【感想・ネタバレ】子どもたちは夜と遊ぶ(下)のレビュー

あらすじ

交わることのない、人の想い。切ない終わりがやってくる。「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に2人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。(講談社文庫)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

上巻で撒かれた伏線が、少しずつ姿を現していく下巻。すべてが繋がっていく過程を、寝不足覚悟で一気に読んだ。

印象に残ったのは、月子の存在。傷つき、傷つけられながらも、自分を保とうとする姿に何度も心が動いた。

読み終えて感じたのは、優しさと弱さは時に、光にも闇にもなるということ。暗い穴の中に閉じ込められたような息苦しさを感じた。誰かを想う気持ちが、時に残酷な選択を連れてくることもある。この作品が長く読まれ続けている理由が、下巻を読んでようやく腑に落ちた気がした。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白すぎて下巻に突入して読む手が加速しました、、。よくできたお話で安易な言葉で表すのが憚られる内容でした。
何となくiについてはそうかな?と思う場面もありつつも、想定より多くの伏線を回収しつつ、あのラストに持ち込むところがさすが辻村さん、、。
iのしたことは凶悪でしかないものの、それを完全悪と言いがたい背景に複雑な感情を持ちました。
またそれを虫に喩えるあたりもなんだか不気味でゾッとしました、、昆虫ではよくある寄生も人間に置き換えるだけでこうも複雑になってしまう、同じ生き物なのに。
最後は救いのために用意された章だと思いたかったけど、藍はもう死んでしまった。頬が切れてるのを見ると恭司に殴られに行ったことがよくわかる、殺人者にこの機会を譲る恭司もすごい。ただ、再会はできなかったと思うと切ない。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めまぐるしく次々に判明する真実。
予想もしなかった展開がこれでもかと続く。最後の数ページになっても、まだ続く。
読みながら何度混乱させられたことか。
iは一体誰なんだ???
浅葱とは誰だったんだ??
孤塚ですらなぜか怪しく見えてくる自分に笑ってしまった。
下巻を読むまでは、iは誰なのか、浅葱は兄と会えるのか、いずれはみんなにバレて、苦しい展開になるのだろうかと予測を立てていたが、見事に裏切られた。まず月子がこんなことになるなんて。そしてまさかの兄弟だったなんて。それを知らずして両想いなのにすれ違う悲恋。

iが好きだった浅葱。手記を書くことで落ち着いていた浅葱、人間らしい浅葱は偽のiとの出会いで不安定になってしまう。攻撃的な浅葱が目覚めてしまった。iは終わらせなければと思った。人間らしい浅葱はすでにいなくなってしまった。でも本来はこれが正しいのだ。iは死に、攻撃的な浅葱が生き残ってしまった。全てはそこから狂い始めてしまっていた。

二重人格の設定はこう言ったミステリーで定番ではある。けどいつも自分では予測できないし、今回に限っては顔が違った、まるで別人だった、そんな記載が目立っていて読者側の二重人格説をいつのまにか否定されていたように思う。まんまとはまってしまった。
二重人格だとしたら浅葱は可哀想だと思ったが、まさかの浅葱が攻撃的だったという。作り出された偽人格の方が人間らしく、みんなが好感を抱いていた。この矛盾もなんとも言えない感情になる。
月子と紫乃との関係もなんとも気持ちが悪い。どうして付き合うんだ。好きだから故に相手に合わせてしまうのか。月子は強いはずなのに。優しすぎるのか。そこだけは理解できなかった。

最後に2人が会えたのはハッピーエンドと信じたい。月子が愛した浅葱は戻ってきてるよね?でないと恭二のふりなんて出来ないはずだ。月子だって全然怖がってない。そう考えるとこれでよかったのかな。切ない。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻の終わりになってから一気にページをめくる手が止まらなくなり、翌日に慌てて下巻を買ってすぐ読んだ。特に下巻の後半は一晩で一気読みした。
辻村深月さんの感情描写には息が苦しくなるような没入感があって大好き。
浅葱の、一人きりで強く生きる覚悟とは裏腹にある痛々しいまでの人間くさい弱さがとても愛おしくて、月子がそれを垣間見て恋に落ちた気持ちが同じ年頃の女の子としてよく分かる。こんな風に悲しい偶然が重ならず、月子という浅葱にとっての盲目な天使が彼の人生の歯止めになることができていたなら、と誰もが思うはず。
なのに、そこに実体はない。木村浅葱の中の主人格はiでありそれが本当の生来の浅葱だから。あれほどまでに人間らしい彼の人格が、その姿形は生きているのに表情や口調には明らかにもういないこと、それが少なくとも社会的な死とは定義されないことが、ふわふわとして現実味を帯びないけれど確かな現実で。
彼の壮絶な過去が作り出した「浅葱」は、まさに実体を持たない虚数の「i」、でも、iは現実で観測できる実数解ではなくても、もっと多次元的な世界ではたしかに存在するといえる数。
確かに彼が生きた数年と、狐塚や月子や恭司や萩野やたくさんの人にとっての彼と過ごした日々は幻じゃなく、月子を含めたみんなの記憶に残るんだと思う。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

読んでみての第一声は、複雑!の一言。
登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。
とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。

人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。
「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。
「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。

そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。
あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。
エピローグは胸アツです!

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても重く、苦しく辛い。
あの頃の出来事が、少しのズレが、全てを崩壊させてしまう。

最後まで驚きの連続。
色んな要素がありすぎて追いつかない。

たとえ許されざることをしていようとも、みんな愛すべきキャラクターばかりなのです。

最後よかったなぁ。
恭司ほんといいやつだなぁ。

私は浅葱好きだよ。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

特に後半は騙され騙され全く想像できないドラマチックな展開。すごく面白かった。映画化されたら面白いだろうな、キャストは誰がいいかなと考えました。浅葱は横浜流星がいいかな

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミスリードを誘いまくられます。
iは誰なのか?藍?恭司?狐塚?月子?秋先生?まだ出てきてない第三者?浅葱が二重人格?
絶対にiを見つけ出してやるぞ。と読み進めるも。結論読むも、難しい…
結局、浅葱が二重人格?浅葱の中にもう一人ちがう人物がいて、そっちが本当の浅葱で…難しい。
途中で月ちゃんまで死にかけて、どうなるのー。と読むのをやめられず。

星5をつけたくないけど(月子の苗字をずっと伏せてたのと、殺人犯の浅葱が野放しになったのが解せない。)、星5をつけざるを得ない物語でした。
最後の恭司がかっこよすぎ。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

読み始めは、誰の目線なのか、いつの話なのかということが捉えづらく(そうなるように構成してると思う)、話の筋が見えなかったが、無数のエピソードが、点と点がひとつの結末に収束していく展開はとても読み応えがあった。また、加害者の視点で殺人シーンを描くこと(しかも唐突に始まる)で、「バレてしまうかも」と感情移入しながらスリルをひしひしと感じながら読み進めた。

読み終えてわからなかったことがふたつ。
①石澤恭司は、たまたまネットカフェで浅葱を見つけたのか、それとも意図的に?全てとは言わないが、浅葱が何をしているのか察していたのかもしれない。
②秋先生は、ミスリード要因なだけなのか?男子学生を消した一件については回収してないのでは?

とてもボリュームのある作品だったが、一気に読み進めた。記憶を消してもう一度読みたい作品。

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2025年11月19日

匿名

ネタバレ

木村浅葱に惚れた

木村浅葱のあの闇深さ、儚さは最高です。辻村作品の大ファンである私ですが今まで読んだ辻村作品の中のキャラクターでダントツで好きです。辻村作品は細かいところまで描写してあるので読み終えた後にもう一度読むと多くの伏線を発見できます。また他の作品を読むとキャラクターが出てきたりして繋がっているところもファンとしては嬉しいです。私としては木村浅葱を一行でもいいので他の作品に登場させて欲しいです。一言でもいいです。

#切ない #感動する #ドキドキハラハラ

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2024年01月07日

匿名

購入済み

悲しい話し、やるせない気持ちになりました。
後半、あれ?あれ?となりましま。
それまで少し嫌なタイプかも。と、思ってたのに
見方が変わると全然違ういい子に見えるから魔法にかけらるたみたいな感じです。
上巻から読み返してしまいました。

#泣ける

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2023年08月16日

購入済み

呆然…

最後のどんでん返し、登場人物一人一人の想いの尊さに圧倒されました。さすが辻村深月、この一言につきます。

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2017年05月12日

Posted by ブクログ

面白すぎて先が気になり過ぎて分厚い上下巻2日で読み切ってしまった。怖くて面白くて、でも展開が気になるだけじゃない人間物語なのが辻村深月ワールドでとても良かった。
正直結末というか一連の事件の真相としてはまぁそうだろうな〜って予想できちゃう展開だなぁとは思った。だけどエピローグのシーンはハッとする仕掛けがあって、過酷な人生を歩んできて取り返しのつかないことをしてしまった男が、他人を装って大事な人にかける言葉がどうしても愛で、とても印象的、何回も読み返しちゃった。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまり沢山の小説を読んでいるつもりも無いけれど、こんなに主要キャラクターと関係値を描写された人物が殺される話はあんまり読んだことがなく、結構キツかった。主要キャラクターと全く関係のない被害者も妙に設定がリアルでキツい。
それを補って余るほどのカタルシスは得られなかったのが本作の正直な感想である。所謂"真犯人"のオチも、「まあそうか」と言ったところだ。

が、辻村深月の描くキャラクターの立ち方と、"現実に居そう感"がとにかく凄い。別に、設定がリアルだからとかでもなく、本当にそこに暮らし、喋っている感じがする。そして皆、不完全な魅力を放っている。

だからこそ、その人が殺される描写がキツいと感じさせられるのだと思う。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

辻村深月やっぱり好きだなぁ。キャラクターが愛おしく、見なくないと思う闇の部分にも共感せざるを得ない。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

上巻は殺人とミステリー要素
下巻は一気に雰囲気が変わり
一言で言うなら切なくて悲しい物語に変化する。
しかしその変化に違和感を感じさせない書き方は
さすがとしか言いようが無いです。

読み終わったあとなぜか
浦沢直樹のMONSTERを読みたいと思いました。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

下巻…伏線が回収され精神が削れる思いで読み進めることとなる…
上巻にて登場人物の性格や境遇などの詳しい説明があった為、単なる少女Aが殺されました…というニュースをみただけではないモヤモヤ感が生まれてくる…
iとθと浅葱の謎が解けると同時に人がもつ闇の部分と現実とは表裏一体なんだな…と
最後作者は月子と浅葱に再生の希望を与える形で物語の幕は閉じるのであるが…
iとはの投げかけによくここに収めたな…と
iとは自分でありeyeであり愛である…
藍とは…

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切ない終わりかただった。
胸がいっぱいになった。

悲しくもあり、希望のようでもあり、表現するのが難しい終わりかただった。

いつか月子は全てを思い出すんだろうか…

もう少し早く、浅葱が人に執着していたら、こんなことにはならなかったのかな…

いや、全ては、親が悪かった。



エピローグ最後の

藍『        』

これを見た瞬間、ものすごく切なさでいっぱいになった。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

読み返したい、という気持ちが強かった。
どこからその話してたっけ、どこにも名前は出てなかったんだっけ、と。
読み返す体力はないけど。
悲しいけど、すごくいいラストだった。

虐待というのは傷が残るし、すべてをゆがめてしまう。
実の親からのそれはより重いだろうし、そのあとの虐待もずっと重い。
なぜ、自分が、と思うよね。何も悪くないんだよ、と伝えたい。
あなたは何も悪くない。

望んで産まれてきたわけではないのに、その特性を兄弟と比べて劣っていると、産むか産まないかを判断できた人がそれを押し付けるなんて。そんなことはあってはならない。それを躾だなんて、言ってはいけない。
子どもは、所有物ではなく、モノではなく、他人。一人の人間。敬わなくてもいいから虐げないでほしい。

それが成人したとたん、本人の責任と言われても。人格形成にかかわってきた人たち全員に責任がある。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。信じたいものを信じたいし、周りからどう思われても貫き続けないといけないこともあるよなって思った。
なりたいものになるためには、きちんと生きていこうと思えた。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

展開が終盤まで読めなくて、想定を裏切ってくれて終盤は楽しかった。
終盤までは少しだけ冗長に感じてしまった。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

上下まとめての感想

自分の予想とリンクする展開とそうじゃない展開にワクワクした!
前半は大学生の日常のようなところも多くちょっと飽きてた部分もあったけど、事件が深まるにつれて面白さも深まった!
下の後半のスピード感には圧倒されたし、長かったけど読んでよかった!

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夢中になりました。まとまった時間があまりとれなくて、少しずつしか読めなかったことが残念。一気に読んで話に浸りたかった。月子と狐塚の関係、月子が秘めてた浅葱への想いと、浅葱とその浅葱自身が作り出したもう1人の人格。月子と浅葱の対話では切なくて悲しくて、外出先にも関わらず涙腺が緩んで困った。最初から最後まで楽しく読めました。大好きです。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

泣いた、とにかく泣いた
辻村作品すぎる、人間の感情を言葉にするのが上手すぎる
ごっちゃごちゃになって全然訳わかんなくてムズいターンもあったけど、とりあえず読み進めるが吉

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

騙された!こんなに重いのにこんなに先が気になって驚かされる展開になるとは、やっぱり好きな作家さんだな。心理学もしっかり勉強されていて、最後まで驚かされた。面白い作品だった。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「スロウハイツの神様」や「かがみの孤城」、「冷たい校舎の時は止まる」がすごく好きなのですが、この作品は今まで読んできた作品とは違いかなりグロテスクな描写があり驚きました。
個人的には主要登場人物の誰かがiなのでは、と思ってどきどきしながら読み進めていたので、突然出てきた上原愛子の関与や、翼くんの「iは浅葱とは似ても似つかなかった」という証言が早々に嘘だったと判明し結局二重人格だったという顛末には少し物足りなさを感じました。
ただ、物語全体を通して重い過去を背負った浅葱のキャラクターと徐々に崩壊していく心情の描写には惹き込まれました。特に、浅葱が月子を殺しかけ絶望する場面は、教室の中で立ち尽くす浅葱が目に浮かぶようでした。
また、孤塚と月子は恋人ではなく兄妹だった、というまさかの種明かしには驚愕しました。月子の苗字だけが明かされていなかったことや、「太」陽と「月」のストラップ等、散りばめられた伏線が鮮やかに繋がるところはさすが辻村さんだと思いました。

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく読んでいる間中、胸糞が悪くて早く読み終わりたい、早く解決してくれ、と思っていた。
初めての辻村さんだったが、個人的に苦手な部分と好きな部分がはっきり出てしまう作品だった。

特に月子のキャラクターが、感情の押し付けのようで好きになれなかった。月子のと紫乃の関係性に期待した以上の救いもなく、楽しくないのに一緒に居る描写が多くて、昔感じた信頼の欠片で一緒に居た描写もあったけどその印象は薄い。
狐塚と月子が兄妹というのも、あれだけ仲良いのに気づかないとかあり得ないと思う。
赤川翼の家出は余りに反省してなさすぎる。
あと、浅葱をあそこまで可哀そうにする必要はあったのだろうか。
全体的に顔が整ってる人ばかり出てくるのも少し苦手。

だが、全体的にやはり文章は魅力的で読み進める力がすごい。話は陰鬱で辛いシーンも多いが、ぐいぐい読めてしまう。
狐塚が狙われているかも、という場面や、月子が浅葱に真相を聞くところなどの緊張感はすごかった。
ラスト、恭司のふりをして月子に会いに来たのが浅葱と気づいた時は思わず読み返した。とても良いシーンだった。
「俺は彼じゃないけど」と言ってると言うことは、最後月子に会ったのはiだったのだろうか。浅葱だと良い。どんな思いで月子に最後に会ったのだろうか。どんな思いで月子に触れたのだろうか。月子に病室で語った話は、そうだったらよかったのに、という浅葱の思いだったのだろうかと思うと泣けてしまった。

個人的には話や描きたいことはすごく好きだけれど、設定面がすごく苦手な、評価が難しい作品だった。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

上下巻、各キャラクターが立っていて読み応えあり。
サスペンス要素は強いけれど、人間の繊細な心情や、女性同士の友情だけにおさまらない複雑な関係性など丁寧に描かれていたことで、無理目設定も多いけれど割と物語に入り込めた。
北海道旅行のお供に飛行機で読んだのも思い出になったかな。小学生の娘に読ませるかは、ちょっと18禁の部分もあるので迷い中・・(メジャースプーンにはまった娘がこの本を買って!とせがんで来たので買ったもののいつまで経っても読まないので私が先に読んだ)

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての辻村さん作品。
辻村さんの巧みな文章力もあり、犯人視点で人が死んでいく描写が生々しく描かれていて、辛い。萩野先輩の章の描写は、察してからは読みたくなかった。。それくらいリアルに情景が感じられました。

最初は兄に会いたくてワクワクしていた浅葱が、
殺人の恐怖に段々変化していく様が圧巻だった。

伏線回収も綺麗で、
上巻後半からはすごくハラハラして
ハイスピードで読めました。

ただ、個人的に結末はどうしても
あんだけ人を殺しといてこんな展開?!と感じてしまった。。

あまりにも人を殺すから、
エピローグも浅葱が月子に会いたい一心で
恭司を殺したのかと思ってしまった。
孤塚もー恭司。って言ってたし。
考察記事を読むに、
面会権を譲っただけだったんですね。安心。

余談ですがわたしも田舎者なので水に金を出す感覚について、孤塚と同じ考えなところがある。
自販機で水買うの、なんか勿体無いと思ってジュースとか選んでしまう人間だ。

繋がりがあるらしい『ぼくのメジャースプーン』『名前探しの放課後』も今後読んでいけたら、よいな。

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪意に満ちた後編。
ラストシーンはハッピーエンドっぽく良かったかな?
ただ、多重人格オチはうーん。
ミスリードがうまく噛み合わなかった感。
恭司が黒幕かなーって疑って読んでたので。
時系列的な感じだと
子どもたちは夜と遊ぶ→ぼくのメジャースプーン
→凍りのくじら→名前探しの放課後
なのかな。
残念なことに、ぼくのメジャースプーンから読んでしまったので全部の伏線が回収されなかったのが残念。
いつか時系列順に再読しようかと思うけど、
子どもたち…はもういいかな。重すぎる。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アイは誰なのーー、なかなか明らかにならないその正体。
目まぐるしく変わる展開!つきこ!おまえ、、しぬんか??
月子は俺の中で、パーティーちゃんの信子。
まーさーかーの二重人格おちかい!!!!笑笑笑
そこはガックリ
でも最後きょーじのふりをして浅葱が月子の面会に来る展開は良い。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

これもめちゃくちゃ長い作品で読むのが大変だったけど、ミステリー要素強めで面白かった、今まで読んだ辻村深月さんの作品の中では「冷たい校舎の時は止まる」の次くらいに面白かった

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間関係や犯人の状態は割と早めに想像できてしまったものの、狐塚が狙われたところらへんから面白いし、月子が殴られてお互いの好意がすれ違ったところは切なかったし、手術室でただ待つことしかできない無力さは涙でそうになった。
それくらい登場人物たちに魅力を感じていたのかも。
メインどころは大学生や院生と、大人になりきれない感じが不安定で良い。

なだけに思念と事故のまぜ具合に少し違和感を感じたり、その脱走は死ぬやろと思ってからの病室のやり取りが綺麗すぎて、終盤萎えてしまったのが悔しい。これが相性…

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2026年03月23日

匿名

ネタバレ

読みやすく最後まで一気読みした。この作者はこんなホラー調の文章も書けるんだな、と感心した。
ただ「i」の正体にはがっかりしたし、今ひとつ全体のまとまりのなさを感じた。
リアルさがないというか、そうはならないでしょーという感想で興醒めしてしまった。
全体的に文章の幼稚さが気になった。
一番最後のオチは素敵だったし、どんどん読み進めたくなる面白さは感じた。

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2021年08月27日

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