ぼくのメジャースプーン

ぼくのメジャースプーン

847円 (税込)

4pt

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。(講談社文庫)

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ぼくのメジャースプーン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    辻村深月作品の中でもトップクラスの満足度かもしれない。とりあえず、もう一度名前探しの放課後を読み直したい。
    琥珀の夏でもそうだったけれど、重いテーマを綺麗事にせず真剣に向き合って、納得できる結論を出して作品を描いているのというのがわかる。今回も「復讐」と「命の重さ」というものすごく重いテーマで、前者

    0
    2024年12月04日

    Posted by ブクログ

    子供が主人公だけど、「大人の本」。
    参った。やられました。
    「誰かのために必死になってあげること、必死に怒って悲しんであげること、自分がそれくらい誰かにとってかけがえのない存在であることを思い出してもらうこと、でしか、その人を救えない。」
    真っ当すぎるセリフが心を打ちました。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    ★人間って絶対に他人のために泣いたりできないんだって。誰かが死んで、それで悲しくなって泣いてても、それは結局、その人がいなくなっちゃった自分のことがかわいそうで泣いてるんだって。
    自分のためにしか涙がでないんだって。

    ★既に怒った事件にしたり顔でコメントを挟み分析することは、娯楽としての消費を助け

    0
    2024年11月07日

    Posted by ブクログ

    復讐とは何かを非常に考えさせれる作品。

    「ぼく」が小学生ながらにして、かなり大人びていたことには少し驚いたが、彼みたいな人が能力者であって良かった。

    ふみちゃんみたいな子、個人的にはすごく好き、友達としてそばに居て欲しい存在。周りに惑わされることなく、自分の物差しでしっかりと物事の分別を測り、自

    0
    2024年10月15日

    mii

    購入済み

    もはや哲学書

    凍りのくじらから。
    あらすじにふみちゃんの名前を見つけて手に取りました。

    主人公が小学生とするにはあまりに残酷な描写とストーリー展開でしたが、そのぶん読み手に語りかけてくることが非常に重かったです。
    「ぼく」と秋山先生のやりとりは哲学的問答で、普段いかに自分の感情を蔑ろにしてたのかを痛感させられま

    #泣ける #切ない #怖い

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    考えさせられる内容とファンタジーが融合している作品。
    最初私なら絶対復讐する!!という気持ちで読み進めたけど、色々な考え方に触れて再度自問自答する内容でした。

    しかし小4主人公の知能レベルが高すぎる〜!

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    「凍りのくじら」を読んだ時も、めっちゃ面白いー!と思い、本作も読もう読もうと積読して1年…やっぱりめっちゃ面白かったー!!!
    …という軽い言葉を使っていいのかと思うくらい重いお話だけれど、読むのが止められなかった。
    辻村さん読むのは4作目だけど、本当面白い。

    この小説は「痛み」の話だと思った。

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

    全体的に読みやすい文体で、さくさくよみすすめられる作品、なんですが、ふみちゃんみたいな良い子が、悪意で病んでしまうシーンはかなり辛く、自分ごとのように感じて、何とかしてあげたい! むずむず みぞみぞします。

    小学生の主人公が立ち向かうのは無理があるなあと思いますが、ぼくとふみちゃんの優しさが
    滲み

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

    小学校で飼っていたウサギ9羽の殺傷
    大学医学部3年生の市川雄太が犯人、罪は器物損壊
    その事件がきっかけで主人公『ボク』の大好きなふみちゃんの心が壊れる
    特殊能力を持つボクがウサギ殺しの犯人にどうやって反省させるか‥仕返しするか‥

    『子ともたちは夜とあそぶ』で登場した秋山先生に相談に乗ってもらう。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    ストーリーと共に、復讐とは?を考えさせられる哲学的な内容に、かなり考えながら読んだ。
    もう一回読み直したい、なるべく早く。

    0
    2024年12月11日

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