琥珀の夏

琥珀の夏

1,100円 (税込)

5pt

見つかったのは、ミカちゃんなんじゃないか――
『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、
瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。

かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、
少女の白骨遺体が見つかった。
ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。
埋められていたのは、ミカちゃんではないか――。

小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。
法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。

30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。

解説・桜庭一樹

※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

琥珀の夏 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    辻村作品はやっぱりいい!!大好き!!

    カルト団体(宗教団体)という設定で、嫌悪感を若干感じますが、本筋は友情物語だと感じました。

    この作品は自分の子供時代に戻れる作品です。友達と遊び、勉強し、喧嘩し、仲直りし、仲間外れになったり、仲間外れにしたり、先生や親に怒られたり、泣いたり、悲しんだり、笑い

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    架空の教育機関を通して、子ども時代の切実さを鋭く描いた作品。素晴らしい物語でした。

    あらすじだけ読むと新興宗教ものっぽく感じましたが、読み進めるうちに教育や幼少期の体験、家族についての普遍的なテーマを描いていることがわかりました。

    クライマックスの、事件の種明かしがされるシーンはゾッとします。子

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    私も子を持つ母親だから、読んでるうちに何度か手を止めた。
    母親目線、子供目線、自分が子供だった時の目線…読む手を止めて、何度も想いにふけった
    シン…と心に来る

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    ふぁーーーなんかすごかった、、、!
    今までにないミステリーと人生論の掛け合わせの作品。
    宗教的な要素や、友達、家族、学校、性的描写、色々な要素が混ざってて、一言じゃ表せない読み終わりの感情。
    何を学んだかと言われれば難しいけど、子供の頃の経験や考え、人間関係ってそのまま大人になるんだなと。
    まだふわ

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    さすが辻村深月。心理描写が上手で、心をえぐられるような感覚になった。幼い頃特有の友人関係の悩みや、大人への嫌悪感をこれほどまでうまく表現できるんだ、と読みながら感心してしまった。長いけれど読んでよかった。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    2025.10.14

    宗教団体 問答 泉 夏合宿 白骨死体 弁護士 再会 自習室の真実 エピローグ

    この人の心理描写はまいど胸をえぐられるというか、言い表せなかった感情を言語化するのがすごい。
    守るといいながらミカのせいにしているというのは、親としてハッとさせられた

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    10年くらい前は辻村さんの心理描写が細かすぎてしつこく感じたのだけれど、今読むと、心の中を見透かされてるように感じる。描写されている思考回路が全部理解できるし、デジャブの感覚。辻村さんと出身地や年齢が似ているのは関係あるのかな...。

    また、信仰団体というのではないけど、最近の出来事を思い出した。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    辻村さんは本当に子どもの心情描写がリアルで、読者の誰もが少なからず「あ、この気持ち、知っている」と思う部分があるのではないだろうか。長い小説だが、特に後半の展開はジェットコースター並みで、ページを繰る手が止まらない。宗教2世の問題を連想させるテーマでもあり、未熟であり非力な子供たちが常に犠牲となる構

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    ミライの学校という理想の教育を目指す団体の元敷地から白骨死体が発見される。小学生の頃、ミライの学校の合宿に参加した法子は弁護士になり、白骨死体発見のニュースに触れるとともに、幼い頃この団体に関わったことを思い出す。
    そして、この白骨死体の発見に伴い、孫ではないか確認したいという依頼が弁護士事務所には

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    子どもは子どものままではいられない。
    今を最大限守ることが未来まで守れるとは限らない。
    辻村深月はとにかく年齢が近いので子ども時代へのシンクロ率が高い。
    保育園に預けたいのに、一緒にいたい。
    あの気持ち、思い出した

    0
    2025年08月28日

琥珀の夏 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

辻村深月 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す