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Posted by ブクログ
結婚式の式場選びで東京會舘を訪れ、その建築やホスピタリティの素晴らしさ、食事に感激し、今でも時々パティスリーを利用しています。
結局式場は様々な理由からパレスホテルにしましたが、東京會舘は、私にとって東京でとても愛着のある場所の一つになりました。
そんな東京會舘が舞台の本作。1923年から1964年の関東大震災〜第二次世界大戦〜東京オリンピックに沸く激動の日本を背景に、東京會舘に魅せられた働き手、顧客の群像劇が紡がれていきます。
フィクションといいつつも、遠藤波津子さん(結婚式のドレスもメイクもハツコエンドウにお願いしたので登場した時は感動しました!)や今井清さん、勝目清鷹さんなど実在の人物も登場し、今の東京會舘を作り上げた先人たちの想いがダイレクトに伝わる点も素敵でした。
読み終わった後、私たちも先人たちと同じくらい東京會舘が好きになれる、そんな素晴らしい小説です。
Posted by ブクログ
心温まるエピソードの数々。読んでいて思わず微笑んだり涙がこみあげたりしてしまうとても素敵な作品。
旧館、新館ともに大半は東京會舘で働くプロフェッショナルたちのエピソード。ホテル機能を持たない施設だけに猶更来客をもてなそうとする揺るぎなく継続されている精神を感じる。また越路吹雪のディナーショーや直木賞受賞作家などのエピソードもとても面白い。これらの話の中にも当然東京會舘のプロフェッショナルたちの気配りを知ることができる。
私は地方から東京へ出てきて30年以上経つが、残念なことにこれまで東京會舘へは行ったことがない。帝国劇場へも帝国ホテルにもパレスホテルにも行ったが、今まで東京會舘にはご縁がなかったことが本作を読んで非常に悔やまれる。旧館はともかく新館には行けたのに...と。ぜひ現在の東京會舘へ行って「プルニエ」か「ロッシニ」で食事をしてプティガトーを買って帰りたい。
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