【感想・ネタバレ】子どもたちは夜と遊ぶ(下)のレビュー

あらすじ

交わることのない、人の想い。切ない終わりがやってくる。「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に2人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ミスリードを誘いまくられます。
iは誰なのか?藍?恭司?狐塚?月子?秋先生?まだ出てきてない第三者?浅葱が二重人格?
絶対にiを見つけ出してやるぞ。と読み進めるも。結論読むも、難しい…
結局、浅葱が二重人格?浅葱の中にもう一人ちがう人物がいて、そっちが本当の浅葱で…難しい。
途中で月ちゃんまで死にかけて、どうなるのー。と読むのをやめられず。

星5をつけたくないけど(月子の苗字をずっと伏せてたのと、殺人犯の浅葱が野放しになったのが解せない。)、星5をつけざるを得ない物語でした。
最後の恭司がかっこよすぎ。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなに長い小説を読んだのははじめて。
上下巻合わせて千ページくらいある。
ただ不思議と長さを感じなかった。
iの正体はなんなのだろう、浅葱は救われるのだろうか、といろんなスリルがあってひやひやしながら楽しめた。
孤塚と月子の関係やiの正体が明かされていく場面は切なくもあり残酷。
伏線が回収されていく怒涛の場面に息を呑んだが、トリックよりもなによりも余韻を強烈に残すのが浅葱の壮絶で悲惨な人生。
それと月子の内に秘めた恋心もそうだし、妹をあんな状態にされてもなお浅葱と向き合おうとする孤塚の誠実さにも胸打たれた。
登場人物が本当に魅力的。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても怖かったけどハラハラしておもしろかった!!浅葱とiの一人の人間による闘い。
身の回りで起こる事件が胸痛かった…
変わろうと、止めようと、会いたいと願い必死でボロボロな浅葱がつらい。
人を好きになって支えられて考え方が変わっていくことって沢山あるよな〜
秋先生が囁いた男の子と最後の恭司と浅葱のやつ、自分の理解力のなさでよく分からんだ!
これからググります…!

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2025年07月11日

匿名

ネタバレ

木村浅葱に惚れた

木村浅葱のあの闇深さ、儚さは最高です。辻村作品の大ファンである私ですが今まで読んだ辻村作品の中のキャラクターでダントツで好きです。辻村作品は細かいところまで描写してあるので読み終えた後にもう一度読むと多くの伏線を発見できます。また他の作品を読むとキャラクターが出てきたりして繋がっているところもファンとしては嬉しいです。私としては木村浅葱を一行でもいいので他の作品に登場させて欲しいです。一言でもいいです。

#ドキドキハラハラ #感動する #切ない

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学生である浅葱は、論文コンテストをきっかけにネット上で兄である藍と再会を果たす。生き別れた兄と再会することを希望に生きてきた浅葱は、すぐにでも会いたいと伝える。しかし兄の藍からは、まだ会うことはできない、会うためには人を殺す必要があると殺人ゲームを持ちかけられ…といったストーリー。

辻村美月さんでこうも殺人が起こる作品は初めてで、新鮮だった。浅葱が兄に会いたいと気持ちとこれ以上人を殺したくない気持ちの間で揺れ動いているのは、読んでて心が痛かった。そんな中救いの手を差し伸べようとしてくれた月子に、月子に対する誤解から浅葱は手をかけてしまうが、それでも月子が命懸けで浅葱を庇おうとするシーンには感動した。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはやられました。
終盤での盛り上げが凄まじい。

序盤はひっかかるところが多かった。
同じ段落で主語が変わることがあるのが分かりづらい。
鉤括弧内での改行が多用されているのも読みづらい。
彼や彼女が誰を差しているのかがわかりづらい

そして、iの正体。
月子か?違った。恭司?違う。秋山先生でも狐塚でもない。
浅葱が乖離性同一性障害。読めたし、少しチープに感じた。
これが決定打だと思った。

ところが。
月子が妹という叙述トリック、上原愛子の関わり、赤川翼、そしてラストの恭司と浅葱。
すごすぎた。ここまで練り上げて超長編としてまとめ上げた、若き辻村深月さんに脱帽した。

時たま、キレッキレの比喩に出会えるのも良かった。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻に続き再読です。
最初に読んだ時には、ただただツラくて痛いてコワイ、そんな感想だったけれど、改めてゆっくり読んでみてちょっと違う見方もできるかもしれないと感じました。

浅葱の境遇には同情はするけれど、それでもやっぱり狐塚もいうように、浅葱がしたことは到底納得できることではない。心理学的に同情と共感の違いっていうことがよく言われるけれど、これほどわかりやすい例もないな、って思ってしまった。

辻村深月さんの作品は、過去の登場人物たちが後の作品にも出てたりするのが魅力のひとつでもあるけれど
この作品で最後に大きな仕事をやってくれた恭司が、後の「本日は大安なり」で当たり前のように狐塚の隣にいたことが本当に嬉しかったです。


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2025年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻でまいた種をしっかりと下巻で収穫。
他の辻村作品とはテイストが違いますが、これも面白かった。
多重人格は何となく感じていた。自分が感じるくらいなのだから多くの人がそう思っていた事だろう。
しかしそこから一捻りも二捻りもする。さすが辻村深月。
藍とiに愛子が絡んで、なるほどそんな感じだったか。

そして月子ちゃんはそうだったか!盲点でした。
暴力的な記述も多く、人間の、子どもの持つ残酷さについて考えさせられました。ですが、友情とは親愛とは、そして愛情についても考えさせられます。

狐塚家、いい家族だなぁ。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

純愛ミステリーのような構成。
キャラ付けや人の気持ちの機微の描き方が繊細。
女性的な視点での心理描写が多く、もどかしい気持ちになる部分も多い。上下巻に別れており文章量も多いため、展開がゆっくりであるが、その分丁寧に気持ちの移ろいを表現している。
ただ、とっとと気持ちを伝えてしまえば良いのに!!じれったい!!と思った。

ミステリーとしては個人的にはイマイチだった。
当初からθの正体は浅葱と分かっており、iとのゲームを進めていく中でiの正体に迫る構成となっているが、オチが二重人格とは、、、
月子の記憶喪失についてもご都合主義すぎて残念。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とある青年の、孤独と、罪と、愛の話。

ものすごく正直な感想を言うと、残酷な殺人ゲームにも、よくある可哀想な多重人格設定にも、あまりときめかなかった。かなり最後の方までふわふわした気持ちで、いまいち没入感が得られないまま読んでいた。

この物語の感想は、木村浅葱に対して抱いた感情によって大きく変わると思う。私は正直、冷めていて、病んでいて、すべてを諦めている浅葱のことはあまり好きになれなかったけれど、月子という他者を求めながらも愛に怯え、最後まで生を諦めきれない、そんな不器用で人間くさい木村浅葱を心底愛おしいと思った。愛し方も愛され方も分からなくて、大切なものまで全部その手で壊してしまう青年を、愚かで可愛らしいと思った。だからこそ、最後のあの切なくも美しい時間を、いっとう大切な宝物のようにそっとしまっておきたいと思う。まあそれはそれとして、地獄のドミノが倒れ始める前にあらゆる奇跡が連鎖していい感じにルート分岐して迎える浅葱と月子のスーパーイチャラブハッピー救済エンドが見たいんだけど、どうにかなりませんか?

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

孝太と月子はずっとカップルだと思って読んでたから、孝太が月子にサーカス断られたあと、真紀ちゃん誘ってて、えー(T_T)となったけど兄妹だったとは!!名前が太陽と月で繋がってるの全然気付かなくて感動⭐︎
登場人物多くて、誰かが藍のフリをして裏で浅葱を陥れようとしてるんじゃないの?(秋山先生のことちょっと疑ってた。笑)と最後まで期待したけど、多重人格オチでした。。
オチはあまり好みではなかったけど、面白くて、インフルで発熱中でも先が読みたい!と思える作品でした♡

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく重くて辛くてグロめだった…。けど、辻村さんハマり中なので先が気になってどんどん読めた。 月子があんな状態になってても浅葱のこと庇おうとするのすごすぎて。先輩のときもしのちゃんもショック受けてたから思いっきり当事者なのに。 他の作品で出てくるの知っちゃってたから狐塚と恭司は死なないしiじゃないのわかってて勝手にネタバレだったかな。エピローグの恭司かっこよ!

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2025年04月02日

匿名

ネタバレ

読みやすく最後まで一気読みした。この作者はこんなホラー調の文章も書けるんだな、と感心した。
ただ「i」の正体にはがっかりしたし、今ひとつ全体のまとまりのなさを感じた。
リアルさがないというか、そうはならないでしょーという感想で興醒めしてしまった。
全体的に文章の幼稚さが気になった。
一番最後のオチは素敵だったし、どんどん読み進めたくなる面白さは感じた。

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2021年08月27日

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