無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで202万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
犯した罪に対して罰はどうあるのか。罰って誰の為だ、どんな罰ならあってもいいのか。ふみちゃんが本当にいい子であると理解して僕の気持ちを応援したくなる前半、起こった事件に対しての復讐、与えるべき罪について考えさせられる中盤、僕が本当に思っていたことに衝撃を受けながら、その意味を噛み締める終盤。
読みながら自分も本当に色々なことを考えた。犯罪に対して罰せられる意味はなんだ、自分の大切な人が酷い仕打ちを受けた時に犯人に対して何を望むのか。何気なく考え思っていたことが、そうでもないということにいろいろと気がつく。犯人に復讐したいという気持ちは誰の為?もし身内が殺されでもしたら、犯人には死んで欲しいのか。そんな状況に置かれたことはないから、ここまで心を揺り動かされることはなかっただろう。僕の、間違った行動を、自分は間違っていると指摘できるのか。
読み終わって改めて、罪と罰、という言葉が頭の中を駆け巡る。読んでよかった一冊。時間をおいてまた読んでみる勇気が出ればまた読み返したい。
Posted by ブクログ
ひとつの問いを丁寧に掘り下げていく読書体験でした。主人公と先生の対話を追ううちに、価値観を考え直す良い機会になったと感じます。
物語は非常にシンプルですが、これは「ぼく」が先生から受ける授業こそがテーマなのだと理解しました。秋山先生とのやり取りは、まるで良識ある道徳の授業を受けているようで、もし中高生の頃に読んでいたら人生観が変わっていたかもしれないと思うほど印象に残りました。
「ぼく」が小学生とは思えないほど思考が成熟している場面もありますが、これは先生を通して読者自身に問いかけているのだと感じられます。自分ならどう考えるか、どこまで他者を理解できるのか──そんなことを考え続けてしまう作品でした。
さらに、講談社文庫の辻村作品を読み進めてきて、ついに“辻村ワールドすごろく”に触れられたことにも感動。特別な力の正体や、ある人物のあたたかな言葉が「ぼく」に寄り添う場面は胸に残りました。
読み終えて、少しだけ自分の視野が広がったように感じられる一冊でした。
Posted by ブクログ
「〇〇しなければ✕✕になる」という呪いをかけられる能力を持った小学生の男の子。
小学校で飼育しているウサギたちが惨殺され、その現場を目の当たりにした大切な女の子が心を失ってしまう。
許せない!その犯人に呪いをかけてやる!って話。
能力の設定が細かくて、自分ならどう使うか?を考えながら読み進めていた。
また、女の子のためじゃなくて自分のために能力を使うんだと、責任の対象が誰なのかを考えさせていて興味深い。
最終的な男の子の呪いの使い方は予想外だったが、小学生にしては賢すぎるでしょ、という印象はずっとあった。
ウサギが惨殺される描写はなかなかしんどい。
アキ先生が別作でも登場していたらしく、その作品も読んだことがあったのに全く思い出せなかったのが悔しい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
試し読み
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸