【感想・ネタバレ】ツナグ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

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【アイドルの心得】
P16 恐山(おそれざん)のイタコとは、青森県に伝わる女性の霊媒師。亡くなった家族との対話を求め、行列ができることで知られています。

P37 心が風邪をひく

P47「世の中が不公平なんて当たり前だよ。みんな平等に不公平。フェアなんて誰にとっても存在しない。」

P67「人間ってのは、身近なもの死しか感じることも悲しむこともできないんだよ。」

P74.75水城と会えば死のうと思うくらいにはどん底だったけど行きたいと思えるようになるならすごい価値のある、世界を嫌いにならずにすませてくれたって表現凄い

『感想』
世のなか不平等じゃないを口に出して納得できるのはとても強い事なのではないか。
でもその文フェアになるようにきっと出来てる。
死にたいと思う程の人生は一人の人に出会うことで希望が生まれると思う。
だし人がなくなって本当に悲しんだり、会いたいと思うのは身内や当事者にならないと感じないのは心理だな。結局どれも自分が可愛い。結局他人のことは他人事。

P266 尤も(もっとも)

P299「キラリが最後に告げた言葉は大好きで、消える直前まで、彼女は私にしがみついていた。その感触も重さも、匂いすら、いつの間にか、周りから綺麗に消えていた。」
生きてると信じてた人と会うことは自分の中の彼女を殺すことになる。認めてしまうは辛すぎるなぁ

死者が生者のためにあっていいのか、この回答が出せる日がくるのかは分からないけど、生者が前を向くためにあっていいのではないかと思う。

P440 読者が誰と会いたいかを考えた時点で辻村深月は読者にとってのツナグになってるのでは無いか。幸福に勘違いする作品になったのではないだろうか。
→会えるなら繁夫じいちゃんに会いたい。皆に尊敬される人はじいちゃん程聞かないかもしれない。でもじいちゃんの記憶が全然ない。最後の方だけしか覚えてない。会いたい。仕事の話やばあちゃんの話聞きたかった。
私は会いたい。でも死者にとっても1回しか会えれないなら私は会うべきでは無いと思う。ばあちゃんにでも、直子にでも会って欲しい。
でも現段階で会いたいと思うのは繁夫じいちゃん。
記憶がなくて後悔してるからなのかな。

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2026年10月10日

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ネタバレ

何度か泣きそうになったのを人前だったので堪えながら読んでいました。ちゃんと読んだと思え、すらすら読めたお話でした。女子高生のお話で使者側からみた場合の話の時に、ひやりとしました。最初から落ち着いた男の子の印象だったけどまさかあれが初めてであれが二回目でだとは思いませんでした。センスがあり、勉強熱心だったんだなと思いました。笑
結局、水は凍ってたのか凍ってなかったのか気になります。どうやって御園は殺意に気付いたんだろう??

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2026年10月10日

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いいお話でした。
最終章のこれまでの話が回収されるところ、使者のアユミくん、お祖母様と家族のお話、1章目の彼女が前向きに生きている姿、心に残った。
親友の話ドスンときたけれど、思春期特有の10代女子の嫉妬心って、ああ、なんかわかっちゃうかも、あったかも、と思ってしまった。
生きてる人は、誰かが生きたかった今を精一杯生きるしかないし、伝えたい思いは伝える、など
後悔なく生きていきたいと思わされた。

いい話だな〜と思ったらやっぱり映画化されてた。
時期を見て、鑑賞してみたい
続編も読みたいな!

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2026年09月26日

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心がほっこりしたり、涙が出そうに切なくなったり。読んでる途中で次の作品も購入した。表の話と裏の話があるのも良かった。悔いなく生きたいなと思わせてくれた。

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2026年09月24日

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各章感動。
死者と会えるのは時間限定なので夜が明けてくると…
朝焼けの中、一晩中語り合ったその人は消えている。
悲しいけど美しい。
死んでからじゃないと言えないこと、もう会えないからこそ言えること。
朝が来る描写は毎回きれいだなと思いました。

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2026年09月21日

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生きてる人と死者を繋ぐ使者(ツナグ)という仕事を軸に、様々な事情を抱えた登場人物が死者と再会する物語。
物語として感動する再会や、生き方を考えさせられる再会など、短編のような感覚で物語を読み進められた。
どの再会もとても考えさせられ面白かった。
死んでしまった後に自分に会いたいと思う人ができればいいなと思う反面、残された人に何の不安もなく死ねることの方が素敵なんじゃないかとも思った。

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2026年09月09日

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ネタバレ

使者(ツナグ)の歩美が研修中だったことに驚いた。
この手の案内人はベテランか、人外で生まれた時から案内人のケースが多いので、歩美もてっきりどちらかのケースかと思い込んでいた。
四話の暴走は新人時代のトラウマを刺激されたのかな?と盛大に勘違い。

研修を通して死者の正体を怪しんだり、生者と会わせる意味を深く考察したり、この時点で使者になるために生まれてきたような子だと感じたが、あまりに聡すぎて使者の力を受け継いだ故に亡くなった両親の秘密に気づいてしまったのは実に皮肉である。

使者は善意のボランティアではなく、死と隣り合わせのボランティアだ。
全てを知った上で使者の力を受け継ぐ歩美に目頭が熱くなった。
続編も是非見届けたいと思う。

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2026年08月24日

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逢いたい人はいる。私なら何を伝えようか。何を話そうか。また別れないといけない。それでも、逢えたら、伝えたい言葉を伝えれなかったあの後悔は和らぐのかな?再会して言葉を交わしたらその後の人生はどう変わるのか。
思春期の頃の友人関係、あの頃の不安定な気持ちを振り返ることができました。

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2026年07月17日

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ネタバレ

登場人物それぞれの立場や性格が異なり、もちろん自分とは遠い境遇の人物もいる中でそれぞれに感情移入しながら読んだ。
切なくてぎゅーっと苦しくなる場面もあった。自然な涙が出た。

言葉遣いや表現の仕方が違うため短編小説と思い読み進めていたが最後にぐっと物語が繋がる長編小説であった。

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2026年07月17日

QM

ネタバレ 購入済み

おもしろい

こんなからくりがあったなんてなぁ。嵐と御園のお話は、嵐の御園に対する嫉妬の気持ちややり場のない怒りみたいなものは理解できるから読んでいてとってもしんどかった。御園が生きていた間は憎くて目障りで仕方なかっただろうし、いくら凍った水が死因ではなかったものの実際は御園に敵意も殺意も見透かされ、失ってから親友の存在をありありと感じ、そのうえ親友が主役を務めるはずだった劇もやり遂げた嵐はどんなに胸が張り裂けそうなほどつらかっただろう。

#泣ける

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2024年08月09日

購入済み

つなぐ使者

亡くなった人に会ってその声を聞きたい悩める依頼人と死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口の使者、そのツナグ物語には引き込まれるものを感じる。

#切ない #感動する #深い

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2022年12月19日

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私がツナグに頼むとしたら誰に会いたいって言うんだろう。
まだ周りの人が誰も亡くなってないからわかんないな。
けどそういう後悔が残らないように、今周りにいる人を大事にしないとなと思える話たちだった。

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2026年10月10日

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ネタバレ

同じ方が書いたとは思えない連作短編集でした。最後の最後での伏線回収が同じ人間ではできないと疑いをかけてしまうほどでした。本当に凄い、、、言葉に表せないこの感情。多くの人は死者に後悔を残すらしいが人は自分の大切である人に不満や素の感情を出すのは「この人に言っても嫌われない」という安心からくるらしいです、

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2026年10月07日

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「…キラリ、気を付けてっていったのに」大号泣。死んでしまったのを認めたくない気持ちと会いたい気持ちが心奪われました。この本を読んで、会いたいと思う人には、会えるときにたくさん会っておきたいと思った。「また今度会えばいい」「いつでも会える」と思っているうちに、二度と会えなくなることだってある。だからこそ、今会える人との時間を大切にしたい。

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2026年10月03日

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とても読みやすく物語にのめり込んで読んだ。人生何があるかわからない。日々を大切に生きなければと思った。
親友の話はとても胸が苦しくなった。

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2026年09月24日

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親友の心得、すごく心にきました…ズドンと。
後味がいいです。

自分は誰と会いたいだろう…考えさせられますね…

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2026年09月20日

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死者と一度だけ再会できる「ツナグ」を訪ねて、さまざまな事情を抱えた人々が大切な相手との再会を願う連作短編。
会えたことで救われる人もいれば、新たな迷いや後悔を抱える人もいて、再会が必ずしも幸福だけをもたらすわけではないところが印象的だった。
どの話も切なく温かい余韻があり、特に「待ち人の心得」が心に残った。欲を言えば、物語全体が反転するような伏線回収や驚きももう少しほしかったが、人を想う気持ちや、今を生きることについて静かに考えさせられる作品だった。

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2026年09月02日

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死者との再会を描く物語だけれど、読後感は決してすっきりとはしなかった。特に「親友の心得」は、嫉妬や意地、言わなくてもよかった一言のような、誰にでもあり得るささやかな後悔を、鋭く研いで突きつけてくる感じが印象的。心の奥にどろっとしたものを残していく一冊だった。

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2026年08月29日

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ネタバレ

ツナグ このタイトルにひかれて
手に取った1冊。ツナグとは、死者と生者を
一晩かぎりつないで、会わせてくれる使者。

親友の心得、胸がぎゅ〜って
締め付けられるように苦しくなって涙。
嫉妬って苦しいよね。

7年ぶりに会う婚約者のところも涙涙涙。
依頼側が最初、依頼から背けてしまってたけど
無事、会えて、良かった。。。死者側も伝えたいこと
心置きなく伝えられて、良かった。。事実が
とても切なかった。

最後の使者の引き継ぎのところ。引き継ぎの過程で
両親の亡くなった過去についても分かるところ、
とんでもなく切なくて、優しくて、温かくて。。
感動しました。

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2026年08月18日

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最後の章「使者の心得」があってこその作品だと感じた。1〜4章では、憧れの人、母、親友?、妻、様々な立場の死者と生者との関わりがツナグ1日を中心に描かれる。
 死者との再会はいいことなのかどうか、章を重ねるごとに考えさせられていく。
 そして、最後の「使者の心得」。それまで、ミステリアスでどこか、現実離れしていた使者が急に普通の人になっていく。死者との再会に悩み、親の死に翻弄され、叔母の言葉に悩んでいく姿に現実味を増し、そして共感と共に、死者との再会について考えていくことができる。
 最後に両親の死の謎も解き明かされ、使者なりの答えも見つかり、読者もスッと心を温められる、そんな作品に感じた。
 「親友の心得」なんかはぜひ学生さんに読んでほしい!

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2026年08月02日

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ネタバレ

生者と死者をツナグ「使者」の物語。
序盤〜中盤は使者へ依頼する人々の視点。
終盤は使者を継承する少年の視点。

終盤にある、使者は生者のエゴであるというのが一番しっくりきた。死者は生者と会ってしまったら、それ以降成仏する。(正確には描かれていない)生者は死者の最後の思いを聞いて、その後に生かすこともできるが死者はそうではない。

現実でも残された者は、死者に会えずとも生前の想いを引き継いで生きて行くしかない。改めて、自分の今と関わる人との時間を大切に生きていきたい感じた。

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2026年07月31日

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死者に会えるという、荒唐無稽な設定。色んな人生があり、悩みがある。演劇部の高校生の女の子の話が、暗い余韻を残した。歩美とばあちゃんの今後が気になる。

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2026年07月27日

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短編集かと思ったらそうではない面白さ。
それぞれの物語でも毎度涙が出てしまう重たさがあった。自分が死んだら誰か会いにきてくれるのだろうか、というのもどうしても考えてしまう。

「誰かの失われた生は、何のためにあるのか。」
暖かさに涙が出るのもありつつ、生と死について考えてしまう重たさもあり、小説として面白かった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

人は良くも悪くも物事を見たいように見てしまうよな、と思った。見えなかった事実を知ることによって、救われることもあるし絶望することもある。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

星3.8

大好きな辻村さん作品。
映画化もしており、読みたかったのですが、ずっと読みたいリストに入ったままでした。
死者との再会を果たしてくれる使者のお話。
いろいろな人がいろいろな事情を抱え、再会を果たして行きます。
そんな使者も事情を抱えていて…。
良かったんですけど、思った程でもなく。
続篇の方が評価高いので、読んでみたいです。

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2026年09月15日

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死んだ人に会える。誰に会いたいか。今がそのタイミングなのか。そんな葛藤を追体験できる。久しぶりのファンタジーだったが、ミステリー的な期待度も高まり、歩美の両親の件はもう一捻りあったら良かったな。

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2026年09月11日

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一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる「使者(ツナグ)」が、様々な想いを抱えた生者と死者を繋ぐ。

"死者に会える"という設定はそこまで珍しくないが、心温まる物語から、読んでいて胸の奥が苦しくなるようなお話まで、読者を飽きさせない工夫が施されていて読みやすかった。

「死んだ人に会いたいか?」
この問いは人によって答えが異なると思うが、私は会いたいと答えると思う。
それは、「感謝を伝えきれていない」、「いまの自分を見てもらいたい」、そんな想いが心の底に沈んで残り続けているからだ。

「もし、自分だったら?」という問いを投げかけ、読者の人生に干渉してくる素敵な小説でした。
他の辻村深月の作品も読もうと思います。

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2026年08月30日

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ネタバレも含むと思いますので、読む際はご注意を。

死者に会えるという設定自体は非常に面白く、現実世界であったらどうだろうと考えるとまあ楽しい作品であるなぁと思います。様々な依頼者がいて、それぞれ何かしら重い過去や問題を抱えていて、そのために使者に連絡を取り利用をしている。最初の2人目くらいまではどことなく平和な感じが続いているが、友人のところになると急にシリアスな話になり面食らった。 暖かい作品とばかり思い込んでいたのでやられましたね。そりゃ死者にあって平和に終わりなんて都合のいい展開ありませんよね。会った時に喧嘩するかもしれないし、仲良くエンドなんてそれこそほぼないのでは?と思えてしまう。また、高校の友人との死後の再開なんて余程では?普通親御さんに会いたいだろうし。あとは最後の使者のところで、歩美に御園が服のことについて言及して、嵐にも言われたと言ったところはなんというかあぁ完全に縁の切れた形だなと実感した。ここまで不幸エンドにする必要ありますか!辻村先生!って感じましたね。辻村先生の作品は他にも読んだことはありますが、まあ妙に生々しい描写が上手いですよね。上から目線で申し訳ないですけど。人のある側面を切り抜けるのが上手い作家さんほど評価されるし、有名なんだなぁと実感した本でした。

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2026年08月23日

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亡くなった人と再会できるという設定に惹かれて読み始めた作品。感動だけを描く物語ではなく、再会を望む人、それをためらう人、それぞれの立場や後悔、伝えられなかった思いが丁寧に描かれていて、短編集でありながら一つ一つの話に引き込まれた。

もし自分なら誰に会いたいだろうか、そして本当に会うことがその人のためにも自分のためにもなるのだろうかと考えさせられる場面が多かった。大切なのは亡くなってから思いを伝えることではなく、生きている今のうちに伝えられることは伝えておくことなのだと感じた。人との別れは突然訪れるかもしれないからこそ、日々の時間やつながりを大切にしたいと思える一冊だった。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

死んでしまったあの人に会いたいと願う生者のために、死者を一晩だけ呼び出す使者(ツナグ)のお話。

章ごとに視点人物が異なり、最後の章だけはツナグ視点。

映画とかドラマにしやすそうな設定だなー、と感じました。
読みやすいし、堅苦しくないし、映像が浮かびやすいから中高生にはおすすめしやすい小説かな。

ただ個人的にはうーん、、
やっぱり死を描くって難しいなと。
死者と、それに関わる生者の関係って、こんなにキレイではないよねと思ってしまう。

割り切れない何かがあるからこそ死は文学のテーマとして最重要だと思う。
その割り切れない何かを、この物語の死者や生者たちからは感じられなかった。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

短編は苦手だけど、短編が集まってひとつの物語になっていたので飽きずに、そして感動の熱量が一定して読めた。
色々な場面と関係性の亡くなった方と会いたいと願う依頼者、ご縁を大事にする使者(ツナグ)。
現実世界にもいたらなあ

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

面白い。短編小説の側面がある本だった。
「死者に会う生者を描く」という縛りのもとで、「誰となぜ会うのか」というところから章ごとに登場人物の過去を浮き彫りにしながら人としての成長を描いていく。
死者に会えるというファンタジーの設定があるので、読む人を選ぶかなと思った。自分は小説にファンタジーの要素は求めていないので、好きな類の小説じゃなかったが、それなりに面白かった。
特に「待ち人の心得」の章は面白かった。ロマンチックでもあり儚くもあり、、自分が辻村深月に求めているのは「恋愛」のストーリーなのだと再認識した。

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2026年07月22日

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