産数、陽性率……。しかしその数字は、ニュースに出てくる時点で選択されており、記事のストーリーに沿うかたちで提示されている。因果関係は本当にあるのか。その数字は本当に「大きい」のか。増えた、減ったの判断の基準は本当に正しいのか。じつは数字によるミスリードにはパターンがあり、それを知っていれば大きな間違いは避けられる。具体的な例を使い、ユーモラスな語り口でその方法を伝授する。
  • 人生はゲームなのだろうか? ――〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学
    4.2
    「人生は神ゲーだ」「クソゲーだ」「人生はゲームじゃない」――人生について考えるのは難しい。人それぞれに意見は違う。「答え」がなさそうだから生きるのはつらい――でも、「答え」は出せる! わけの分からない人生を生き抜くために、思考の「根拠」や「理由」をひとつひとつ自分で掴みとる練習を始めよう。
  • 本気で考える火星の住み方
    3.5
    地下なら火星に住める可能性が!? 2020年代に入り、NASAをはじめとする宇宙機関が、地球にもっとも近い惑星である火星の探査を進め、次々と新発見が報告されています。 そこで、本書ではあの惑星探査機「はやぶさ」の開発メンバーが現時点で火星についてわかっていること、そして以前より模索されている「人類が火星に住める可能性」について、タイトル通り本気で検討・解説します。 本書を読んで、あなたも「地球にいながらできる宇宙旅行」に出かけてみませんか?
  • 時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子
    4.0
    ほぼすべての生物の遺伝子が、「24時間」のリズムを刻む謎。 生物はなぜ眠るのか? この生命最大の謎にまだ完全な答えはありませんが、約24時間のリズムを刻む生物時計は、人間や高等動物だけではなく、昆虫、草木、単細胞生物にも備わっていて、ほとんど同じ遺伝子を使っていることがわかってきました。 なぜか午前中は時間が早く経つように感じられる。目覚まし時計の少し前に目が覚める。時差ボケがつらい――こうした多くの人の経験は、春になると桜が咲くこと、渡り鳥が方角を間違えないこと、蛹がかならず早朝に羽化することと同じ、この生物時計のリズム(サーカディアン・リズム=既日周期)によるものです。そして、地球上のほとんどすべての生物の遺伝子には、先天的にこのリズムが組み込まれています。 この生物時計はどういう仕組みで動き続けているのか。そこで「眠り」はどういう役割を果たしているのか―ー? 生物時計と睡眠研究の第一人者である著者が、解明されてきた謎といまだ解明されない謎をわくわくする筆致で描いたベストセラー。日々の実感と地球生物全体が遺伝子でつながる感動に、最新の成果を盛り込み、待望の文庫化! ・平成16年、講談社出版文化賞・科学出版賞受賞作 ・本書のテーマのひとつ、「概日周期を制御する分子機構の解明」は、2017年のノーベル医学生理学賞受賞 【目次より】 1章 なぜ生物時計があるのか 2章 脳の中の振り子 3章 生物時計の部品の発見 4章 分子生物学が明かした驚異のしくみ 5章 不眠症のハエから睡眠遺伝子を探る 6章 睡眠の謎 7章 生物時計は睡眠をどう制御しているか 8章 睡眠研究の突破口 ナルコレプシー ■生物時計と睡眠をもっと知るためのブックガイド
  • 炯眼に候
    4.7
    鉄砲をどう運用すべきか。 天候を予測することはできるのか……。 織田信長による戦の勝利の裏側には恐ろしいまでの合理的思考があった。 戦国の世、最も先を見据えていた男が最後に導き出したものは、 自らの死後、明智を破る秘策だった―。 独自の着眼で誰も見たことのない信長像に迫る、傑作短編歴史小説集。 解説・天野純希 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 運命の絵 もう逃れられない
    3.3
    美しい絵画の裏にある人の世の深淵 若く、美しいバーの売り子。彼女の虚ろな表情が物語る、残酷な現実とは――。名画の背後に潜むドラマを読み解く絵画エッセイ17篇。 ※この電子書籍2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 真実の航跡<文庫版>
    4.0
    「法こそ正義」若手弁護士×「掟こそ正義」誇り高き軍人 二人が法廷に立つとき、熱い人間ドラマが生まれる。圧巻の歴史長編! 太平洋戦争中、スマトラ沖で大日本帝国海軍の重巡洋艦が英国商船を撃沈し、捕虜を大量虐殺する事件が起こった。敗戦後、若手弁護士の鮫島は、殺害を指示したとされる五十嵐元中将の戦犯弁護人になる。しかし五十嵐に「死刑を受け入れる」と言われてしまう。それでも減刑を勝ち取るため、鮫島は真相を探っていくと、驚愕の事実が見えてきて──。戦犯裁判を舞台に熱い人間ドラマが繰り広げられる歴史長編。
  • 日本の気配 増補版
    4.0
    「個人が物申せば社会の輪郭はボヤけない」。最新の出来事にも、解決されていない事件にも粘り強く憤る。東京五輪に開催後でも反対する。日常に潜むヘイトの萌芽、監視社会、政治家の空虚な言葉、コミュニケーションを「能力」で問うこと、等々への違和感を引きずり、問い続ける。「空気」が支配する国から、「気配」で自爆する国へ。その後の展開を大幅に増補した。
  • 夜の国のクーパー
    3.7
    「ちょっと待ってほしいのだが」私はトムという名の猫に話しかけた。猫に喋りかけていること自体、眩暈を覚える思いだったが致し方ない。前には猫がおり、自分は身動きが取れず、しかもその猫が私に理解できる言葉を発しているのは事実なのだ。目を覚ましたら見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」――伊坂幸太郎、十冊目の書き下ろし長編は、世界の秘密についてのおはなし。野心的傑作。/解説=松浦正人
  • 政策起業家 ――「普通のあなた」が社会のルールを変える方法
    4.6
    「政策起業家」とは、民の立場で社会のルールや制度を変え、時には新たな法律まで作ることができる人だ。人口減少の日本社会は既存のルールを変える必要があるが、官僚や政治家にはできていない。著者は「フローレンスの病児保育」「おうち保育園」「障害児保育園ヘレン」などを次々に立ち上げ社会を変えてきた。その悪戦苦闘ぶりをオープンにし、これまで政官に閉じていたルールメイキングを、「普通の人」ができるようになる社会にしていきたい。
  • 白霧学舎 探偵小説倶楽部
    3.0
    昭和20年。戦況が悪化の一途をたどる中、美作宗八郎は山間の集落に疎開し、名門白霧学舎に転入することになった。破天荒な学友たちに誘われ、探偵小説倶楽部に入部させられた宗八郎は、本物の連続殺人事件の目撃者となる。徴兵に戦死、食糧不足、墜落した米軍機の処理。そんな戦時下の日常に出現した奇怪にして異常な猟奇事件に、旧制中学の少年、少女が挑む。
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    3.6
    精霊の恵み豊かな地、遠谷(おちだに)。そこは“流れ神”がこの世にあらわれる地でもあった。遠谷に生まれ、薬の行商で各地をまわる真人(まひと)は、祭りのために帰郷した。だが、祭りを目前にしたその日、村を正体不明の武士の集団が襲った。彼らは村人を殺し、神域を穢し、神社から御神刀を奪っていった。それだけでなく、真人の大切な友、颯(はやて)も彼らに連れていかれてしまったらしい。友を救うべく、真人は刀に引き寄せられてきた流れ神と一緒に、武士たちが向かったとおぼしき鎌倉を目指す。二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした、華麗なファンタジイ絵巻登場。
  • 長城のかげ
    3.8
    劉邦にかげのように寄り添った男女たち 怠け者で口八丁の男が天下の覇者に――漢の始祖・劉邦の勃興から崩御後までを、敵、臣下、息子、学者など同時代人の目で描く連作集。 ※この電子書籍は1999年4月に文藝春秋より刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ
    4.1
    ●夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本――。 ●妻の姓を選んだ社会学者が経験した、おどろきの数々とは? ●夫婦同姓の不条理とふしぎさを描く、渾身のルポルタージュ! 夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本。そこで、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度と慣習の数々。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは? さらに本書では、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長の井田奈穂氏や、サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏へのインタビュー、加えて「妻の姓を選んだ夫たち」の特別座談会も収録。選択的夫婦別姓の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。
  • 法医学者の使命 「人の死を生かす」ために
    4.0
    異状死の死因を解剖・検査を通して究明し,法的判断の根拠を提供するのが法医学者の役割だ.その判断はどのように行われるのか.法医学者が死因を誤り,犯罪死を見逃すのはどのような場合か.日本の刑事司法および死因究明制度のどこが問題か.長年第一線で活躍を続け,数々の冤罪事件の鑑定を手がけた法医学者が,これまで経験した事件を取り上げながら訴える.

    試し読み

    フォロー
  • 武田信玄と四天王
    3.0
    二〇二一年、生誕五百年を迎えた甲斐の虎、武田信玄。その活躍の影には、常に忠義を誓う四人の漢たちがいた―。馬場信春、山県昌景、内藤昌秀、高坂虎綱。後に武田四天王 と呼ばれる器量と軍才に秀でた強者たち。風林火山の旗印の下、信玄に天下を統一させんがために命を賭して熱く戦う四人の生涯。上杉家、北条家との戦い、上洛戦。激動の日々の中で彼らが掴んだものとは。◆文庫書き下ろし◆

    試し読み

    フォロー
  • 地方メディアの逆襲
    3.9
    地方にいるからこそ、見えてくるものがある。東京に集中する大手メディアには見過ごされがちな、それぞれの問題を丹念に取材する地方紙、地方テレビ局。彼らはどのような信念と視点を持ってニュースを追いかけるのか? 報道の現場と人を各地に訪ね歩き、地方からジャーナリズムを問い直す。
  • コロナ政策の費用対効果
    3.0
    人と人との接触を完全に断てばコロナウイルスに感染しないが、それでは経済・社会・生活の基盤が崩壊する。それらの維持と感染源との遮断、医療体制の整備といった政策を総合的に組み立てていくにはどうすればよいか。PCR検査、緊急事態宣言、医療提供、給付金や休業補償などをめぐるコロナ政策の費用対効果を数量的に分析。より効果的に人々の命を救い、経済の犠牲を少なくする方法があったかどうかを検討し、多岐にわたる政策の当否を検証。今後あるべき政策を提言する。
  • 「定年」からでも間に合う老後の資産運用
    3.3
    60歳から「そこそこ働きそこそこ楽しむ」ためのライフプランニングシートを作って、パートナーと終末期まで収支を合わせる必読書! 「定年退職を間近に控えると、いよいよ老後の生活が現実味を帯びてきます。老後といってもいまや人生百年時代となりました。定年延長や再雇用などで七十歳までは少なくとも現役、という心構えの方も多いことと思います。実際、定年後の生活を見据えて「退職金で老後資金を賄えるのか」、「年金は足りるのか」、「途中で老後資金がつきてしまうのはないか」、「子どもに頼ることになるのでは」と、私もふだんの仕事上、さまざまな不安の声も耳にします。  二〇二〇年には新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、収束の糸口すら見えてきません。経済にも深刻な打撃が与えられました。  ここ数年、将来を楽観視できる要素を見つけるのが難しくなってきています。しかし、安心してください。じつはちょっとの工夫をするだけで老後資金は見通しが立つものです。定年間際の方でも、十分に間に合います」(「はじめに」より) (目次より) はじめに 幸せな老後マネーとのつきあいかた 序 章 資産運用をはじめる前に心がけること 第一章「自分仕様」の資産運用を見つけるために 1 資産運用のための準備 家計がわかれば運用も簡単に!/2 家計管理の三つの考え方/3 出ていくお金/4 入るお金はどれくらいあるか/5 結局いくら必要なのか/6 取り崩し方    第二章 老後資産運用の基礎知識 1 お金の管理も立派な資産運用です/2 資産のほとんどを現金で保有しておくことのリスク/3 投資への期待感を下げる/4 それぞれの金融商品のリスクと特徴/5 結局どんな商品を選んで投資すればいいのか/6 なぜ投資信託の積立投資を検討すべきなのか 第三章 投資の王道 投資信託 1 そもそも投資信託はどういう仕組み?/2 購入の仕方/3 証券会社の選び方/4 口座の選び方/5 商品の種類、選び方/6 取り崩し方      第四章 必須な税制優遇口座の活用法 1 アセットアロケーション(資産の置き場所)も重要/2 NISAとは/3 つみたてNISA/4 二〇二四年から新NISAがはじまる/5 確定拠出年金とは/6 手数料は見逃せない 拠出額を上げることで負担割合を下げたい/7 定年間際の世代が確定拠出年金をはじめるメリット/8 NISAと確定拠出年金 どちらを優先させるべき?
  • 群青の魚
    4.1
    特養老人ホーム「敬徳苑」で入所者が何者かに殺害された。第一発見者の介護員・清水穂香はストーカー被害に悩むシングルマザー。彼女の事情聴取にあたった交番巡査の武藤大輔はストーカーの正体を暴こうと苦悶し、新米刑事の風間志郎は捜査の過程で半グレ集団の罠に堕ちる。錯綜する事件の背後に現れる巨悪の正体とは? 格差社会の闇をえぐる異色の警察小説。
  • いつもの言葉を哲学する
    4.1
    哲学者のウィトゲンシュタインは「すべての哲学は『言語批判』である」 と語った。本書では、日常で使われる言葉の面白さそして危うさを、多様な観点から辿っていく。サントリー学芸賞受賞の気鋭の哲学者が説く、言葉を誠実につむぐことの意味とは。
  • 日本を喰う中国 - 「蝕む国」から身を守るための抗中論 -
    4.3
    私たち日本人が知らないところで、日本の領土・産業・精神が中国に蝕まれている―― 世間が新型コロナウイルスに翻弄される中、尖閣諸島周辺に中国船が度々侵入するなど中国からの圧力が日々強まっています。 また、経済面でもかつて日本を代表していた企業が、いつの間にか中国資本の傘下に入るなど、もはや「日本は中国より上」という感覚は通用せず、静かに国家としての危機を迎えていると言えます。 こうした状況を踏まえ、本書では ●岸田内閣が掲げる経済安全保障政策の重要性 ●天安門事件で中国を「救ってしまった」日本の黒歴史 ●国の借金抑制は中国を利する理由 などを中心に、内閣官房参与経験者がすべての日本人に、中国から身を守るための「抗中論」を提言します。 【著者プロフィール】 藤井聡 (ふじい・さとし) 京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。 専門は公共政策論。 著書に、『「自粛」と「緊縮」で日本は自滅する』(ビジネス社)、『令和版 公共事業が日本を救う 「コロナ禍」を乗り越えるために』(扶桑社)、共著に『感染列島強靭化論』(晶文社)などがある。
  • 世界のニュースを日本人は何も知らない3 - 大変革期にやりたい放題の海外事情 -
    3.6
    元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、25万部突破の大人気シリーズ 第3弾―― 「世界はそんなことになってたのか!」 日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載 (内容紹介[一部]) ●国際的危機、戦略大外れの仰天顛末 ●各国「コロナ対応」のその後…… ●「東京五輪」世界の反応はどうたった? ●日本代表に「外国ルーツの選手」が多かった理由 ●世界の「日本人気」に意外な新展開! ●日本の街の風景が「海外動画サイト」で大人気 ●海外の人がやたらと歌舞伎町に詳しい理由 ●世界各国「国民性イメージ」の大嘘 ●意外!? 欧州マウンティング狂騒曲 ●カツカレーがイギリスで独自変異を遂げていた! ●なぜ海外の人々は日本の駄菓子をわざわざ輸入するのか ●日本人女性がやたらと国際結婚をする理由 ●育児や家事負担の不平等、世界事情では? など 世界を見る目が“ガラッ”と変わる! 新しい体験をあなたに。 【著者プロフィール】 谷本真由美 (たにもと・まゆみ) 著述家。元国連職員。 1975年、神奈川県生まれ。 シラキュース大学大学院にて国際関係論、および情報管理学修士を取得。 ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。 日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。 ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。 著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『不寛容社会』(小社刊)など多数。
  • 多島斗志之裏ベスト1クリスマス黙示録
    4.0
    この祈りを、神は聞いているか? 標的はわが子の命を奪った日本人少女。 復讐鬼と化した女性警官vs.日系FBI捜査官。 聖夜の女たちの衝突に、救いは? 人間心理への深い洞察とミステリ的企みが高レベルで融合する、 多島斗志之の傑作を厳選した〝裏ベスト〟第一弾。 日米経済摩擦が深刻な米国で邦人留学生が起こした轢殺事件──被害少年の母で射撃の名手の女警官は、 強制送還で日本へ逃げ帰ることを決め込んだ加害者に復讐を誓う。 出国までの保護を押し付けられた日系女性FBI捜査官タミは捨て身の復讐を阻止できるか? 解説 マライ・メントライン
  • 源頼朝の世界
    4.1
    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を読み解くための最良の一冊。源頼朝、北条政子、北条義時、後白河法皇、そして後鳥羽院……。源平合戦から承久の乱までを描いた、歴史小説の第一人者による傑作歴史エッセイ集。歴史時代小説、大河ドラマファン必読!
  • 山が見ていた
    4.0
    こんなに短くて、こんなに面白い!怖い!深い!  多才の人気作家・新田次郎が自ら選んだ、初期の傑作短編ミステリー15篇 夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した。その恐ろしい結末は(山靴)。 少年をひき逃げしたあげく、自首もできずにうろたえる青年が自殺を思い立ち山に入る。 そこで遭難した中学生に出会い、運命の歯車が回り始める(山が見ていた)。 冒頭からラストまで、切れ味鋭く人間の業をえぐり出す傑作ミステリー集。 ※この電子書籍は1976年10月に光文社より刊行された単行本をもとに2021年12月に新装版化した文春文庫版を底本としています。
  • ジョイランド
    4.0
    巨匠が放つノスタルジックで切ない青春ミステリー 遊園地でアルバイトを始めた大学生のぼくは、幽霊屋敷に出没する殺人鬼と対決する…… もう戻れない青春時代を美しく描く巨匠の新作。
  • はじめての考古学
    4.2
    ヒトは縄文土器の文様にどんな思いを込めたのか? 人類はなぜ戦争をはじめてしまったのか? 古代、男女の関係はどのようなものだったのか? 考古学は新たな知を取り入れ、俄然面白くなっている。
  • 金融化の世界史 ──大衆消費社会からGAFAの時代へ
    4.3
    現在も世界で大きくなり続ける所得格差。富める者は富み、そうではないものは貧しくなっていく。どうしてそんな社会になってしまったのか? 本書は、ヨーロッパとアメリカを中心に近世から現在に至る歴史を見なおし、大衆消費社会から金融社会への変化と所得格差拡大の関連を見ていく。大衆消費社会により縮まった格差は、社会の「金融化」により拡大し、現在の構造ができあがった。大航海時代からタックスヘイヴン、GAFAの時代までを見通す一冊。
  • 不安が覚悟に変わる 心を鍛える技術
    値引きあり
    3.8
    解剖生理学、NLP、コーチング等をもとに、20年かけて開発されたメソッドが、 あなたの可能性を最大限に引き出してくれる。 先行き不透明な時代。多くの人が不安感に苛まれる中、生き生きと輝いている人たちは、何が違うんだろう。 キーワードは「本当の自分」。 本当の自分だからこそ、能力を余すところなく発揮することができる。 でも、本当の自分って何? 今よりももっとできる自分になりたい。 そんなあなたを、経営者や元プロアスリートに向けて年間500回以上のセッションを行っているエグゼクティブ・コーチがサポートします。 森本稀哲氏(元プロ野球選手・野球解説者・講演家)推薦! 「引退後、自分だけでは気づけないコアな価値を気づかせてくれた」 【目次】 はじめに 第1章 科学的に「不安」と「ストレス」から解放される 不安の原因を追及しても、不安が消えることはない 不安の正体は「妄想による身体への影響」 「未知と既知の自己理解」が不安解消への第一歩 すべてが加速する時代に必要なメンタルとは? ...他 第2章 思い通りに生きることを妨げる「偽りの自分」を知る 「本当の自分で生きているか」が一瞬でわかるテスト 私たちは無意識のうちに自分で自分を騙している 「偽りの自分」には5つのパターンが存在する...他 第3章 「偽りの自分」から脱出する 自分を進化させる「心のメカニズム」 「嫉妬」を攻略する なぜ人間は「嫉妬」を繰り返すのか 「嫉妬深い人」と「何も感じない人」の違い...他 第4章 心を強くして人生の主導権を自分に取り戻す 一瞬で人生の主役になれる「魔法のストーリーテリング」 人生に感動できない人の「3つの思考パターン」 誰かの人生を生きている時間はない 最強の行動力を手に入れる「感動思考」...他 第5章 不安を覚悟に変えて「本当の自分」で生きる 思い通りの自分を手に入れる「4つの質問」 「理想の自分」を活用して自分を進化させる 「偽りの自分」が構築される「3F思考」とは? 人生の可能性を最大化させる「最強の4ステップ」...他 おわりに
  • 老人支配国家 日本の危機
    3.7
    本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。 「日本型家族」だ! 核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論! 磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。 若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。 「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。 (目次) 日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ I 老人支配と日本の危機 1 コロナで犠牲になったのは誰か 2 日本は核を持つべきだ 3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ II アングロサクソンのダイナミクス 4 トランプ以後の世界史を語ろう 5 それでも米国が世界史をリードする 6 それでも私はトランプ再選を望んでいた 7 それでもトランプは歴史的大統領だった III 「ドイツ帝国」と化したEU 8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する 9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』 IV 「家族」という日本の病 10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談) 11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)
  • 歌姫
    3.0
    ハーブ河に浮かぶ豪華ヨットで新人歌手ターマーのデビュー・イヴェントが華々しく催される。だが挑発的なパフォーマンスの最中、銃を手に突如乱入した二人の男が、ターマーを誘拐した! 事件は87分署の管轄となるが、FBIが介入して……大胆な誘拐犯との熾烈な知恵比べに、87分署精鋭が総力で挑む
  • これでは数字が取れません
    5.0
    メフィスト賞作家・望月拓海が次に描くのは映像業界!? 「この国で一番稼ぐ放送作家になれる。オレたち二人なら――」 伝説の放送作家、韋駄源太。彼が率いる作家集団《韋駄天》の新人採用試験で、番組作りへの情熱は誰にも負けない元ヤン青年・大城了は、超あがり症の企画作りの天才美少年・乙木花史と出会った! パワハラ、過重労働……夢だけじゃなく闇もあふれるテレビ業界を舞台に、熱くて笑えて、最後に泣ける、お仕事エンタメ開幕!!
  • 神域のシャラソウジュ~少年平家物語~【電子特別版】 1
    完結
    -
    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」 ……時は平安末期、武家の出身でありながら、日本で初めて太政大臣という朝廷の最高職に就いた平清盛率いる平家は、朝廷内の軍事力・警察権を掌握し、まさに栄華を極めていた。徳子はそんな平家が権勢を誇った時代に、清盛の娘として生まれた。徳子は幼少期に、真っ白な髪と琥珀色の目を持つ少年・千珠丸と出会う。「神人」と平家内でそう呼ばれていた千珠丸は人ではない何者かだったが、徳子は不思議な魅力を持つ彼に心を掴まれる。徳子はゆくゆくは清盛による外戚政策のために、時の帝である高倉天皇に入内することになるが、それを拒否した彼女は何と千珠丸と駆け落ちすることを決意し……!? ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついております。
  • 60歳からの教科書 お金・家族・死のルール
    4.3
    60歳は第二の成人式。人生100年時代の成熟社会をとことん自分らしく生き抜くためのルールとは? 〈お金〉〈家族〉〈死〉〈自立貢献〉そして〈希少性〉をテーマに「ベクトルの和」の法則から人生のコツを説く、藤原式大人の教科書。
  • 黄泉から来た女(新潮文庫)
    3.0
    山形県鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。即身仏が眠る出羽三山と名勝・天橋立で起きた殺人事件を繋ぐ因縁の糸。母と娘、現在と過去、優しい嘘と許されざる真実――。封印されていた秘密が「アマテラスの子」神代静香と浅見光彦を「黄泉の国」へと招き寄せる。そして「もうひとりの光彦」によって、浅見家の名前の由来も明らかに。大好評シリーズ通算第111作、待望の文庫化!
  • ベルリンうわの空
    完結
    4.4
    全3巻880円 (税込)
    ドイツ、首都ベルリン。ベルリンといえば、壁、ビール、ソーセージ。だけじゃなくって、様々な文化、様々な人々…、パリや東京とも並ぶ国際都市だ。そんな街で僕は…、僕は…、あんまり何もしていない! ベルリンという街に「なんとなく」で移住してしまった僕は、派手な観光も、胸躍る冒険もなく、ただ毎日を平凡に過ごしている。そんな僕を人はいつも「うわの空」だというのだけれど、僕なりに、些細だけれども大切なものを集めている。 ベルリンでぼんやり生きる僕の生活の記録と、街から得られる空想と、平凡な毎日ゆえに楽しめる、ちょっと小さな冒険の書。
  • ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと
    5.0
    ジャーナリズムの劣化はその国の劣化を意味する。新型コロナの非常事態宣言下での東京五輪強行は、危惧された通り感染爆発と医療崩壊を招いた。当初から問題に塗(まみ)れたこの五輪を批判しきれず空気に迎合した大手メディアは、日本のジャーナリズムの限界を象徴的に露呈した。原発事故、森友加計、公文書改竄等、未解決のまま忘れ去られる問題が堆積する現状は権力監視の役割を果たせないメディアの追認の結果だ。本書は映画「i-新聞記者ドキュメント-」の森達也と望月衣塑子が安倍・菅時代のメディア状況を総括。一方向に暴走する「空気」の壊し方、ジャーナリズムの役割と復活の方途を語りあう。 「この国のメディアはおかしい。 ジャーナリズムが機能していない。 そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、 もう何年が過ぎただろう」森達也 「“鉄壁”という菅(義偉)氏の幻想を創ったのはメディアにほかならない。 もっと強い言い方をすれば、 菅首相を生み出した“共犯”でもある。 菅氏は、市民の命を預けられるような人ではなかった。 メディアの責任は重い」望月衣塑子
  • 戦国合戦のリアル
    3.5
    戦国時代は日本史の中でも特に人気のある時代であり、一面、何でもわかっているような気になる。しかし、実はそうではない。自明のことのように扱われながら、いまだに解明されていないことがいくらもある。例えば、織田信長については、徒歩の鉄砲兵を主体とした新しい軍隊をつくって新時代を切り開いたように述べている人が大勢いる。しかし、実は信長の軍隊にどのくらいの比率で鉄砲兵がいたのか、鉄砲兵をどう集め、どのように訓練していたのか、などといったことを明らかにした人は誰もいない。同様に、「武田家=騎馬中心」と見なされることが多いが、実は確固たる根拠はないなど……。本書は、このように、戦国合戦について、わかっているようでわかっていない問題、俗説・通説のおかしな点を広く拾い出し、どこまで解明されているのかを論ずることによって、リアルな戦国合戦像に迫るというものである。『戦国軍事史への挑戦』を改題の上、加筆してまとめている。
  • 東アジアが変える未来
    3.0
    現在、欧米が生み出した資本主義や民主主義、さらには社会主義において、様々な矛盾や限界が露呈しており、いわばマイナーチェンジが求められているといえよう。本書ではそれらの行き詰まりを打破するヒントとなる取り組みや思想について、東アジアの識者、賢人に語っていただく。 第一章 台湾型「熟議民主主義」の底力――オードリー・タン(台湾デジタル担当政務委員) 第二章 最大の危機はユートピア――劉慈欣(SF作家、『三体』著者) 第三章 日本のカルチャーが造った道路を、韓流が駆け抜けていく――ホン・ソクキョン(ソウル大学校教授) 第四章 なぜアジアにベンチャー生態系が必要か――孫泰蔵(ベンチャー投資家) 第五章 人の手で、生物多様性を拡張させる「協生農法」――舩橋真俊(ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー) 第六章 西洋近代に未来は築けない――佐伯啓思(京都大学名誉教授)
  • ジェノサイド国家中国の真実
    3.5
    ウイグル語の使用禁止、不妊措置による出生数の半減、スマホ・GPS・カメラによる徹底監視、「政治的信頼度」の点数化、100万人以上の収容所への強制収容……習近平政権が推し進める「ウイグル人根絶」の恐るべき実態を告発する! ■強制収容所で「漢人化」を強要 少なくとも1000カ所を超える「強制収容所」が設置され、少なくとも100万人以上(アメリカ国防総省高官によれば、約300万人)のウイグル人が収容され、「漢人化」と「中国共産党への忠誠」が強要されている。 ■不妊措置で新生児が半減 中国当局によるウイグル人に対する不妊措置(子宮内避妊器具装着や不妊手術)の結果、新疆ウイグル自治区の出生率(人口1000人あたりの出生数)は、2017年に約16人だったのが、2019年には約8人と半減した。 ■「政治的信頼度」の点数化 ウイグル人の「政治的信頼度」が点数化されている。ウイグル人ならマイナス10点、パスポート保持者ならマイナス10点、礼拝していればマイナス10点、問題とされる26カ国への訪問歴があればマイナス10点とされ、マイナスの合計が70点に達すると、要注意人物として強制収容所に送られる。 ■スマホ・GPS・カメラで徹底監視 ウイグル人は「テロや違法な宗教に関するファイルの所持を確認するため」として、当局指定のスマホアプリのインストールを強要されている。スマホを持たない子供や高齢者は首にQRコード付きのカードをぶら下げている。 ●于田ケリム 日本ウイグル協会会長 ●楊海英 静岡大学人文社会科学部教授
  • なぜ日本の列車は秒刻みで動くのか 世界に誇る”ナイス・ガラパゴス”な技術
    4.3
    内容紹介 序章:日本は鉄道と、こうして出会った 第1章:日本は鉄道を狭軌で建設してしまった 第2章:日本には、馬車文化が無かった 第3章:定時に運行する日本 第4章:軌間のナイスガラパゴス~改軌から世界のシンカンセンへ 第5章:日本はなぜ電車王国なのか? 第6章:電化が日本で進んだ歩みと実際 第7章:電気車両の進歩を見る 第8章:リニアモーターカーは、未来のナイス・ガラパゴスだ! 第9章:日本の環境が生んだ騒音・振動対策 第10章:時代に流されたナイス・ガラパゴス 電気式ディーゼル車
  • 岸田ビジョン 分断から協調へ
    3.9
    2021年10月、第100代総理大臣に就任した著者の、はじめての著書を新書改訂版として緊急発売! 「聞く力」を備えた新しいタイプのリーダーの登場。 新自由主義を脱し、「新しい日本型資本主義」の構築を目指す。 コロナウイルスの感染拡大によって国民の生活は大きな痛手を受け、格差拡大、「勝ち組」と「負け組」、中間層の没落などが顕著になりつつある。 日本だけでなく、欧米やアジアなど、世界的に「格差拡大」が広がり、さらに国同士の分断も進む。 この「分断の時代」に、求められていることこそ「協調の精神」ではないか。 具体的には、高額の金融所得に対する課税率の見直し、中間層の教育、住宅費に対する支援、社会人に対する再教育支援、中小企業、小規模事業者に対する支援などである。 さらにIоTなどの普及によって、地方にあっても都会と同じレベルの仕事ができる環境ができつつある。 宏池会の大先輩・大平正芳元首相が唱えた「田園都市構想」を再生し、「デジタル田園都市構想」を推進する。 外交面でも、「分断から協調へ」がキーワードになる。4年7ヵ月の外相経験を通して、アメリカ、イギリス、ロシア、中国をはじめ世界の首脳と築いてきた人間関係を生かし、孤立化、分断化が進む世界で「協調」をテーマとした外交を展開する。 さらに広島出身の政治家として、「核兵器なき世界」への取り組みは最大のテーマである。2016年に実現したアメリカ・オバマ大統領(当時)の広島訪問は、核軍縮という観点で非常に大きな出来事だった。 核軍縮交渉の根底には、やはり協調というベールが求められる。 なぜ政治家を志したのか。 差別を憎み、理不尽を疑う心はどこから芽生えたのか。 日本政治にいまも内在する悪弊とは何か。 その一方で、長く守り抜いていかなければいけない価値とは。 政治家人生を懸けた、渾身の一冊。
  • 頭山満 ──アジア主義者の実像
    3.7
    明治から昭和まで活動し、「無位無官」の浪人ながら多方面に政治的影響力を持った頭山満(とうやま・みつる)。日本のアジア侵略を肯定していたという理由で、その評価は高くないまま現在に至る。だが国権主義を無前提的に悪として、頭山の行動や言説を解釈することは客観的とは言えないだろう。頭山の生涯をたどりなおし、アジアとの連帯感と侵略志向とがいかなる形で彼の中で併存していたかをアジア主義との連関で読み解きつつ、近代日本のアジア観を問いなおすことを試みる。
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する
    3.7
    ちょっとした子どもの絵、データをもとにしたグラフ、美術館に展示される数々のアート作品。世の中には、言葉以外の形で表現されているものが無数に存在する。しかし、それらから何を読み取り、言葉にすればよいかはあまり教わる機会がない。そこで、様々な実例を挙げながら、特徴の摑み方、解釈の方法、言語化する術、社会での論じ方を段階的に解説する。アートと思考と言語が結びつけば、新たな知の興奮が生まれてくる。
  • 山口多聞 空母「飛龍」に殉じた果断の提督
    4.7
    太平洋戦争の転機となったミッドウェー海戦で三空母被弾炎上後、ただ一隻残った空母「飛龍」を率い敢然と米艦隊に反撃した闘将。名将として海軍の輿望を集めながら従容として乗艦とともに沈んだ提督の知られざる素顔を資料、証言、家族に遺した手紙等から生き生きと描く。
  • データサイエンスで解く邪馬台国 北部九州説はゆるがない
    4.0
    古代史最大のナゾである邪馬台国所在地はデータサイエンスの手法を使えば、北部九州で決着する。畿内ではありえない、その理由を古代鏡や鉄の矢じりなどの発掘地の統計学的分析を駆使しながら、誰にも分かりやすく解説。その所在地はズバリここだと示す。
  • 高丘親王航海記 1
    完結
    3.6
    幼い頃に、父帝の寵姫であった藤原薬子より、寝物語で天竺の話を聞かされていた皇子・高丘親王は、長年、彼の地への憧憬を抱き続けていた。 それから数十年、成長した彼は夢を実現するために、エクゾティシズムに満ちた怪奇と幻想の旅に出立したのだった。 幻想文学史上に屹立する巨峰を、果敢なる漫画家が端正で妖しく描き尽くす。渾身のコミカライズ。 ●近藤ようこ ビームコミックス好評既刊● 『蟇の血』(原作:田中貢太郎)『死者の書』上・下巻(原作:折口信夫)『五色の舟』(原作:津原泰水) 『帰る場所』『水の蛇』『月影の御母』『美しの首』『猫の草子』『説経 小栗判官』『宝の嫁』『女神たちと』(共著:河井克夫他) ●コミックビーム 公式ツイッター● @COMIC_BEAM
  • 初花【ういか】 斬剣のさだめ
    4.5
    命の取り合いに悦びを感じ、闘いにとりつかれた魔性、その名は初花。将軍付の中臈で、11代将軍・徳川家斉に使える身ながら、城を抜け出し剣をふるう。火事場で無差別に人を斬る手練れがいると知れば初花は業火に飛び込む。さらに次々待ち受ける、異様な剣術秘術の使い手たち。地獄の死闘を繰り広げる初花の目的は……!? 人を斬るのはたまりませぬ――美しき獣の本性を剝き出しに、江戸のダークヒロインが艶やかに見参!
  • 公共考査機構〈新装版〉
    4.0
    極東ハウジングの中堅社員・日高は、ある日、自分が罠にはまったと気づいた。公共放送協会の番組『あなたの意見わたしの意見』への出演依頼を受けたからだ。番組は、電波を通じての私刑を大衆の名のもとに行なう、人民裁判の場だった。その背後には、財政官界の強力な後押しで設立された「公共考査機構」の存在が--。世論捜査の恐ろしさとニューメディア時代の悪夢を描いた、鬼才・かんべむさし、予言の書。<トクマの特選!>第一回配本。
  • 知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 -
    4.2
    <年金受給者は誰も教えてくれない!!> 本書に興味をお持ちいただいた方の中には、年金に対して以下のようなイメージをお持ちの方が少なくないのではないでしょうか? ●年金財政は赤字 ●若い世代は払うだけ損 ●政府は年金を無駄遣いしている ●未納者が多いからそのうち破綻する これ、すべて間違っています。 本書はこうした日本の公的年金に対する誤解を解き、よくわからないまま「老後のため」と投資などに手を出して痛い目に遭うことを未然に防ぐための一冊です。 2022年より施行される「新年金制度」にも対応。 年金受給における転ばぬ先の杖となること請け合いです。 ※QRコードを読み込むには、専用アプリ(QRコードリーダー)が必要です。(機種によっては最初からインストールされているものもございます。) QRコードの載った画像をQRコードリーダーで読み込み、閲覧してください。 読み込みづらい場合は、表示画像を拡大し、カメラが画像を読み込みやすいよう調整してから再度お試しください。
  • コンプレックス文化論
    3.5
    コンプレックスが文化を形成してきたのでは????という仮説を立て、これまで熟考されることのなかった「天パ」「背が低い」「下戸」など10のコンプレックスをとりあげ、数々の文献をひも解きながらカルチャーを考察する。劣等感を武器にして作品を生み出してきた表現者たちへのインタビューも収録。 文庫特典対談:ジェーン・スー×武田砂鉄「東京育ちコンプレックスが抱く“上京”への憧れ」 「天然パーマ」 インタビュー:ミュージシャン 有馬和樹(おとぎ話) 「下戸」 インタビュー:ミュージシャン 澤部渡(スカート) 「解雇」 インタビュー:ハイパー・メディア・フリーター 黒田勇樹 「一重」 インタビュー:アイドル 朝倉みずほ(BELLRING少女ハート) 「親が金持ち」 インタビュー:いきもの&クイズ好きミステリーハンター 篠原かをり 「セーラー服」 インタビュー:イラストレーター 中村佑介 「遅刻」 インタビュー:デザイナー・ソラミミスト 安齋肇 「実家暮らし」 インタビュー:現代美術家 泰平 「背が低い」 インタビュー:ミュージシャン 鈴木圭介(フラワーカンパニーズ) 「ハゲ」 インタビュー:臨床心理士 矢幡洋 ※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 創意に生きる 中京財界史
    3.2
    「豊田織機」、「トヨタ自動車」の豊田佐吉、喜一郎父子。 「ノリタケ」、「TOTO」、「INAX」、「日本ガイシ」など世界的セラミックス企業集団の源流となった日本陶器の森村市左衛門。 日本のバイオリンを世界品質に高めた「鈴木バイオリン」の鈴木政吉。 呉服業から「松坂屋」で知られる百貨店へと発展させた織田信長の小姓、蘭丸の子孫・伊藤家の伊藤守松。 味噌・醤油製造から財を築き、紡績、鉄道車両、電気、ガスと次々と事業を拡げた、「名古屋の渋沢栄一」こと奥田正香。 木曽川に日本初のダム式発電所「大井発電所」を建設し、大規模な水力発電開発を進めて「電力王」となった福沢桃介……。 江戸期以来の豪商と外来の商人が混ざり、特異な経済発展を遂げてきた名古屋を中心とする中京圏を舞台に、幕末から昭和初期にかけて、日本の実業界を創った男たちの物語。 本名の杉浦英一名義で1956年に刊行された幻のデビュー作新装版 目次 序  ●第一章 慶応年間 ●第二章 明治初年代  ●第三章 明治十年代前半  ●第四章 明治十年代後半  ●第五章 明治二十年代前半 ●第六章 明治二十年代後半  ●第七章 明治三十年代前半  ●第八章 明治三十年代後半 ●第九章 明治四十年代 ●第十章 大正元年―三年間 ●第十一章 大正四年―八年間 ●第十二章 大正九年―十五年間  ●第十三章 昭和二年―七年間  ●第十四章 結びに代えて その後の発展/中京財界の特色 あとがき/文庫版のためのあとがき/解説 楠木 建
  • 日出処の天子(完全版)1
    完結
    4.8
    全7巻880~1,650円 (税込)
    ときは飛鳥時代前夜、権勢を誇る蘇我氏の後継者たる毛人は14歳。父に連れられて出仕した朝廷で、10歳の少年、厩戸王子と出会う。毛人と厩戸、ふたりの激動の物語が、いま始まる。 数多くの貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 僕はロックなんか聴いてきた~ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!~
    値引きあり
    3.8
    1巻880円 (税込)
    “孤高のカルト芸人”とも呼ばれる永野は芸能界きってのロックフリークであり、自身のYouTubeチャンネルで繰り広げる音楽トークも人気を博している。 本書はそんな彼の初書籍となるロック本だ。 これまでに音楽に何度も救われ、音楽に自分を投影してきたという彼が、独断と偏見、そして脱線を織り交ぜながら、愛すべきロックを語り尽くす。 表紙に刻まれたバンド名に反応した人は全編通してたっぷりと楽しめること必至。 “孤高のカルト芸人”としての永野しか知らない人にもぜひ読んでいただきたい、ロック愛にあふれた一冊だ!
  • 心の免疫力 「先の見えない不安」に立ち向かう
    3.0
    おだやかに過ごすために、強く生きるには? これから生き抜いていく人たちに不可欠の力は、心理学の言葉で「レジリエンス」といわれるものである。レジリエンスとは、「どんなにひどい状況下でも絶望せずに立ち直る能力」、つまり、心の免疫力である。(本書より)新型コロナウイルスの影響で「これからうつ症状の人が増えるだろう」といわれていたが、それは現実となった。感染者数が世界一多いアメリカでは、事態が長期化するにしたがって、うつ病患者が急増しているという。「先の見えない不安」は、最初はインパクトがないので本人も気づきにくいものである。しかし、それはじわじわと広がって、結果的に強いストレスを与えるのが特徴だ。いずれ日本でも心理的崩壊が広がることが予想される。では、私たちはどうすれば心を強く保てるのだろうか。本書は、そのポイントとなる「レジリエンスのある人」になるための生き方、考え方をまとめたものである。
  • 平気で他人をいじめる大人たち
    3.9
    20年以上、カウンセラーとして職場の「嫌がらせ」やいじめなどの問題を扱ってきた著者によると、他人をいじめる大人はおおよそ3種類に分けられるという。自分の感情をコントロールできない「感情型」、自己愛が強い「自己愛型」、他者が自分にとって使える人間かどうかでしか判断しない「他者利用型」である。では彼らによるいじめにどのように対抗すればいいのか。敵愾心を持つのは逆効果。本書では大人としてもっとふさわしい対抗策を解説するとともに、長い目で見て最も有効な解決策として、他者と本当の信頼関係を作り上げる「傾聴」のスキルを紹介する。 (内容例)「自分が正しい」と思い込んでいる人の怖さ/自分たちと違うからいじめるという同調圧力/「そんな発注は受けていない」と言うCさん/上司から大量の本を読むことを強要されたBさん/人の噂に尾ひれをつけて拡散する人たち/公園デビューで仲間外れにされたOさん/自分自身を楽にする「傾聴」の本質
  • 超実践!AI人材になる本 プログラミング知識ゼロでもOK
    値引きあり
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エンジニアとの会話についていけない、何から手をつければいいかわからない……。「非エンジニア」が、AIやDX導入で通用する、スキルとコミュニケーションが、イラスト図解でサクっとわかる!「最低限知っておくべき知識」がこの一冊で身につきます。
  • 台所太平記
    4.1
    お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子
  • 日本アパッチ族【電子特典付き】
    4.4
    会社の上司の鼻をひっぱったために懲戒免職。さらに三か月以内に就職しなかったとして、失業罪で逮捕、追放の判決を受けた木田福一。 砲兵工廠跡地に追放された彼は、餓死寸前で野犬に食われそうになっていたところを、アパッチ族に助けられた。 赤銅色の肌を持ち、鉄を主食としているアパッチ族。木田は、彼らの一員となり、謎に包まれた生体と生き様について、記録していく。 初の長編にして最高傑作の呼び声高い記念碑的作品! ※電子書籍版特典として、1971年角川文庫刊行時の書影とイラストを収録!
  • 東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち
    4.3
    『家康、江戸を建てる』『東京、はじまる』など、江戸・東京に深い造詣をみせる筆者が、東京の21の地域について過去と現在とを結び、東京の「謎」を解き明かす。 はじめに なぜ東京を「とうきょう」と読んではいけないのか 第一章 東京以前 第一回 なぜ源頼朝は橋のない隅田川を渡ったのか 第二回 なぜ大久保長安は青梅の山を掘ったのか 第三回 なぜ麹町は地図の聖地になったのか 第四回 なぜ浅草は東京の奈良なのか (新書のための書き下ろし) 第五回 なぜ勝海舟はあっさり江戸城を明け渡したのか 第二章 東京誕生(明治以後) 第六回 なぜ銀座は一時ベッドタウンになったか 第七回 なぜ三菱・岩崎弥太郎は巣鴨を買ったのか 第八回 なぜ早矢仕有的は丸善を日本橋にひらいたのか 第九回 なぜヱビスビールは目黒だったのか 第十回 なぜ「東京駅」は大正時代まで反対されたか 第十一回 なぜ野間清治は講談社を音羽に移したのか 第三章  関東大震災 第十二回 なぜ後藤新平は震災復興に失敗したのか(新書のための書き下ろし) 第十三回 なぜ日比谷は一等地の便利屋なのか 第十四回 なぜ新宿に紀伊國屋書店があるのか 第十五回 なぜ五島慶太は別荘地・渋谷に目をつけたのか 第十六回 なぜ堤康次郎は西武池袋線を買ったのか 第十七回 なぜ羽田には空港があるのか 第四章  戦後 第十八回 なぜトットちゃんには自由が丘がぴったりだったか 第十九回 なぜ寅さんは葛飾柴又に帰って来たのか  第二十回 なぜピカチュウは町田で生まれたのか 第二十一回 なぜ代々木の新国立競技場は案外おとなしいのか むすび なぜ江戸は首都になったのか
  • 従順さのどこがいけないのか
    4.1
    理不尽な出来事に見てみぬふりをしていませんか? 誰かのいうことに従っていても、世の中は解決しない問題だらけ。打開するには自分で声をあげるしかありません。そうしたあなたに勇気と思考を与えます。
  • 現代日本政治史 ──「改革の政治」とオルタナティヴ
    4.0
    「改革」はいかにして政治の表舞台に躍り出たのか。長らく戦後日本政治の基調であった「保守vs革新」という構図は冷戦終結とともに崩壊し、1993年の政界再編以後、保守の水ぶくれが進む。そこに現れたのが、旧来の保守政治を維持する守旧派と、その刷新を求める改革派という新たな対立軸だった。本書では「改革の政治」という視点から平成政治を再検討し、その混迷を打破するもう一つのヴィジョンを提示する。現実と格闘する政治学者が切り拓く、日本政治の新たな地平。
  • NIGHT HEAD 2041(上)
    3.0
    2041年東京。18年前に起きた空前絶後の惨事“ゴッドウィル”により、世界人口は三分の一に減っていた。 保安隊に属する黒木タクヤ・ユウヤ兄弟は、政府の方針・超能力者の否定により能力者を追っていた。 任務中、黒木兄弟は特殊能力を持つ霧原直人・直也兄弟に出逢い、 自分たちの記憶と同じ過去のビジョンを共有していると気づき、戦慄する。 1992年にTVドラマ化され、多くの人々の心を掴み、カルト的人気を誇った衝撃作作が蘇る! 2021年7月14日より「アニメNIGHT HEAD 2041」フジテレビ「+Ultra」ほかにて放送!
  • 刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機
    3.9
    藤原道長が栄華の絶頂にあった一〇一九年、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。東アジアの秩序が揺らぐ状況下、中国東北部の女真族(刀伊)が海賊化し、朝鮮半島を経て日本に侵攻したのだ。道長の甥で大宰府在任の藤原隆家は、有力武者を統率して奮闘。刀伊を撃退するも死傷者・拉致被害者は多数に上った。当時の軍制をふまえて、平安時代最大の対外危機を検証し、武士台頭以前の戦闘の実態を明らかにする。
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎
    3.8
    はからずも医療刑務所へ期間限定の配属となった精神科医の工藤。矯正医官となった彼が見たのは、罪を犯しながらも民間と同等の医療行為を受けている受刑者たちの姿だった。自身の過去から受刑者に複雑な感情を抱く工藤。さらに彼の気持ちをかき乱したのは、医師を志望するきっかけを作った男との鉄格子越しの邂逅だった……。いま最注目の新鋭が放つ、心揺さぶる傑作社会派エンターテインメント。
  • おふろで なんでやねん
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 爆笑人気えほん、パワーアップ第2弾!お風呂屋さんに行ったら、中はハワイのビーチだった…「なんでやねん!」、お父さんが○○○しちゃった。…「なんでやねん!」、おじいちゃんが○○○した。…「なんでやねん!」、ねこが○○…「なんでやねん!」。ありえないハプニング続出。親子でいっしょに笑える爆笑シーンの連続のなかに、家族の温かさがじんわりと伝わってくる「家族絵本」。読んだあとは、みんなでいっしょにお風呂屋さんにGO!
  • 99%の社長が知らない 会社の数字の使い方
    値引きあり
    4.0
    1巻880円 (税込)
    健康診断では、 身長・体重・血糖値・血圧などの 検査結果はすべて「数字」で示されます。 その数字を見て 自分の健康状態を知り、対策を考えます。 つまり健康を保つには、体の状態を 「常時、数字で把握する」必要があります。 このことは経営も同じ。 会社の健康状態も 「数字」で評価するのが正しいのです。 ところが、著者がこれまで750社以上の 会社を指導してきた中で知った驚きの事実。 それは、 「中小企業の社長の99%は数字を見ていない」 「社長の多くは、自社の状態を  わからずに経営している」 ということです。 今、会社はどのような状況なのか。 今後、事業をどう展開していくのか。 そのために何をすべきか……。 「会社の現状」と「会社の行く先」を 数字で理解していなければ、 対策が立てられません。 対策が立てられなければ 末は「赤字」になってしまいます。 会社を黒字化するには、 売上、粗利、経常利益、経費、 借入金、内部留保など、 会社の実態を「数字」で把握すべきです。 本書では、武蔵野の事例をもとに、 「会社を黒字にする数字の見方・使い方」 「絶対に会社を潰さない数字の見方・使い方」 について解説します! ITスキルのない武蔵野の社員が ゼロからスタートで作り上げた 「データポータル」を使った、 最先端の「データドリブン経営」も カラー付きで紹介! 会社のすべてを数値化し、 社長や社員の直感に頼らない 正しい「意思決定」の仕方も教えます! 中小企業の経営者はもちろん、 起業を考えている方、 会社で経営に携わる管理職の方も 必読! データドリブン経営といっても 難しいことはありません。 今からすぐにはじめられる 実践的ノウハウ満載です!
  • 好循環のまちづくり!
    4.0
    活気のあるまちとよどみ感の広がる活力の感じられないまち.この二極化が進む理由は何か.悪循環を断ち切り,まちを活性化するメソッドがある.まちのビジョンを作り,まちの構造を見える化し,その構造を変える.持続可能で幸せなまちづくりに長年携わる著者が培ってきた誰でも試せるまちづくりのプロセスを伝授する.

    試し読み

    フォロー
  • 古代文明と星空の謎
    4.0
    ストーンヘンジは夏至の日の出を示し、ピラミッドは正確に真北を向いて建造されている。古代人は星空から精密な方角や暦を導き出している。どの星を頼りに計測したのか、当時の星空から読み解く!
  • 自壊するメディア
    3.8
    バッシングを受けることも多い私が、 よく自分に言い聞かせているマハトマ・ガンジーの言葉です。 「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。 そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、 世界によって自分自身が変えられないようにするためである」                  (望月衣塑子) いま一番肝の据わった記者と 最注目の映像作家が コロナ無策、五輪断行、民意無視で暴走する政治権力に対し、 監視機能を果たせない巨大メディアの腐食を撃ち、 再生への途を熱く語る。 (目次) 第一章 安倍・菅政権の罪とメディアの使命 望月衣塑子 第二章 私的ドキュメンタリー論 五百旗頭幸男 第三章 権力を監視するメディア再生のために 第四章 自壊メディアの現実を超えて、新たな地平へ あとがきにかえて 「緊急事態」の国内メディア 五百旗頭幸男 あとがき 権力維持が目的、手法は恫喝の政治 望月衣塑子
  • 下半身が変わると人生がかわる!すごい足指まわし
    5.0
    最近、なにもないところでつまづく。 歩くとすぐ足が疲れて痛くなる。 新しい靴を履くたびにタコや靴ずれができる。 そんな足の悩みを持つ方必見! 1日3分の足指マッサージがあなたの足の状態を劇的に変えます! 著者は、足の指まわし伝道師として全国で2万人の足の悩みを解消したYUKARI氏。 足指まわしを実践したお客様から *膝の痛みがなくなった *股関節の痛みがなくなった *背中のぜい肉がとれた *肩コリしなくなった *O脚が改善した *杖をつかなくても歩けるようになった と様々な効果の報告をうけ、絶大な信頼を得ている。 【足指まわしで得られる主な効果】 ★下半身が強化され、100歳まで歩ける足をつくる! ★足の裏のバランスが整い、勝手に歩き方のクセが矯正される! ★全身のゆがみがとれて、不調がみるみる消えていく! 誰でもはじめられて、お金も時間もかからず、場所もとらない 自宅でできる最強の足の整体。 あなたも今すぐ、はじめてみてください。 【本書の特徴】 ◎基本の足指まわしを動画で公開中! ◎症例別に足指まわしのコツをご紹介 ◎解剖学の知識をベースに「なぜ効くのか」をまる見え化 ◎豊富なイラストで見ただけで体の使い方が理解できる

    試し読み

    フォロー
  • 「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎
    4.0
    1巻880円 (税込)
    ●巨大過ぎる牙のマンモス、体長より眼が離れたシュモクバエ…… ●不合理に見える進化の謎は「オスとメスの生物史」で解ける! ●性と進化にまつわる驚きの事実が満載の「全く新しい進化論」! 生物の進化を語る上で欠かせない「自然淘汰」。そんな自然淘汰の中でも、特徴的なのが「性淘汰」だ。これは「繁殖に有利な」種、つまり異性を巡る競争に有利な種が生き残り、そうでない種が滅びるというものである。しかし、「繁殖に有利な特徴」は、必ずしも「生存に有利な特徴」とは限らない。したがって、「異性を巡る競争には有利だが、生存には不利な特徴」などの、「世にも不思議な進化の数々」が現れてくるのだ。そもそも、無性生殖をしていた生物は、なぜ有性生殖をするようになったのか? オスとメスの関係は進化にどのような影響を与えてきたのか? そこには、想像をはるかに超える壮大な生物史のドラマがあった――。素晴らしくも不思議な「性の進化論」について、その根本から丁寧に解き明かす!
  • 心と響き合う読書案内
    4.2
    2007年7月、TOKYO FMでスタートした未来に残したい文学遺産を紹介するラジオ番組『Panasonic Melodious Library』。パーソナリティをつとめるのは、『博士の愛した数式』『猫を抱いて象と泳ぐ』など独特の美しい物語世界をつくりだしてきた、作家の小川洋子さん。小川さんは「この番組は文学的な喜びの共有の場になってくれるのではないだろうか」と考え、出演を決心されました。本書は、このラジオ番組の一年分の放送をもとに再構成したものです。人間が虫になることより、さらに不気味な不条理を描いている『変身』(カフカ)、言葉ではできないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)、生産性のない、無目的な旅が持つ自由を綴る『阿房列車』(内田百けん)、「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』など、計52作を紹介。若い人にとっては最高の文学入門、「本の虫」を自認する方にとっては、新たな発見が必ずある作品論です。
  • こちらから入れましょうか?…アレを(1)
    完結
    4.5
    全3巻880円 (税込)
    新婚2年。優等生人生歩んできた俺・高遠敦が愛しの妻・優とできなくなって3ヶ月。俺より妻の方が経験豊富だったことに劣等感が生まれ、いつしか男として機能しなくなっていた。妻のことが好きだからこそ、できないのに困っている…。そんなある日、優が入手してきたのはペニ○ンだった。※女性が男性に入れる用のお道具。………えっ俺が入れられんの?想定外の事案すぎるんだが??? だけど、それで2人の危機を乗り越えるなら――? 夫婦円満のため俺は覚悟を決めた。 したい妻×デキない夫……+妻を仕込んだ元彼。脱レス!? 夫婦エロコメ第1巻!
  • ビューティフル・エブリデイ(1)【電子限定版】
    完結
    4.3
    全3巻880円 (税込)
    【電子限定!雑誌掲載時のカラーページ&紙コミックス未収録のカラー口絵を特別収録!】義兄が私に恋をした。…けど、「あんたとなんかぜったいセックスしてやんない」 エロマンガ家の娘×童貞こじらせ兄&性悪ブラコン妹 できたて家族のくちゃくちゃ人間模様。エロマンガ家の娘・花琳。母が再婚し、新しい父と、歳の近い兄と妹ができた。しかし、義兄の光一は顔がいいだけのセクハラ野郎で、義妹の美咲は花琳を敵視するブラコン女。耐えかねた花琳は、ある月曜日の朝に亡き実父に「会いに」行き――? 別れたり増えたり恋したり、一つ屋根の下で遷り変わりゆく家族のかたち。志村貴子が贈る読切り連作シリーズ、第一集。
  • お経の基本がわかる小事典
    3.5
    葬儀や法事のたびに耳にするお経とは、いったい何を唱えているのか。本書では、仏教経典の歴史から種類まで、すべての老若男女にわかりやすく解説する。紀元前五世紀、インドで釈迦が説いた教えは、幾多の変遷とともに、アジア全域に広がった。その途上で編まれた経典の数は膨大である。梵語から漢訳されて日本に伝わったものだけでも1692部。わが国で生まれたものを含めれば、3360部にもなるという。その中より特に重要と思われる150余を選び、概要を紹介する。釈迦の直説といわれる「阿含経」群、悪妻を戒める『玉耶経』、東洋のイソップ物語『百喩経』、智慧のエッセンス『般若心経』、濁世を生きる『法華経』……。さらに、日本の高僧たちによって編まれた『愚管抄』『歎異抄』をはじめ、宗派別のお経、葬儀でのお経などをやさしく解説。仏教という大河の流れを知れば、現代に生きるお経の意味と価値が見えてくる。好評の「仏教がわかるシリーズ」第三弾!
  • 米村でんじろうのイッキによめる! おもしろ科学 小学3年生
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きみも、科学者になろう! 「なぜ?」「どうして?」が楽しくわかる!! ●豊富なイラストで、おもしろくてわかりやすい! ●ブーメランや百人おどしなど、たのしい実験まんがも収録! ●おもしろくてためになるコラム付き! 「磁石は、つくれるの?」 「ブーメランは、なぜ、もどってくるの?」 「どうして星は、ひかっているの?」 「ブラックホールは、ほんとうにあるの?」 「人間は、サルから生まれたの?」 「恐竜は、どうしていなくなったの?」 「どうして、とべない鳥がいるの?」 など、34のなぜ? どうして? を収録。 いくつわかるかな? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

最近チェックした作品からのおすすめ