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Posted by ブクログ
ひとつの問いを丁寧に掘り下げていく読書体験でした。主人公と先生の対話を追ううちに、価値観を考え直す良い機会になったと感じます。
物語は非常にシンプルですが、これは「ぼく」が先生から受ける授業こそがテーマなのだと理解しました。秋山先生とのやり取りは、まるで良識ある道徳の授業を受けているようで、もし中高生の頃に読んでいたら人生観が変わっていたかもしれないと思うほど印象に残りました。
「ぼく」が小学生とは思えないほど思考が成熟している場面もありますが、これは先生を通して読者自身に問いかけているのだと感じられます。自分ならどう考えるか、どこまで他者を理解できるのか──そんなことを考え続けてしまう作品でした。
さらに、講談社文庫の辻村作品を読み進めてきて、ついに“辻村ワールドすごろく”に触れられたことにも感動。特別な力の正体や、ある人物のあたたかな言葉が「ぼく」に寄り添う場面は胸に残りました。
読み終えて、少しだけ自分の視野が広がったように感じられる一冊でした。
Posted by ブクログ
「〇〇しなければ✕✕になる」という呪いをかけられる能力を持った小学生の男の子。
小学校で飼育しているウサギたちが惨殺され、その現場を目の当たりにした大切な女の子が心を失ってしまう。
許せない!その犯人に呪いをかけてやる!って話。
能力の設定が細かくて、自分ならどう使うか?を考えながら読み進めていた。
また、女の子のためじゃなくて自分のために能力を使うんだと、責任の対象が誰なのかを考えさせていて興味深い。
最終的な男の子の呪いの使い方は予想外だったが、小学生にしては賢すぎるでしょ、という印象はずっとあった。
ウサギが惨殺される描写はなかなかしんどい。
アキ先生が別作でも登場していたらしく、その作品も読んだことがあったのに全く思い出せなかったのが悔しい。
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