ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

817円 (税込)

4pt

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    [セクシー田中さん]にまつわる一連の出来事をきっかけに知った。作者の名前も、これを機にようやく読み方を覚えた。 漠然と、作者はミステリー作家なのだと思っていたが、本作と[傲慢と善良]を読むと「ミステリーというよりヒューマンドラマを書く作家なんだな」という認識に変わった。 親子仲が良かった友人が、母親

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    -すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている。
    辻村深月の作品は、女性同士の関係の描写が本当にリアルだと思う。自分の奥底に澱んでいた心情が解かされていくようで、救われている。
    この物語は女同士の嫉妬心が描かれているようにも見えるが、正しく表現するなら嫉妬心というよりも人間の素直な感情で、登場人

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    衝撃と救われたという気持ちが最後にドンと来た。

    女性間にある関係性と地方にある閉ざされた関係性。
    実際はわからないけど、周囲からはそう見える、そうなんだろうなと想像してしまう、そんな物を提示される。読んでいて、うわぁドロドロだとひきながらもどこかでそうなんだろうなと勝手に同意してしまう。そんな共感

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    どのお母さんも子供を大切に思ってる
    でもそれが干渉しすぎてたりしてて
    改めて子供は親を選ばんし、生まれた瞬間に育つ環境決まってしまうんやなって実感した、
    すごく重くて考えさせられました。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    「母親と一体化している」と言われるほど仲の良かった親子。
    その娘は何故、母親を殺してしまったのか。

    読んでる間ずっと、腹が立ったり哀しくなったり、さすがの辻村ワールドでした。
    ラストでタイトルの意味がわかった時が一番哀しかった…

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    女友達、自分の母親・・・周りにいる女性の存在は1人の女性を築いていく大きな存在。強く影響されて、自分の生き方を導いてくれるような存在。けれども、本当はもう1人自分を導く存在がいる。それが、自分自身。
    女性は、周りの言葉や行動に影響されやすいけれど、本当は自分の中にみんな自分という特別な存在がいる。そ

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    いつも笑って、何があっても一緒だった親子。何があったのか、周りはどのような感じていたのか。
    刻一刻と時間が流れる中で、見えてくる関係性に驚きました。
    素晴らしいの一言!

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    辻村深月の作品で読んだことがないと思って読み始めたが、過去に読んだことがあると途中で気づいた。
    それでも物語の展開と伏線回収は面白く、最後まで一気に読み進めてしまった。

    地方の女性社会や、家庭の母娘という閉鎖的な環境が題材。仲の良すぎる母娘と世間一般とのズレ、またそれによる周囲の苛立ちが描写されて

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ジェンダーレスの風潮が強い昨今で、表現しづらいのですが、女性の思考や特徴を見事に表現していると感じました。男性ではこの発想には至らないと思うので、とても興味深かったです。
    事件発生時点ではどんな結末になるのか、突拍子もない終わり方になったら嫌だなと考えていましたが、ものすごく納得出来る着地で、作者の

    0
    2025年07月22日

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