ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

817円 (税込)

4pt

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    衝撃と救われたという気持ちが最後にドンと来た。

    女性間にある関係性と地方にある閉ざされた関係性。
    実際はわからないけど、周囲からはそう見える、そうなんだろうなと想像してしまう、そんな物を提示される。読んでいて、うわぁドロドロだとひきながらもどこかでそうなんだろうなと勝手に同意してしまう。そんな共感

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    主軸はサスペンスだがアラサー女性の恋愛、結婚、友情が怖いくらいリアルに描写されている

    傲慢と善良を読んでいても感じたが
    周りが結婚、出産と人生を進めているときに自分は何もない、と思う気持ちや
    相手に共感しながらも無意識に自分より格上か格下かジャッジしている会話や内面の描写が自分の出来事かのように思

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    “傲慢と善良”で辻村深月ファンになった私には、ぐっと突き刺さるものがありとても面白く読めました。“傲慢と善良”しかり、母と娘、友人との言葉にできない距離感やわだかまりを言語化しているので、まるで自分の物語を読んでいるような部分があり、途中から一気読みしてしまいました。

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    意味深なタイトルが目を引きます。
    母娘のドロドロと、悲しい優しさが描かれていて、ラストは本当に胸が痛くなりました。激痛。
    何を書いてもネタバレになってしまいそうでかけないけど、一気読みしてしまうテンポの良さと何とも言えない苦しい読後感が忘れられない。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    心理描写が細かく、生々しく、共感を呼びやすい。
    女性同士の格差や価値観の違いから、女性同士のつきあいがリアルに描かれているので、とても面白い。
    母娘の矛盾した複雑な感情が目に見えて描かれるので、人の面倒臭さ、人間らしさみたいなものが滲み出ている。だからこそ人間ドラマとして面白くなる。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    この本は第142回直木賞候補作になった小説、著者はこの数年後、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。
    期待して読み始める。辻村深月は期待を裏切らない!

    物語は、幼馴染の望月チエミと神宮寺みずほを中心に展開される。チエミの母親が殺害され、チエミが失踪した。みずほはチエミの行方を追う。地元の友

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    【我慢ならない。あなたは私をバカにしてるよね】
    地方都市を舞台に、母と子の歪な親子関係と女同士の友情の奥底に蠢くグロテスクな感情が生々しく描かれている。アラサー女性特有の焦りや他人との比較といったありがちな設定だけでなく、表向きには仲の良い友達同士だけど、頭の中では友達を値踏みして見下す描写はリアル

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    再読。三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』で名前が上がってたので気になって読み返しました。
    前回は女同士の確執とか格付けとか、そんなところに気を取られていて母親のことは軽視してました。ミステリーの後半は結末を知りたくて読み飛ばしがちだしね。母娘に注目して読むと、話の重さが際立ちます。

    望月家の母娘

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    自分が男としてなかなかわからない感情はたくさん。でも、これほどまでに迫りくる格差、しかもそれはただの貧富の差ではなく、経験というか人生の格差。
    最後までジクジクした気分の中で、キラッと一瞬の光が見えて終わります。ツラい話ではあるし、解決策なんかない、ある種の救いさえないけど、自分の生きることを考えさ

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    次が気になって仕方ない
    久しぶりに一気に読み終えた

    30歳前の女子たちの
    微妙な気持ちの揺れや他者との比較で
    自身の立ち位置を探り合う心の機微が描かれている

    0
    2025年05月21日

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

辻村深月 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す