【感想・ネタバレ】ツナグ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何度か泣きそうになったのを人前だったので堪えながら読んでいました。ちゃんと読んだと思え、すらすら読めたお話でした。女子高生のお話で使者側からみた場合の話の時に、ひやりとしました。最初から落ち着いた男の子の印象だったけどまさかあれが初めてであれが二回目でだとは思いませんでした。センスがあり、勉強熱心だったんだなと思いました。笑
結局、水は凍ってたのか凍ってなかったのか気になります。どうやって御園は殺意に気付いたんだろう??

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

使者(ツナグ)の歩美が研修中だったことに驚いた。
この手の案内人はベテランか、人外で生まれた時から案内人のケースが多いので、歩美もてっきりどちらかのケースかと思い込んでいた。
四話の暴走は新人時代のトラウマを刺激されたのかな?と盛大に勘違い。

研修を通して死者の正体を怪しんだり、生者と会わせる意味を深く考察したり、この時点で使者になるために生まれてきたような子だと感じたが、あまりに聡すぎて使者の力を受け継いだ故に亡くなった両親の秘密に気づいてしまったのは実に皮肉である。

使者は善意のボランティアではなく、死と隣り合わせのボランティアだ。
全てを知った上で使者の力を受け継ぐ歩美に目頭が熱くなった。
続編も是非見届けたいと思う。

0
2026年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物それぞれの立場や性格が異なり、もちろん自分とは遠い境遇の人物もいる中でそれぞれに感情移入しながら読んだ。
切なくてぎゅーっと苦しくなる場面もあった。自然な涙が出た。

言葉遣いや表現の仕方が違うため短編小説と思い読み進めていたが最後にぐっと物語が繋がる長編小説であった。

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2026年07月17日

QM

ネタバレ 購入済み

おもしろい

こんなからくりがあったなんてなぁ。嵐と御園のお話は、嵐の御園に対する嫉妬の気持ちややり場のない怒りみたいなものは理解できるから読んでいてとってもしんどかった。御園が生きていた間は憎くて目障りで仕方なかっただろうし、いくら凍った水が死因ではなかったものの実際は御園に敵意も殺意も見透かされ、失ってから親友の存在をありありと感じ、そのうえ親友が主役を務めるはずだった劇もやり遂げた嵐はどんなに胸が張り裂けそうなほどつらかっただろう。

#泣ける

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2024年08月09日

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ネタバレ

同じ方が書いたとは思えない連作短編集でした。最後の最後での伏線回収が同じ人間ではできないと疑いをかけてしまうほどでした。本当に凄い、、、言葉に表せないこの感情。多くの人は死者に後悔を残すらしいが人は自分の大切である人に不満や素の感情を出すのは「この人に言っても嫌われない」という安心からくるらしいです、

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2026年10月07日

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ネタバレ

ツナグ このタイトルにひかれて
手に取った1冊。ツナグとは、死者と生者を
一晩かぎりつないで、会わせてくれる使者。

親友の心得、胸がぎゅ〜って
締め付けられるように苦しくなって涙。
嫉妬って苦しいよね。

7年ぶりに会う婚約者のところも涙涙涙。
依頼側が最初、依頼から背けてしまってたけど
無事、会えて、良かった。。。死者側も伝えたいこと
心置きなく伝えられて、良かった。。事実が
とても切なかった。

最後の使者の引き継ぎのところ。引き継ぎの過程で
両親の亡くなった過去についても分かるところ、
とんでもなく切なくて、優しくて、温かくて。。
感動しました。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生者と死者をツナグ「使者」の物語。
序盤〜中盤は使者へ依頼する人々の視点。
終盤は使者を継承する少年の視点。

終盤にある、使者は生者のエゴであるというのが一番しっくりきた。死者は生者と会ってしまったら、それ以降成仏する。(正確には描かれていない)生者は死者の最後の思いを聞いて、その後に生かすこともできるが死者はそうではない。

現実でも残された者は、死者に会えずとも生前の想いを引き継いで生きて行くしかない。改めて、自分の今と関わる人との時間を大切に生きていきたい感じた。

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2026年07月31日

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