あらすじ
始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
上巻なのでちゃんとしたのは下巻も読み終わったらにします!
いやぁ、すごいなぁ。
とにかくすごい話だなぁというのが感想。
エグ重い話だし、これ辻村さん2作品目だよね?すごすぎる笑
取りあえず元気な時に読むべき本で、私はちょっと病んだ時もありましたが⋯笑
キーワードを挙げるなら、
兄弟、苦悩、愛、復讐、サイコパス
でしょうか笑
⋯さぁ、どういう展開になるのか、下巻も楽しみです!!
Posted by ブクログ
上巻だけでも500ページほどの分厚さ。
始めは最後まで読み切れるだろうかと不安だったが、今はもう下巻が楽しみで仕方ない。
ただいじめや虐待、性的暴行、殺人などの生々しい描写があるため手放しで周りにオススメはしづらいかも。
時間と心に余裕がある時に一気読みしたい。
Posted by ブクログ
最初の方は登場人物が誰でどの人か全然分からなかったけど、読み進めるにつれわかってきて安心。
双子がそれぞれ歩んできた悲惨な人生。
いつものメンバーの命まで奪ったθはどれほどiに支配されているんだろう。
弄ばれてるんだとしたらもっと最悪だな。
歌も奇妙で怖い。。
i…恐ろしい。誰なんだろう。早く下巻読もう!
Posted by ブクログ
大学生の話し、サスペンス?推理小説?
殺しがゲーム⁈の話しだったのね‥
推理小説慣れてないので、登場人物の皆
犯人と疑いながら読んでます。
重くて暗い‥吸い込まれながら読んでます。
下に続く
Posted by ブクログ
上巻を読み終えた。
ぐいぐい引き込まれる…!面白い!
わりと初期から、○○は二重人格で、○○=△△だと予想してるんだけど、どうだろうか?
早く下巻読みたい。この三連休中に読み終わるかしら?
Posted by ブクログ
猟奇的連続殺人。
読むのが辛くなる。何が辛いと言って、被害者に明確かつ豊かな人間性、性格が与えられ、それをきちんと描写されたのちに災禍に遭わせているのが辛い。ああ、きっとこの先悲劇が待っている、フラグ立ちまくりだと思いながら読んでも、読者としての視点は被害者に寄り添っていく。そして、災禍は避けられない。残酷な描写がこれでもかと待っている。
心が寄り添わなかったのは、一人……
終わりの数ページも辛かったなあ。
だから、下巻を読まないといけないという気持ちで、今、いっぱいです。この作者なら、今の気持ちを明かしてくれる。これまでも黒い作品を読んだけど、真っ黒で終わりはしなかった。下巻で光が差すに違いないと思うのです。
途中で、これが伏線でしょう、さりげなくまぶしてるようですがわかりましたよ、と思う描写・セリフが出てきて、物語の行方がわかったような気がしますが、それは絶対ミスリードを誘ってる罠だと考え、その逆を考え、秋山研究室の中で一緒に考えようとしますが、結局、頭の中は掻き回され、混乱するだけでした。少しでも早く下巻を手に取らなくては。
つまりはこれが辻村ワールドってことなんですね。
人間を裏切らない作者に期待と信頼をもって下巻に進みます。
Posted by ブクログ
辻村深月の2作品目。
デビュー後の初作品で上下巻の大作。さすがです。
ただ、冷たい校舎〜で感じた読みづらさを冒頭から感じた。
描写が詩的というか、抽象的というか。場面を想像するのにエネルギーを使う。
過去形よりも現在形が多いのも特徴。最近の作品からは感じないから、書きまくってるうちに彼女の文体が完成していったんだろうか。
やはりアラは見える。
・教授と学外でも会うくらい親しくなる理由が不明
・時が2年経過しているのが分かりづらい
・三人称多視点における視点の変化が多いように感じて読みづらい
でもそれを吹き飛ばすほどに入り組んだストーリーと人物の深掘り。
藍と翼の公園のシーンには心震わされた。
青虫と蜂のシーンは戦慄した。
展開が読めない。下巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
上下巻どちらも分厚くて読み応えがあった。
途中からなんとなく結末が見えてきたが、最後まで楽しく読むことができた。
虐待、いじめ、殺人など辛い表現も出てくるが、最後はすっきり終われたと思う。
Posted by ブクログ
つづきがよみたいはやくつづきがよみたいつづきがどうしてもよみたいつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづ
Posted by ブクログ
読みはじめるのに時間がかかったが、中盤までいくと続きが気になってどんどん読み進められた。どういう結末になるのか。
萩野さん以外は今のところ繋がりの見えない人物が殺害されている。彼らがどう繋がっていくのだろう。
月子と紫乃の関係性も気になる。
秋山先生の存在も謎めいている。
Posted by ブクログ
久々に再読しました。辻村深月さんの作品の中で唯一と言っていいほど、どういう感想を持ったらいいのかが未だにわからなくなるお話です。
当たり前にこのお話はフィクションなんだけど、それでも浅葱の境遇はフィクションであって欲しいと作中の狐塚と同じ思いを願ってしまうほど感情がリアルで痛くて光がない。
まだ上巻ではそこまで重要な登場人物でもない真紀ちゃんや恭司や紫乃だけれど、それぞれのエピソードを通して狐塚や月子の人となりがよく分かるし、それがまたリアルな感情で余計にフィクションであることを忘れてしまい余計に気分が滅入ってしまう気がします。
前作「冷たい校舎の時は止まる」の菅原の件もそうだけど、本作も分かっていても月子は狐塚の彼女だと思えてしまうのもさすがだな、と思います。
大まかなストーリーは覚えているものの、結局浅葱はどうなったんだっけ……?と少し曖昧なので下巻もじっくり読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
何だ何だ?
下巻までの種まきの上巻かな〜と思ったけど、それでも面白い。
興味深く読めました。
登場人物みんなそれぞれ魅力的で、浅葱くんもしかして多重人格なんて思ったりしたけど、そんな単純じゃなさそうとも思ったり。
すっかりこの世界に嵌ってしまいました。
狐塚くんいい人だな〜、浅葱くん辛かったね、月ちゃん何かありそう、恭司くんも何かありそう、秋山先生魅力的だけど何か裏があったりして。色々ありつつ下巻期待。
Posted by ブクログ
サスペンス、ホラーの要素が強く、読み進める上で油断は禁物です。謎が謎のままの上巻ですが、こういうオチかな?という想像があり、下巻での想像を超える解答に期待します。
Posted by ブクログ
登場人物ひとりひとりのキャラが立っていて身近に感じる。ストーリーはグロかったり、読んでいて少ししんどくなる部分もあるが引き込まれる。下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
上下巻で読めるのか…と不安だったけれど
続きが気になって 夢中で読み進めれた。
どう繋がってくのか、動機と背景も不確かな
気持ち悪い感じが、嫌悪感と悲しさを助長させる。
月子も紫乃も孤塚も恭司も 身近に居そうなキャラだし なんなら自分の奥にひそむ 嫌な部分を見ている様で生々しい。
Posted by ブクログ
青春と殺人がほどよく混ざったお話
たしかに殺人ゲームなんだけど、ライアーゲームとかインシテミルとかバトルロワイヤルとかそういった集団の殺人ゲームではなくて、
徐々に錆びていくように日常が侵食されていくのがよかった。
どこまでも青い色合いなのがよかった。
BGM
trash into the sea -miida&junlzawa
匿名
別の本で登場していた秋山教授がでてきたので
さらに興味が深まりました。
秋山教授は例の力を誰かに使うのか?iは誰なのか?まだまだ謎だらけです。
悲しくて怖いですが下巻を早く読みたいです。
Posted by ブクログ
辻村ワールドすごろく5マス目の上巻。
4マス目までの作品を読んだから手にとってみたって感じで、あらすじや前情報など大して把握しないまま読み始める。
ん?これはどうやら先生の黒寄りの作品だぞって、そこで初めて気がついた(汗)
序盤はなぜだか波に乗れずに苦労した。登場人物の関係性や立ち位置を整理しながら、ようやく主要なキャラを把握する。その後は、この作品の世界観が見えてきて、没頭することができた。
カバーイラストから受ける印象とは違い、少しエグい殺人の描写が含まれている。大学生たちが織りなす青春モノって感じだけではない、ダークな雰囲気にザワザワさせられる。過去の虐待経験から復讐心を抱いた人物が、相手を求めるために犯罪に手を染めて行く過程がやるせない。誰か止めてくれー、って思ってしまう。
下巻はどういう展開が待っているのだろう。
iの正体には一捻りあるのだろうか。
上巻の終盤に向けて、ミステリアスかつサスペンスフルな展開が加速する。
高まる緊迫感とともに下巻へ。
Posted by ブクログ
人の殺傷描写がかなりグロテスク!
その耐性があれば、面白いと思う!
下巻は今からだけど、iの存在が気になる!
まだ、下巻を読んでないけど、月子のキャラに救われる感じ!
Posted by ブクログ
どんどん殺されていくのが重くて辛いけど、続きが気になって読んじゃう。僕メジャ、名前探しから読んでたから秋山先生!てなったし、本日は大安なりでも出てきた人もいてまた読みたいなってなった。
Posted by ブクログ
前半は正直苦痛で、でも物語に入り込んでからは読むスピードが段違いに速まった。知りたい、わからないことだらけのこの真相を知りたい、そんな気持ち。
後半に続く
Posted by ブクログ
最後に向けてどんどんしんどくなる。下巻でどうなるのか全くわからなくて、読むのが怖いけど気になるから読みたい。色んな人が出てくるので途中誰の話だっけ?ってたまになる。
Posted by ブクログ
辻村双六 5/11
【登場人物】
孤塚孝太 院生 月子と付き合う
木村浅葱 院生 天才 θ
月子 教員志望 孤塚と付き合う 秋山研究室
石澤恭司 フリーター 孤塚と同居
萩野清花 会社員 卒業生
白根真紀 秋山研究室
片岡紫乃 月子の親友
陣内教授 孤塚、木村、石澤、萩野、
秋山教授 月子、白根
園田署長
坂本警視 秋山の教え子 7年前
上原藍 i? 浅葱の双子の兄?
赤川翼 被害者
森本夏美 被害者
今田信明 被害者→藍が施設にいた時にいじめた人?乾燥機にいれた?
蛇島友美 被害者
【感想】
サスペンス?ホラー?推理?よくわかりませんが、そのような類の本を読むのは初めてで、読み進めています。
言葉悪いですが、胸糞悪い展開であまり好まない内容かなと思ってます。
特に人の殺し方が繊細な文字となってかかれているところや
全然関係ないですけど、浅葱が小学校の時アオムシを育てていたら、アオムシコマバチが寄生していて羽化するところとか、なんて言う表現方法なんだろうと思いました。昔から辻村さんは鳥肌級の表現方法を会得していたのですね…
話について、
主人公は誰かイマイチわかりませんが、舞台は大学近郊。
i(藍?)、θ(浅葱)の双子の壮絶なる過去により、始まった殺人ゲームを起点に、それぞれの人物間で織りなす物語です。
徐々に明らかになる、浅葱の過去と、大学の論文コンペに謎の『i』なる人物が最優秀賞になってから、おかしな方向へ動き出す。
浅葱いることをわかってやったのか。発端は不明で、iは復讐と言っているが何をしたいのか?そもそもiは藍なのか?不明な点が多いまま上巻終了しました。
5のアイとシータでは、刑事の坂本さんと、秋元教授、孤塚とのやりとりが、上巻の復習となっていてわかりやすかったです。
これも納得いかないけど、秋の七草、なぜ萩だけiは抜いたのか、、萩野さん気の毒すぎるし、浅葱も浅葱で、精神やられて来ると思う。
やはり、iは浅葱近辺も知っていると言うことなのか。早く下巻でこのモヤモヤを解放したいです。
【読書メモ】
特に学びなし
Posted by ブクログ
読み始めはなんだか気分が乗らず、読み進めるのに時間がかかった。
キャラクターが立ちすぎていて、その人たちが繋がっている様子をイメージできないというか、アニメっぽく感じたからかも。
ただ、中盤くらいからはあっという間に読み終わった。
下巻をとにかく早く読みたい。
Posted by ブクログ
浅葱の過去から見えてきた双子の兄藍の存在。藍の行方は?そしてiの正体は?残忍な犯行が続き、この後どうなってしまうのか?誰が被害者となってしまうのか?ハラハラしながら読んでいる。登場人物たちが皆、個性があって良い。下巻に続く。
Posted by ブクログ
上下巻共に中々厚みのある肥えたページ数に引けを取らない壮大な世界観。毎回感じているのに改めない非行少女な私は置いといて、日を跨いでチマチマ読み進めるのには向かない作品だろう。
.....少女へのツッコミは言語道断
鞄内に忍ばせる日数が長すぎたので、恐らく今私を悩ませる肩凝りの起因八割くらいはこの本の重量感が占めていると思われる。(冤罪)
ある程度著者の作品を読んだ実績が実を結んだのか、この出木杉君と出木杉子ちゃんだらけの世界観に酔うことは無かった...ギリギリだが。
同著者「冷たい校舎の時は止まる」の構成に近いものがあり、俗に言う「主人公」なる人物は存在せず人物皆にスポットが当たっている。
その中でも鍵を握るのはどこか闇を背負った雰囲気漂う厨二病感強めな方のハイスペック(褒めている)の浅葱青年と、温厚だし性格も良きなハイスペックライバルの狐塚青年。そしてそのギャル彼女月子。因みに月ちゃんも言わずもがなしっかりハイスペックだ。
なんかもうわかんない
頭いい大学ってこんな感じなの??
無知は仕方の無い事なので、今回は感情移入型では無く、物語を楽しむ事に全力投球型で行こうと思う
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謎の失踪事件 無惨な殺人事件 不運な事故が続き世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその事件の真相を知っていた。謎の人物「i」と浅葱のゲーム上で犠牲になる人々。
・「i」は一体誰なのか
二人の死のゲーム描写外での人物像により、誰もが闇を抱え取り繕い仮面を被っているかのように感じる。
・個々に張られた人物達の伏線の終着
更に作品説明では「孤独と闇に支配された子供たちが招く事件」とある。「たち」とは、なるほどお臭わせが過ぎる餌にはしっかりと食い付いて行こうと思う。
・大学の論文コンクール、秋山教授の「お化けトンネル」、月子の親友「紫乃」
キーワードとなるだろうか(???)チェック
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上巻ということもあり、感想らしい感想はまだ芽生えておらずメモ要素強めな内容となり申し訳ない
丸々太った上巻を制覇し次を召喚したら同じレベルの厚みある下巻が現れ少々グロッキーです
現実味に欠けるけど
辻村さんの作品はとても現実味を帯びているものとそうでないものに二極分化されると思うのですが、これは後者に属する作品。前者が好きな人にとっては子供騙しっぽく感じられてしまう気が…。