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望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!
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Posted by ブクログ
噛み合わない会話とある過去について、傲慢と善良と続いて3冊目の辻村先生です! やっぱりとても面白かった、、、、 主人公が一見マトモで周りの人が変に思えるけど、 主人公も大概狂っているというか、、その描写が上手くていつも引き込まれます。 だけどただ単に狂っている訳ではなく、自分にもその要素があるんじ...続きを読むゃないか、確実にあるなと思わせるリアルさもあり、、とても好きでした。 他の作品もどんどん読んでいこうと思います!
どの物語も、すごいなって思う。 主人公の感じが、共感できないけど、わかるって感じがなんだかリアルで。そして、苦しい。 山梨に一時期住んでたからか、消防団の話はよりリアルにせまってきた。ほんとに、怖い…けど、興味深い。
2025/04/02〜04/04 「君本家の誘拐」に出会えずに残りの人生を歩むことになってたらと思うと恐ろしい。 20代半ば以降の女性の結婚・出産に対する気の持ち様、胎児のいる女性の生活の苦しさ・厳しさ、出産してからの生活の辛さ・孤独感、すべて経験できない僕にとって、全ての母親の偉大さを痛感させられ...続きを読むたし、この本を読んだことによって得た経験で、思いやりや理解を少しでもできるのかなと思った。 子供を授かった時、絶対に読み返す作品。
・この人は「危なっかしい人」を書くのが上手いなと思った ・一貫して主人公は他者の非常識にうっすらと厳しいが、自分への客観性はあまりない
短編でサクッと読めるけど、どれも考えさせられる話だった。特に女性にはあーわかるという感情にさせられる話が多かった。
第147回直木賞受賞作品 久しぶりな辻村深月作品。やっぱり読みやすいし、感情が入りやすくて、絶妙な人物達とその人達が暮らす世界観作りに感嘆しましたわ。 短編集でどの作品も絶妙なリアリティがあって本当に良い。特に最後の『君本家の誘拐』この作品は震えました。ちょっと読み進めるのが嫌になりました。 サラッ...続きを読むと読めるけど深みのある作品だらけで、抜けが無いですね。やっぱり大好きだ。辻村先生!!いつか【辻村深月を囲んで褒め称える会】やりたいなぁ笑
直木賞受賞作の短編集。 読んでいて心がザワザワ、苦しい。 でも引きこまれてこういう人いそうと思ったりして面白かった。 ラストもイヤミスみたいで楽しいしそこまで読後感は悪くなかった。
辻村深月さんの直木賞受賞作という事でワクワクして読み始めたが、読んでる途中目を背けたい気持ちと、どうなってしまうのかといった興味が丁度半々で、でも結局先が気になり、ページを読む手が止まらなくなるディープな作品だった。 自分と、それ以外の者にほどよく執着する。過度は依存になり、いずれ破滅する。それ...続きを読むをまざまざと見せつけてくる本。 人生は、階段を登り続ける事が大切だか、踊り場を楽しむ事も、幸せに生きる上で大切だなと思った。
違和感を違和感として読者に意識させながら進行していく技術力の高さを感じた。 どれも普遍的なテーマを扱っていると感じ、特に「芹葉大学の夢と殺人」、「君本家の誘拐」が印象に残っている。 「芹葉大学の夢と殺人」では、現実を見ようとしない恋人との確執から堕ちてゆく女性の、恋の愚かさ、盲目さを描く。これには...続きを読む同作者の「盲目的な恋と友情」に近い空気感を感じ、とても好みだった。 「君本家の誘拐」は、他の物語とは一線を画す圧倒的なスピード感の違いがあった。落ちには想像がつくものの、それに至るまでの母と子の過ごしてきた時間の描写がリアルで、こんなにも目まぐるしく苦しく、身体的にも精神的にも参ってしまうような生活を、世の中の母たちはこなしてきたのか……と、畏怖のような気持ちを抱いたというのが率直な感想だ。
誰もが心に抱えているような闇を繊細に描き、どの登場人物からも人間らしさが滲み出ている作品。 異常に見える人に共感してしまう自分もいる。 特に印象に残っているのは、 「着ているニットの胸に、なぜか大きく「Lemon」と書かれていた。何のブランド名でもない意味不明な英単語。これが無地だったらまだよかっ...続きを読むたかもしれないが(省略)顔を一目見て、ああ、こういう相手だった、と一気に思い出す。」 ニットの柄を描写しているだけなのに、伝わってくる主人公の落胆。 私は何気ないこの文章に惚れ、辻村深月作品読破を心に決めた。
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