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始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
連続殺人に予想できない展開、読む手が止まらず一気読みしてしまいました。もちろんミステリというだけでは終わらず、この先大切にしたい言葉がたくさんあった物語。
「君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世の中のどこかにいるんだよ。不幸にならないで」
自分以外のしあわせを願うとき、そこに純粋な愛情以外を持たないようにしても、執着、嫉妬、孤独、いろんな感情が混ざって、大切な関係をいつのまにか壊してしまう。大切にしようとしたのに、気づいたら壊れてしまってた…誰かのために生きたいと願う感情は綺麗なだけではない危うさを持つ最大のエゴなのではと思いました。
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