SF・ファンタジー 12位
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。
これ程、作品の中の世界観とリアルの世界観がリンクした作品は初めてです。
文芸にありがちな、ルビ振りの難しい日本語に頼らず、ありのままの感性がとても、素敵です。
予想外の八人目の正体。
そして、淡い期待を持って迎えるラストの感動。最高でした!*\(^o^)/*
Posted by ブクログ 2023年08月26日
辻村先生のデビュー作品はクローズドサークル物。自殺したのは誰なんだろう。読んでて、この人では無いなと思った人から消えていく。
学校って思えば閉塞感があり残酷で、誰かが楽しんでいる一方で、誰かが苦しんでる。
未成熟が故の理不尽も多く、自殺の根は深い。
分量も話も重いけど、下巻を読むのが楽しみです。
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Posted by ブクログ 2023年08月13日
まだ途中でわからないことだらけ。
主人公達のバックボーンを細かに話しているから、キャラが立っています。
エンターテインメント界注目の大型新人・辻村深月が贈る青春小説
閉じ込められた8人の高校生――雪はまだ降り止まない
「ねえ、どうして忘れたの?」
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月23日
雪の日の校舎に閉じ込められた、県内屈指の進学校・青南学院に通う深月ら8人。
時は5:53で止まり、戸惑いながらその世界の謎を解明しようとするが…
学園祭の最終日に飛び降り自殺した生徒がいたこと。しかし、誰も何故か顔も名前も思い出せない。
担任・榊の机の上の写真には、8人のうちひとりがかけた写真が...続きを読む
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