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この島の別れの言葉は「行ってきます」。きっと「おかえり」が待っているから。 瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。
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Posted by ブクログ
一足遅れのお盆帰省に読んだ本 実家が瀬戸内海に面していることもありとても親近感 特に海の描写は大好きな瀬戸内の海を頭に浮かべながら読んでとても心を満たしてくれた 幻の脚本を探していく話だと思っていたが 島から出る人とそこで暮らす人、入ってくる人がバランスよく描かれていて自分がどの立場でも共感で...続きを読むきると感じた 故郷愛を刺激され、いずれおばあちゃんになったら瀬戸内を見ながら死んでいきたいと改めて思った 主人公四人組の友情、恋模様含め もっと続きを読んでいたい作品でした
面白かった点 ▶離島で描かれる人間ドラマ →子どもは成長するにつれて島から出ていってしまう。母親にとって子どもと過ごせる時間が本土の人間よりとても短い。 →友達同士でも島に残る人と島から出ていく人。その別れのせつなさの描き方に心が動かされました。 ▶エモい青春ドラマ →主人公グループ4人の友情とほの...続きを読むかな恋心の描き方がとてもエモい!クライマックスでクールなあの人物の感情が爆発するシーンはすごく感動しました。 ▶脇役の大人も魅力的 →島を活性化させるコミュニティデザイナーや、リモートで働くIターンの若者、辻村作品でおなじみの”あの人物”など、主人公たちを支える大人たちも非常に魅力的に描かれています。 物語の結末や、読後の印象も爽やかで、夏に読むのにとても良い小説でした!
面白くなるまでに時間がかかったが、それぞれの物語がわかると面白い! ただの恋愛じゃない、友情よりも強い関係性を感じた。こんな関係性の友達が欲しい、なかなかで簡単にできるものじゃ無いと感じた
最高評価
星が5までしかないのが残念と思うほど、素敵な作品に出会えました。オチは行き過ぎかもしれませんが…好みの問題でしょうか
#泣ける #感動する #深い
辻村スゴロク第2弾 「島はぼくらと」 「行ってきます」「行ってらっしゃい」 瀬戸内海に浮かぶ冴島。 幼馴染4人の高校生の話。 少子化、Iターンで島に来る人、元々の住民、いろんな視点から見える島での生活や人々の葛藤。 島から出ていく人、若者たちの成長、卒業と進路、別れ、決断。 みんな一生懸命。み...続きを読むんなに幸せになってほしいと思える作品。 「ただいま」「おかえり」
なにが、というよりは、全体的によかったあ。島の自然も人々も、なんかもうまぶしくて、あったかくて、なによりきらきらの青春を過剰摂取して死んだ(嬉)島やみんなのことについて、このままあと1000ページくらい続いてもたぶん余裕で読めると思われ。辻村深月作品自体、すごく久しぶりに読んだけどたのしかった。仕事...続きを読むのお昼休みも、お昼ごはん返上してこの本を読んじゃったくらい。読みやすくて、すべての要素を拾ってくれて、ちゃんと面白いってのがすごいよね。
辻村作品にしては、ミステリ要素が控えめなお話。でも、学生とか、田舎とか色んなとこが抱える色んな歪みをリアルに描いていて、読んでいて心地よかった。これもまた別作品との繫がりがあって、裏話的な要素もあって楽しかった。
数年前まで住んでいた瀬戸内の海の情景を彷彿とさせる風景描写に惹き込まれて購入。 進路に向き合っていく高校生、コミュニティデザイナーなど、ちょうど娘の境遇と重なるところもあり、興味深く読みました。 Iターン、シングルマザー、封建的な村社会…様々な問題を子供達にもオープンに共有し合ってる社会っていいなと...続きを読む思います。子供達も自分事として自然に受け止め、悩み、その年代ならではの思いや行動に昇華していく。無茶もあり、ムダも多い行動ながら、大人の答えだけが正解ではないのだと思わされました。
辻村作品をデビュー作から読むチャレンジ中。 前向きに終わるのが、やっぱり好き。 初期作品にあった作品をまたぐ登場人物が、久々に出たのでテンション爆上がり。
高校生ならではの人間関係や、島の子独自の事情が読んでいて青春を感じさせられた。 数年後のみんなの様子も気になるけど、語られないことで想像の余地があっていいですね。
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島はぼくらと
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辻村深月
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