あらすじ
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)
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ミステリー、リアルな人間模様、いいオチが詰まってて満足感高い
チエみたいな子ムカつくけど、確かにチエ自身に自分を重ねて自分への不満からむかついてる説ある
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オトナ女子の人間関係について読みたくて選んだ本。
辻村深月さんの女性の内面についての描写では、
わかる!そういう人いる!言語化が上手い!と唸る表現が多く、今回もそうだった。
疎遠になってしまった友達とまた会いたくなったし、やっぱりお母さんっていいよな、大好きだなと思い返せた。
情報の多い物語なので、少しずつ読むと内容忘れちゃって前のページに戻るっていう繰り返しだったから時間ある日々が続く中で一気に読むともっと楽しめそう。
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再読だったけど、全然、あらすじを覚えてなかった!辻村さんのドロドロ系にずーっと引き込まれて、結末が知りたくてとらわれた。息苦しくて長い旅…
母親の愛は、むごいまでに残酷で深い。
「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」そう、だって母娘も、女同士だものねー。
しばらく小説を読むのをやめたくなった。
(やめないんだけど!笑)
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東京と地方、学歴、キャリア、容姿と意識、無意識でのマウントが次々に見せつけられて、他人事に感じられず辛い。20代で読んでいたら、母親の過干渉に怒りの気持ちしかもてなかっただろう。今なら親の気持ちも理解できる。(だからと言って虐待すれすれの行為を肯定するわけではない)
タイトルの数字が何を表しているのか、それが判明したとき、思いが伝わり心に響きました。
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親友のお母さんが包丁で刺されて死亡。親友は行方不明。包丁には親友の指紋がついていた。
主人公はどうして親友のチエを追ってるの?
という疑問は道中でしょっちゅう生まれる。
尋ねる人々に毎度聞かれるけど答えをうやむやにする。
けど、本当にシンプルな理由なんだよな。
合コン行くキャリアウーマン、派手なはずの主人公なんだけど、なんかそんな雰囲気でもない。真面目なんだよな。それがいい。
はっきり言って誰にも感情移入できない。
しいていえば、「無自覚な蔑み」という切れ味しかない言葉にやられた。ハッとさせられる。
母親が毒親のように描かれ、実際それは行き過ぎた行為なのではないかという描写もある。
もちろん虐待はしてよいものではないし、不適切なしつけには私も反対である。
たださ、、、
子を思うあまりやり過ぎたことをしてしまうことはあるんじゃないかな。。そして親がそれに気づくこともある。主人公みずほのお母さんも責めきれないんだわ。
あ、ただチエやみずほの気持ちはわかるところがある。
お母さんを否定されると、自分まで否定された気持ちになる。お母さんを肯定されると、それだけで嬉しくなる。
みずほが曲がらなかったのは、きっとチエのおかげなんだろうな。
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ああ、すごい、さすが辻村深月さん、と思った。まず、中学まで公立。高校は私立で、大学は東京、という設定。一方で地元で残ってただ周りの力で普通の幸せを掴みたかった親友。
その主人公が親友にずっと感じてる気持ちが、無意識のうちにそれを私も持っていたことが、痛いくらい共感してしまった。共感などしたくないのにしてしまった。ここの他人の力に任せっきりの人たちとは、わたしは違う。
でも、それを共感させたうえで、突き放さない。親友側の気持ちもそれを全部わかってたことも開示したうえで、自分はなんでも自分の力で手に入れたのに、それでも手に入れられないものを親友は持ってる、と認める。その過程が丁寧に描かれていて、最後は全員救われる。
辻村深月さんは、大学も出て総合職に就職した側の人が主に、自分の作品を読むことを知っている。本を読まない、読めない人達に対して、無意識に持つ感情を揺さぶってくる。なんて作品だ、そしてなんて素晴らしい。
最後、タイトルがキャッシュカードの暗証番号、そして主人公の誕生日だと分かったシーンはおおお〜〜〜と声を上げてしまった。
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●感想
母親を殺して姿を消した幼なじみ・チエミを、みずほが追う物語。地方で生きる女性たちの友情や母娘関係、逃れにくい閉塞感を描いたミステリー。
誰一人完全な人間はいない、その不完全さを描き切った作品だ。多かれ少なかれ、自分を含めて、人ってこういう正義感あるよな、嫌なところあるよな、と読みと読み進めることができる。
母と娘の確執、地方、結婚、どうしても考えてしまう付き合う人間の「ランク」。普通って何?と問いかけてくる作品だ。
●本の概要
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。2013年おすすめ文庫王国 エンターテインメント部門 第1位。(講談社文庫)
事件を起こすなら、私のほうだと思ってた。
母を殺してしまった娘と、母との確執を抱える娘。どんな母娘(おやこ)にも起こりうる悲劇。
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。
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この先の希望をわずかに残して終結した物語だが、読み終えた感想は、絶望、絶句──。
表出の仕方は違えど、間違いなくそこに愛はあって、だけど当事者には伝わらなくて。
誰しもが持つ劣等感や嫌悪感、コンプレックス、ついつい他人と比較してしまう卑屈な自分と、相手を卑下して自分を守ろうとする自分…といった、女性の心理的描写がすべてリアルに包み隠さず描かれている。
人間不信になりそうだけれど、みんなこんな気持ちと折り合いをつけながらうまくやって、一部では自分を正当化しながら、立って前を向いて歩いているんだと人間関係の真理を見せつけられたように思った。
物語が進むにつれ判明していく新たな事実に驚かされる楽しみだけでなく、全てを知った上で再度読み返し、各登場人物の気持ちを改めて深掘りしてみたくなる、一線を超えているように思えて実はどれも共感できる感情が描かれたとても深い作品だった。
欲を言えば、このあともう少し先のストーリーを読んでみたかった。
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20〜30代女性の友情、恋愛あるあるが詰め込まれた一冊。といっても全然ポップな感じじゃなく終始不穏な雰囲気。(そこが好き)
さまざまな立場から女性ならではの友達、恋愛、人生の価値観が発せられてて
あーーわかる。こういう子いた、自分はこんな立ち位置だったかな、とか若い頃を思い返したりした。
ストーリーの後半で一気に、殺人を犯したチエの印象が変わる。
ただ、だからって母を殺して逃げるのは違うくないか?と少し腑に落ちなかった。
Posted by ブクログ
「家族だからと何かを許し、あきらめ、呑み込み、耐え、結びついた家。形は違っても、どこも皆、共通に抱える病理のような。」
「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」
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30歳って女にとって、なんかターニングポイントみたいになってて、そこまでに結婚したいとか子どもを産んでおきたいとか、いろいろ悩んだり、他人と比べたりする。
だからこそ自分にとっての幸せは何かって考えさせられるし、母親はいつまでも母親なんだとも、感じる。
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女の悩み、葛藤がリアルだった
この年頃の結婚、出産にたいしての執着は凄まじい。ゆえに醜く、意地悪になってしまう。自分もそうだったな。
また、母娘間も執着しやすい。愛情と紙一重。
自分もそうだったな。
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あの子は私で、私はあの子。
女同士って鏡のようなもので、
自分の嫌いなところを相手の中に見つけてくる。
本当は
好きなものを好きだと、
あなたのようになりたかったと、
いつも味方よと抱きしめてほしかったと、
素直にそう言えたなら。
まったく、女という生き物は。
Posted by ブクログ
知りたくないもの、触れられたくないもの、気付かされたくはなかったもの、そういうあれこれを一つ一つあらためて認識させられて嫌な気持ちになった。
醜くて意地悪で認めたくはないけど、これは私も同じだと思うことがあった。
一筋縄ではいかない。良いか悪いかそんな簡単なことでもない。どうしようもない。
でも、希望はあるし、優しさもあると思える。
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母親殺しのチエミ、母と異常に仲が良かった
妊娠(約束の伏線)していた、主人公は知ってて赤ちゃんポストを継続させようとしていた。同級生を産もうね
主人公みずほは流産経験あり、親からコーラ飲むなと言われてほぼ虐待、自覚があったとわかった
親はずっと親なのだと
結局妊娠してなかった、殺したのもわざとじゃなかった
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直木賞と吉川英治文学新人賞の候補作品。
素晴らしかった。
「傲慢と善良」の前身となる作品と言えますね。
幼なじみが仲の良かった母を刺し殺して逃亡した。神宮寺みずほは地元の友人や関わりのあった人たちに話を聞き、彼女の行方を追う。
山梨県の田舎社会での、女性たちの価値観の描き方がとてもリアル。
みずほと政美の会話、すごく好き。ヒリヒリする。
ありさとの応酬も、映像が目に浮かぶ。
そんな知人友人との接触を通して、最初は好きでも嫌いでもなかったみずほは「好きかわからないけど理解できる」になった。
チエミに対しては、かなり嫌悪感を持っていたけど、印象が変わっていったのも、さすが辻村さん。
謎めいたタイトルにも、納得。
匿名
女の友情、恋愛、みんな口と腹の中は違うよなって思う。本音だけでは人と上手く付き合っていけない。
ほんとは正直に真っ直ぐに生きていきたいのに。
チエは絶望的だけど最後にみずほちゃんがいてくれてよかった。
Posted by ブクログ
みずほの母がまるで自分の母そのもので、手紙のシーンは本当に息ができなくなってしまった。
様々な性格の女性たち、全てに見覚えがある。
その後はやはり出頭するのだろう、お父さんがわかっていてくれて良かった。
Posted by ブクログ
色んなタイプの女性が出てくる。
女友達としての女性性、母娘としての女性性。関わり方もさまざま。
女ってこうだよなあ、と思ってしまう。
つらいのに、そうやって繋がっていくしかない女性同士が描かれている。
いなくなった人を探すために、失踪者の友人や家族と数珠繋ぎのように繋がり真実に近づいていく構造は傲慢と善良と同じなのかな。
Posted by ブクログ
恐らく前に読んだことがある?とわからなかったので読みました!たぶん読んだような気もしつつ、30代目前に読んでまた違った感情があったと思います。
まず出てきた感情は苦しいでした。主人公がチエミの行方を追っている中で、同僚の話を聞く場面が特に印象に残りました。チエミのことを自分の人生に対してモチベーションが低いという視点にハッとさせられました。大人になってからでは遅いかもですが、自分の人生には自分で選択をしようと思います。
個人的には終わりまで苦しかったです。
Posted by ブクログ
母親を殺して逃走した幼馴染を探していく物語で、事件の真相だけでなく、田舎特有の人間関係や世間体、生きづらさ、周りの目を気にして本音を言えないことや、「幸せとは何か」を他人の価値観で決められてしまう空気は、ホント田舎あるある
母親に妊娠を相談して、反対され、揉み合いの末に殺してしまい、そのまま逃亡するという展開には少し無理がある
その後、目的地へ逃げに逃げ、幼馴染に見つかる
警察は何してたんでしょ?富山へ向かっているひとりの女性をそんな半年も見つけれない?
Posted by ブクログ
母親を殺して失踪したチエミ
幼馴染のみずほはチエミを探し始める
学生時代の友人や恩師に会いに行き、チエミが失踪した理由、逃走先を探っていく
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しばらく読書から遠ざかっていたけど再開!
まずは辻村深月さんから
やっぱり辻村さんは女同士の確執や微妙な心情を描かせたら天下一品だなと思う
母娘の確執、友人との確執…
何だか身に覚えのある感情もあったり…
胸がちくちくする
ラストで分かるタイトルの意味…
そういうことか
泣ける
Posted by ブクログ
絶望感であったり、突き刺さるような言葉だったり、心を深くえぐられるような描写や表現が随所に見られて、「巧さ」が楽しめる本。そして、最後には「救い」や「希望」が見えるところもさすが辻村さんという内容でした。いつも感情移入してしまいます。
Posted by ブクログ
辻村深月さんの作品はいつもどんどん読んでしまう
女子同士のドロドロが描かれていて面白いけど、あまり自分は感じたことがない感情だったから共感はできず、、、
この物語に出てくる登場人物たちは、皆、自己と他者の境界線が曖昧なんだなぁと感じた
1章のベースになっているみずほと女子たちの会話がまさにそうで、良くも悪くも他者に興味がありすぎる感じ
Posted by ブクログ
母親とは、親友とは、女とは、結婚とは、を考えさせらる20代後半に刺さる本だと思いました。
田舎の閉鎖的な人間関係や考え方の傾向を複数の登場人物の視点から表現されていて、高校とか大学とかでて数年経つだけであーこうなっちゃうよなあと思った。
人は人を相手がどのレベルの人間か、どのカーストか、ラベル付けして見ているんだというのを思い知らされる。
第一章を読んでいて、チエミの印象から自分の友人を思い浮かべた。いつまでも母親から世話を焼かれてご飯も作れない、流行りに敏感ででも無駄遣いはしない、保守的で人と違うことを恐れる、必要以上に人を誉めて自虐が常、心配性で視野が狭い、どうしようどうしようという癖にただ共感して欲しいだけで頑固で人の意見を吸収できない。目標とかそんなの人生で1度もないんじゃないかと思うくらい自立心がない、気概がない私の友人。チエミと似ていると思った。
でも私はそんなところと含めて友人だと思うしみずほもそうなんじゃないかなと第二章を読んで理解した。幼い頃からの付き合いというのもあるが、チエミの幼さや純粋さは何よりの魅力でもあるのだと思う。律儀でマメ、真面目で従順、人と違わないようにという面では根性があり、頑固さを発揮できる。平和主義だし、基本的に人を陥れるようなことはしないしできない。意志を持って突き進むみずほような人にもできないことを持っている側面に惹かれる部分があるんだろうな。
適齢期に結婚して出産したいという社会一般的な幸せを目指すチエミが、はじめて普通から逸脱してしまったところでのあんな出会いは物語だからだけど、相手の弱さと人間性、お互いの事情や問題を共有しない関係の不安定な安心感、感謝、罪悪感は、ほとんどが希薄な関係にしかならなかったチエミにとって新しい価値観になるはず。
なんだかんだチエミみたいな人は強いと思う、なんか根性ある感じする。
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ちえみの生き方マジで怖い、それはそれとして10年後自分が結婚していなかったら、結婚していない自分を自分はどう咀嚼して飲み込むんだろうと思った。
常に他責思考母親頼みのちえみが周りにイライラされるのは本当に当然だと思ったし、私もイライラするなあなんでみずほは肩持てるんだと思ってたけどきっと私も大地や政美側なんだろうと思った。しれっと大地とかみずほとか学生時代に勝ち組認定されてた人達は全員結婚しててちょっと遅れてるって言われてたちえみとかかほとかが誰も結婚できてないの、かなり現実的すぎて怖かったな
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辻村深月ワールドすごろく、最後の作品。
幼なじみが殺人事件の容疑者となり、主人公が過去をたどりながら彼女の本当の姿と事件の背景に迫る物語。
まず初めに読んでみて、女性の打算的な思考に痺れました。
女性からすると、女性同士のリアルなやりとりがわかると共感するようですね。
自分は男であり、友人のほとんどが男という環境にいるので、こういったやりとりが日常で交わされていることに、少し驚きました。
地方の地元から出ることがなければ、閉鎖的空間の中で、外の世界を知らずに、自分の目の届くところだけで完結している物語(人生)は良くも悪くも盲目だと思いました。
自分は、それが幸せであるのなら別にいいじゃんと考えるタイプの人間ではありますが、自分自身は視野を広く持って、アンテナ張って生きていきたいと思っています。
チエミを見て、幸せそうだからいいじゃん放っておこうと言葉では簡単に言えるものの、イライラするのはすごく分かる。
味方(親友)は、よく、少なくても深い関係があればいいと言われますが、少なすぎるのは良くないのだと感じました。
Posted by ブクログ
辻村氏の作品は久しぶりです(高くて…)。
本作、女友達グループのじとじと・ジメジメした人間関係、そして母子のどうしようもなく歪んでしまった関係、そういう所が一冊通して通底するテーマだったと思います。
そして、あれほど仲が良かったと思えた母を殺し逃亡したチエミ。彼女の失踪先とその理由を追うサスペンス要素。そこもまた読み応えに重厚感を加えたと思います。
チエミを助けた大学生の翠ちゃんが少しずつ心を開く様子も良かったですね。あと大地のゲスさも悪い意味で絶品でしたねー。
ただ、全体的にはイヤミスっぽい感じでしたかね。母子関係・女子グループのドロドロというと、湊かなえ氏のテイストとも似ていたと思います。
・・・
ということで久方ぶりの辻村作品でした。
今後も少しずつ渉猟してゆきたいと思います。
匿名
なんとも言えない
登場人物たちの気もちがどれもわかる感じがしました。特にタイトルの意味がわかった時、チエママが最期に思ったであろう気もちを想像すると、自分の母親も同じなのかなぁと思い、なんだか胸がしめつけられました。