あらすじ
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)
感情タグBEST3
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よかった
解説まで読んだ
雑だけど丁寧な心理描写が的確すぎて
私の心も見透かされてるような感じがした
最後の最後までお母さんの言うことを聞いて逃げて、産もうとしたの
ずっとお母さんの言うこと聞いてきたから、自分で判断ができないんだろうな
このあとどうするんだろう
自首するのかな
事故なのに
ちょとやばい、すごい、もう一回読みたい、
湊かなえ味を感じる。
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さすがの辻村さん
グイグイ引き込まれてあっと言う間に読めました
登場人物の全てに知ってる感情があることがさすがでした
何歳になってもいいから自分を持つこと
自分を認めること
大事だなと感じました
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みずほが疎遠だったチエをなぜそんなに必死で探すのかは共感できなかったけど、いろんな伏線がはってあり、謎解き要素があったので最後まで面白く読み進められた。タイトルもここから来たのか、という新しい発想だった。
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相手が自分よりも低いレベルであることを認識したときに出てくる感情。心配、優越感、イラつき…etc そういったものの解像度が異様に高い。
一度は自分もどこかで感じたかもしれない友人を見下す心。人間のどす黒いリアルな声が心に響いてくる。
でもそれだけじゃないんだよね
友達の本当の姿を信じたい
自分の本当の気持ちに素直に生きたい
心の奥の部分が打算をやめて身体を動かす時がある
最後はじんわりとくる悲しいお話。
最後まで明かされないタイトルの意味がわかった瞬間ゾクッとジワっと沁みる素敵な本でした。
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女性の心理描写が鋭く、見抜かれているようで恐ろしくて、読み進めるのが苦しくなる。
しかしストーリーがミステリー仕立てなところがあるし、読みやすさも相まって止まらない。
立場が変わり、持つものが増え、付き合いが変わる。
見事なまでにフレネミーであり、深い友情というのか、愛情とでもいうのか。
自分にこんな存在いるだろうか。
やっぱり女は複雑難解だ
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再読だったけど、全然、あらすじを覚えてなかった!辻村さんのドロドロ系にずーっと引き込まれて、結末が知りたくてとらわれた。息苦しくて長い旅…
母親の愛は、むごいまでに残酷で深い。
「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」そう、だって母娘も、女同士だものねー。
しばらく小説を読むのをやめたくなった。
(やめないんだけど!笑)
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東京と地方、学歴、キャリア、容姿と意識、無意識でのマウントが次々に見せつけられて、他人事に感じられず辛い。20代で読んでいたら、母親の過干渉に怒りの気持ちしかもてなかっただろう。今なら親の気持ちも理解できる。(だからと言って虐待すれすれの行為を肯定するわけではない)
タイトルの数字が何を表しているのか、それが判明したとき、思いが伝わり心に響きました。
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親友のお母さんが包丁で刺されて死亡。親友は行方不明。包丁には親友の指紋がついていた。
主人公はどうして親友のチエを追ってるの?
という疑問は道中でしょっちゅう生まれる。
尋ねる人々に毎度聞かれるけど答えをうやむやにする。
けど、本当にシンプルな理由なんだよな。
合コン行くキャリアウーマン、派手なはずの主人公なんだけど、なんかそんな雰囲気でもない。真面目なんだよな。それがいい。
はっきり言って誰にも感情移入できない。
しいていえば、「無自覚な蔑み」という切れ味しかない言葉にやられた。ハッとさせられる。
母親が毒親のように描かれ、実際それは行き過ぎた行為なのではないかという描写もある。
もちろん虐待はしてよいものではないし、不適切なしつけには私も反対である。
たださ、、、
子を思うあまりやり過ぎたことをしてしまうことはあるんじゃないかな。。そして親がそれに気づくこともある。主人公みずほのお母さんも責めきれないんだわ。
あ、ただチエやみずほの気持ちはわかるところがある。
お母さんを否定されると、自分まで否定された気持ちになる。お母さんを肯定されると、それだけで嬉しくなる。
みずほが曲がらなかったのは、きっとチエのおかげなんだろうな。
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ああ、すごい、さすが辻村深月さん、と思った。まず、中学まで公立。高校は私立で、大学は東京、という設定。一方で地元で残ってただ周りの力で普通の幸せを掴みたかった親友。
その主人公が親友にずっと感じてる気持ちが、無意識のうちにそれを私も持っていたことが、痛いくらい共感してしまった。共感などしたくないのにしてしまった。ここの他人の力に任せっきりの人たちとは、わたしは違う。
でも、それを共感させたうえで、突き放さない。親友側の気持ちもそれを全部わかってたことも開示したうえで、自分はなんでも自分の力で手に入れたのに、それでも手に入れられないものを親友は持ってる、と認める。その過程が丁寧に描かれていて、最後は全員救われる。
辻村深月さんは、大学も出て総合職に就職した側の人が主に、自分の作品を読むことを知っている。本を読まない、読めない人達に対して、無意識に持つ感情を揺さぶってくる。なんて作品だ、そしてなんて素晴らしい。
最後、タイトルがキャッシュカードの暗証番号、そして主人公の誕生日だと分かったシーンはおおお〜〜〜と声を上げてしまった。
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●感想
母親を殺して姿を消した幼なじみ・チエミを、みずほが追う物語。地方で生きる女性たちの友情や母娘関係、逃れにくい閉塞感を描いたミステリー。
誰一人完全な人間はいない、その不完全さを描き切った作品だ。多かれ少なかれ、自分を含めて、人ってこういう正義感あるよな、嫌なところあるよな、と読みと読み進めることができる。
母と娘の確執、地方、結婚、どうしても考えてしまう付き合う人間の「ランク」。普通って何?と問いかけてくる作品だ。
●本の概要
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。2013年おすすめ文庫王国 エンターテインメント部門 第1位。(講談社文庫)
事件を起こすなら、私のほうだと思ってた。
母を殺してしまった娘と、母との確執を抱える娘。どんな母娘(おやこ)にも起こりうる悲劇。
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。
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この先の希望をわずかに残して終結した物語だが、読み終えた感想は、絶望、絶句──。
表出の仕方は違えど、間違いなくそこに愛はあって、だけど当事者には伝わらなくて。
誰しもが持つ劣等感や嫌悪感、コンプレックス、ついつい他人と比較してしまう卑屈な自分と、相手を卑下して自分を守ろうとする自分…といった、女性の心理的描写がすべてリアルに包み隠さず描かれている。
人間不信になりそうだけれど、みんなこんな気持ちと折り合いをつけながらうまくやって、一部では自分を正当化しながら、立って前を向いて歩いているんだと人間関係の真理を見せつけられたように思った。
物語が進むにつれ判明していく新たな事実に驚かされる楽しみだけでなく、全てを知った上で再度読み返し、各登場人物の気持ちを改めて深掘りしてみたくなる、一線を超えているように思えて実はどれも共感できる感情が描かれたとても深い作品だった。
欲を言えば、このあともう少し先のストーリーを読んでみたかった。
Posted by ブクログ
20〜30代女性の友情、恋愛あるあるが詰め込まれた一冊。といっても全然ポップな感じじゃなく終始不穏な雰囲気。(そこが好き)
さまざまな立場から女性ならではの友達、恋愛、人生の価値観が発せられてて
あーーわかる。こういう子いた、自分はこんな立ち位置だったかな、とか若い頃を思い返したりした。
ストーリーの後半で一気に、殺人を犯したチエの印象が変わる。
ただ、だからって母を殺して逃げるのは違うくないか?と少し腑に落ちなかった。
Posted by ブクログ
「家族だからと何かを許し、あきらめ、呑み込み、耐え、結びついた家。形は違っても、どこも皆、共通に抱える病理のような。」
「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」
Posted by ブクログ
30歳って女にとって、なんかターニングポイントみたいになってて、そこまでに結婚したいとか子どもを産んでおきたいとか、いろいろ悩んだり、他人と比べたりする。
だからこそ自分にとっての幸せは何かって考えさせられるし、母親はいつまでも母親なんだとも、感じる。
Posted by ブクログ
女の悩み、葛藤がリアルだった
この年頃の結婚、出産にたいしての執着は凄まじい。ゆえに醜く、意地悪になってしまう。自分もそうだったな。
また、母娘間も執着しやすい。愛情と紙一重。
自分もそうだったな。
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あの子は私で、私はあの子。
女同士って鏡のようなもので、
自分の嫌いなところを相手の中に見つけてくる。
本当は
好きなものを好きだと、
あなたのようになりたかったと、
いつも味方よと抱きしめてほしかったと、
素直にそう言えたなら。
まったく、女という生き物は。
Posted by ブクログ
知りたくないもの、触れられたくないもの、気付かされたくはなかったもの、そういうあれこれを一つ一つあらためて認識させられて嫌な気持ちになった。
醜くて意地悪で認めたくはないけど、これは私も同じだと思うことがあった。
一筋縄ではいかない。良いか悪いかそんな簡単なことでもない。どうしようもない。
でも、希望はあるし、優しさもあると思える。
Posted by ブクログ
直木賞と吉川英治文学新人賞の候補作品。
素晴らしかった。
「傲慢と善良」の前身となる作品と言えますね。
幼なじみが仲の良かった母を刺し殺して逃亡した。神宮寺みずほは地元の友人や関わりのあった人たちに話を聞き、彼女の行方を追う。
山梨県の田舎社会での、女性たちの価値観の描き方がとてもリアル。
みずほと政美の会話、すごく好き。ヒリヒリする。
ありさとの応酬も、映像が目に浮かぶ。
そんな知人友人との接触を通して、最初は好きでも嫌いでもなかったみずほは「好きかわからないけど理解できる」になった。
チエミに対しては、かなり嫌悪感を持っていたけど、印象が変わっていったのも、さすが辻村さん。
謎めいたタイトルにも、納得。
匿名
女の友情、恋愛、みんな口と腹の中は違うよなって思う。本音だけでは人と上手く付き合っていけない。
ほんとは正直に真っ直ぐに生きていきたいのに。
チエは絶望的だけど最後にみずほちゃんがいてくれてよかった。
Posted by ブクログ
オーディブルで。少しずつ事実が明るみになっていって面白かった。女子の格差。。だいちはもちろんキモいけど、ちえみの両親もなかなか罪だな。
想像妊娠だったのは辛すぎた。。
Posted by ブクログ
タイトルの意味がやっと分かった時は震えた
女同士の付き合いって、大変。
チエに赤ちゃんがいなかった時の絶望感は計り知れないけど、生きてて良かった。見つけ出してもらえて良かった
Posted by ブクログ
女の友情作品?
女性の抱える結婚、出産、仕事などについて、男には理解できない人間関係があって、それが殺人事件の物語設定の中で描かれる。
感想は、あぁそういう感じありそうだなというところ
登場人物が女性ばかりということもあるからか、他の作品に比べて個性がない。
逆にリアルな感じになってるのかな…。
自分にはちょっとわからなかった。
Posted by ブクログ
星3.5
普段読みやすい小説ばっかり読んでるからか、初辻村みつきさんの作品で、少し読むのに時間がかかった。けれど、半分超えたら一気に読めるくらい最後は引き込まれる。
登場人物全員が実際こう言う人いるなあというキャラでとてもリアルだった。チエはとても可哀想だし最後は泣いたけど、及川さんの言っていることは正論だよなあと正直共感できた。
私もお母さんと仲が良いので、チエちゃんのお母さんの最後はとても泣けた。
ただ、ところどころ理解できないところがあったのでまた自分が歳を重ね、チエちゃんたちと同じ年くらいになった時にまた読み返してみたい。
Posted by ブクログ
みずほの母がまるで自分の母そのもので、手紙のシーンは本当に息ができなくなってしまった。
様々な性格の女性たち、全てに見覚えがある。
その後はやはり出頭するのだろう、お父さんがわかっていてくれて良かった。
Posted by ブクログ
色んなタイプの女性が出てくる。
女友達としての女性性、母娘としての女性性。関わり方もさまざま。
女ってこうだよなあ、と思ってしまう。
つらいのに、そうやって繋がっていくしかない女性同士が描かれている。
いなくなった人を探すために、失踪者の友人や家族と数珠繋ぎのように繋がり真実に近づいていく構造は傲慢と善良と同じなのかな。
Posted by ブクログ
恐らく前に読んだことがある?とわからなかったので読みました!たぶん読んだような気もしつつ、30代目前に読んでまた違った感情があったと思います。
まず出てきた感情は苦しいでした。主人公がチエミの行方を追っている中で、同僚の話を聞く場面が特に印象に残りました。チエミのことを自分の人生に対してモチベーションが低いという視点にハッとさせられました。大人になってからでは遅いかもですが、自分の人生には自分で選択をしようと思います。
個人的には終わりまで苦しかったです。
Posted by ブクログ
母親を殺して逃走した幼馴染を探していく物語で、事件の真相だけでなく、田舎特有の人間関係や世間体、生きづらさ、周りの目を気にして本音を言えないことや、「幸せとは何か」を他人の価値観で決められてしまう空気は、ホント田舎あるある
母親に妊娠を相談して、反対され、揉み合いの末に殺してしまい、そのまま逃亡するという展開には少し無理がある
その後、目的地へ逃げに逃げ、幼馴染に見つかる
警察は何してたんでしょ?富山へ向かっているひとりの女性をそんな半年も見つけれない?
Posted by ブクログ
母親を殺して失踪したチエミ
幼馴染のみずほはチエミを探し始める
学生時代の友人や恩師に会いに行き、チエミが失踪した理由、逃走先を探っていく
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しばらく読書から遠ざかっていたけど再開!
まずは辻村深月さんから
やっぱり辻村さんは女同士の確執や微妙な心情を描かせたら天下一品だなと思う
母娘の確執、友人との確執…
何だか身に覚えのある感情もあったり…
胸がちくちくする
ラストで分かるタイトルの意味…
そういうことか
泣ける
Posted by ブクログ
絶望感であったり、突き刺さるような言葉だったり、心を深くえぐられるような描写や表現が随所に見られて、「巧さ」が楽しめる本。そして、最後には「救い」や「希望」が見えるところもさすが辻村さんという内容でした。いつも感情移入してしまいます。
匿名
なんとも言えない
登場人物たちの気もちがどれもわかる感じがしました。特にタイトルの意味がわかった時、チエママが最期に思ったであろう気もちを想像すると、自分の母親も同じなのかなぁと思い、なんだか胸がしめつけられました。