学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞
Posted by ブクログ 2023年01月03日
設定がファンタジーだけど、面白くサクサク読めた。
辻村深月さんって、こういう年代の子たちについて表現するのが上手だなと思う。
こういう、ちょっとしんどい年代。
これを越えれば楽しい事もある。
この狭い世界、自分の力だけでは逃れられない。
大人になっても簡単ではないけれど、今のこの子達よりずっと楽にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月23日
“所詮は他人”
学校に行けず、部屋に引きこもっていたこころ。ある日突然、部屋の鏡が輝き、手を触れると吸い込まれ、鏡の中の大きな城にたどり着く。そこにはこころと似たような境遇を持った7人の子供が集まっていた。そこにいたオオカミちゃんに言われて、願いの鍵を探すことに。果たして誰のどんな願いをかなえるこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月18日
ミステリー書評
読書レベル 初級
ボリューム 411頁(上)365頁(下)
ストーリー ★★★★★★!
読みやすさ ★★★★★
トリック ★★★
伏線・展開 ★★★★★★!
知識・教養 ★★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!
一言感想:文句なし!この本に出会えてよかった!と感じられた素晴らしい作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月03日
2023/02/01
学校でクラスメイトから嫌がらせを受けて学校に行くことができなくなってしまった中学1年生の安西こころの部屋で、ある日突然鏡が光出し、その中に吸い込まれる。
鏡の中には狼のお面をつけた小さい怪力の女の子がいて他にも6人の学年バラバラの子供たちが。
上巻では一年のうち半年の中でこころ...続きを読む
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