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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
辻村深月作品の中でもトップクラスの満足度かもしれない。とりあえず、もう一度名前探しの放課後を読み直したい。 琥珀の夏でもそうだったけれど、重いテーマを綺麗事にせず真剣に向き合って、納得できる結論を出して作品を描いているのというのがわかる。今回も「復讐」と「命の重さ」というものすごく重いテーマで、前者...続きを読むに関しては相手に復讐してはい終わり、という展開にもできたはずなのに「復讐してその時自分の心はどうなる?」「罪を償うとは?」「そもそも復讐とは?」という根本的なところまで丁寧に描かれているのがすごくいいなと思った。 憎い相手に復讐するって、どうしても感情が先立ってしまうし考えるのが難しい話だと思う。人間の心理状態を無視して物語が展開していく作品があまり好きではないのだけれど、辻村深月作品は、それを一切感じさせないから安心して読める。 この作品も、辻村深月作によくある「どこか欠点のある大人しいけど頭のいい女の子」が「どこか魅力的な男の子」に救われる話になってることに気づいてニヤリ
子供が主人公だけど、「大人の本」。 参った。やられました。 「誰かのために必死になってあげること、必死に怒って悲しんであげること、自分がそれくらい誰かにとってかけがえのない存在であることを思い出してもらうこと、でしか、その人を救えない。」 真っ当すぎるセリフが心を打ちました。
★人間って絶対に他人のために泣いたりできないんだって。誰かが死んで、それで悲しくなって泣いてても、それは結局、その人がいなくなっちゃった自分のことがかわいそうで泣いてるんだって。 自分のためにしか涙がでないんだって。 ★既に怒った事件にしたり顔でコメントを挟み分析することは、娯楽としての消費を助け...続きを読むることと同じ ★自分のエゴで自分の都合で、時に結びつき、時に離れ、互いを必要とする気持ちに、名前を与えてごまかしながら、僕たち人間は発展してきた。 子供たちは夜にあそぶ…からの この作品。 まさかの秋先生再登場で嬉しくなった!! 大好きな本になりました。最高。
復讐とは何かを非常に考えさせれる作品。 「ぼく」が小学生ながらにして、かなり大人びていたことには少し驚いたが、彼みたいな人が能力者であって良かった。 ふみちゃんみたいな子、個人的にはすごく好き、友達としてそばに居て欲しい存在。周りに惑わされることなく、自分の物差しでしっかりと物事の分別を測り、自...続きを読む分の味方でいてくれるって素敵ですよね。
もはや哲学書
凍りのくじらから。 あらすじにふみちゃんの名前を見つけて手に取りました。 主人公が小学生とするにはあまりに残酷な描写とストーリー展開でしたが、そのぶん読み手に語りかけてくることが非常に重かったです。 「ぼく」と秋山先生のやりとりは哲学的問答で、普段いかに自分の感情を蔑ろにしてたのかを痛感させられま...続きを読むした。 もっと若い時にこの本に出会えてたら……と思う気持ちと、今だからこそ響いたんだろうなと思う気持ちと。きっと何度読み返しても新しい発見がある作品なんだろうと思います。 「ぼく」とふみちゃんが過去にとらわれず前向きに進んで行けますように。
#泣ける #切ない #怖い
考えさせられる内容とファンタジーが融合している作品。 最初私なら絶対復讐する!!という気持ちで読み進めたけど、色々な考え方に触れて再度自問自答する内容でした。 しかし小4主人公の知能レベルが高すぎる〜!
「凍りのくじら」を読んだ時も、めっちゃ面白いー!と思い、本作も読もう読もうと積読して1年…やっぱりめっちゃ面白かったー!!! …という軽い言葉を使っていいのかと思うくらい重いお話だけれど、読むのが止められなかった。 辻村さん読むのは4作目だけど、本当面白い。 この小説は「痛み」の話だと思った。 家...続きを読む畜としての豚のエピソードでは一緒に考えてしまった。自分の子どもに、どうして?と聞かれたとき、今の自分では正しい答えを教えることは出来なさそう。 他にも、生きている上で避けられないことが疑問として投げかけられているような気がした。本当に、難しい。、 「ぼく」が力を使った後の展開は予想外だった。でもこの味わいが辻村さんの作品らしいというか。 最後に先生が「ぼく」に伝えたこと、自分も救われた。そうだよ、そうなんだよ…(T ^ T) リンクしている他の作品も読みたい!
全体的に読みやすい文体で、さくさくよみすすめられる作品、なんですが、ふみちゃんみたいな良い子が、悪意で病んでしまうシーンはかなり辛く、自分ごとのように感じて、何とかしてあげたい! むずむず みぞみぞします。 小学生の主人公が立ち向かうのは無理があるなあと思いますが、ぼくとふみちゃんの優しさが 滲み...続きを読むでている読後感のよい作品です。 ワタシにもこんな姉さん的な友達、いた気がします。 遠い記憶だけど。
小学校で飼っていたウサギ9羽の殺傷 大学医学部3年生の市川雄太が犯人、罪は器物損壊 その事件がきっかけで主人公『ボク』の大好きなふみちゃんの心が壊れる 特殊能力を持つボクがウサギ殺しの犯人にどうやって反省させるか‥仕返しするか‥ 『子ともたちは夜とあそぶ』で登場した秋山先生に相談に乗ってもらう。 ...続きを読む哲学が沢山詰まってましまた。 辻村ワールドすごろくを読み進めているので今回は誰が当時するのかドキドキ。 他のとは違った読書を楽しんでいます。 私の辻村ワールドすごろく メモ ↓ 『スワロハイツの神様』上下→『島はぼくらと』→ 『家族シアター』→『凍りのくじら』→『子どもたちは夜と遊ぶ』上下→『ぼくのメジャースプーン』 →『名前探しの放課後』上下→『冷たい校舎時は止まる』上下→『ロードムービー』→『光待つ場所へ』→『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』 VTR、ハケンアニメ
ストーリーと共に、復讐とは?を考えさせられる哲学的な内容に、かなり考えながら読んだ。 もう一回読み直したい、なるべく早く。
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