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一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。
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Posted by ブクログ
使者(つなぐ)とは― それはたった一度だけ―、死んだ人と会わせてくれる案内人。 生きている人が会いたいと望む、 すでに死んでしまった人との再会を仲介する”使者”を表す言葉。 映画「ツナグ」公式サイト より 自分にとって大切な人、誰かにとって大切な人 たった一度だけ、死んでしまった人に会えるとしたら...続きを読む誰に会いたいだろう. 言いたいことを生きている間に言える割合てどのくらいなのだろう. 死んでしまつていなくなってから気がつくことがどのくらい多いのだろう. 生きている間に悔いのないように、そうは言っても本のように相手が思っていることが分かるわけではない.たとえ必要なことをすべて話したとしても伝わりきれない部分は残るわけで.でも、伝わるように努力をするべきなんだろうな.人間、すべてのことを見通すことができるわけではない.だからことばを使うのだけど、ことばがあるがゆえに捻じ曲がって伝わることもある. ツナグ、からは死者と生者のやり取りを通して、その間の溝を埋めているような印象を受けた. 失ってからの時間、生きている人間は自分の頭の中にある死者とやりとりをする.こんなことを思っていたのでは?本当はこうだったのでは?ツナグ、はそれを確かめる機会があるものという設定.そんな機会があったなら、自分なら誰とどんな話をするだろう.
逢いたい人はいる。私なら何を伝えようか。何を話そうか。また別れないといけない。それでも、逢えたら、伝えたい言葉を伝えれなかったあの後悔は和らぐのかな?再会して言葉を交わしたらその後の人生はどう変わるのか。 思春期の頃の友人関係、あの頃の不安定な気持ちを振り返ることができました。
辻村深月さんの文章が大好きだ。 すっと入ってくる文章 共感性の高い登場人物 多角的な視点の感情描写 彼女の作品にまとう、温かく、それでいてリアリティのある雰囲気がたまらない。 死者に会ったことで救われた人 死者に会ったことで一生後悔する人 死者に会うことから逃げそうになる人 死者に会えたら、...続きを読むと考えたことのある人は少なくないだろう。そんな現実味のない我々の想像を、登場人物はよりリアルに考えさせ、問いかける。 「悔いがない、生き方をしていますか?」と。
それぞれの依頼者視点と使者視点でストーリーが楽しめた。親友と待ち人の心得が特に印象的で虚しさを感じました。
小説を楽しむきっかけとなった1冊。初めて本を読んで泣きました。家族や、友人、推しなど今自分の身の回りにいてくださってる人たちをよりいっそう大切にしたいと思った。また、今もこうして一緒にいられるのは当たり前じゃないから、伝えられるうちに感謝を伝えておきたいと改めて思えた作品でした。
死んで後悔する人生にしたくないと思えた作品 『親友の心得』これは本当に辛くなってしまうけど、1番身近に感じれる物語。 今を少し大切に生きていきたいなと思わせてくれた。 刺さった言葉 •世の中が不公平なんて当たり前 みんな平等に不公平だから •自分が見たいようにしか周りを見ていなかった
自分の周りにいる人、生きている今を大切にしようと思いました。 生きている時に伝えられなかったこと、話せなかったことを使者を通じて一度だけ話せる機会があったら何を話すだろうか、色々なことを考えさせられる本でした。 今当たり前にそばに居てくれる人に自分の気持ちを素直に、言葉で伝えていこうと思います。 読...続きを読むんでよかったです。
つなぐ使者
亡くなった人に会ってその声を聞きたい悩める依頼人と死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口の使者、そのツナグ物語には引き込まれるものを感じる。
#切ない #感動する #深い
最後の章「使者の心得」があってこその作品だと感じた。1〜4章では、憧れの人、母、親友?、妻、様々な立場の死者と生者との関わりがツナグ1日を中心に描かれる。 死者との再会はいいことなのかどうか、章を重ねるごとに考えさせられていく。 そして、最後の「使者の心得」。それまで、ミステリアスでどこか、現実...続きを読む離れしていた使者が急に普通の人になっていく。死者との再会に悩み、親の死に翻弄され、叔母の言葉に悩んでいく姿に現実味を増し、そして共感と共に、死者との再会について考えていくことができる。 最後に両親の死の謎も解き明かされ、使者なりの答えも見つかり、読者もスッと心を温められる、そんな作品に感じた。 「親友の心得」なんかはぜひ学生さんに読んでほしい!
死者に会えるという、荒唐無稽な設定。色んな人生があり、悩みがある。演劇部の高校生の女の子の話が、暗い余韻を残した。歩美とばあちゃんの今後が気になる。
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ツナグ(新潮文庫)
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辻村深月
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