【感想・ネタバレ】ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。のレビュー

あらすじ

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から最後まで重苦しい空気がまとわりついている。
女同士の嫉妬や値踏み、暗黙の了解。
子供の頃から女の子は、その世界に生き、育っていくリアル。
ましてや母娘は、最も距離が近い同性だ。

母を見て育つ娘。同性だから分かること、許せないこと。その深く沈んだ心理が、本作にはリアルに、繊細に描かれていて、読んでいて苦しくなる。

ゼロ、ハチ
ゼロ、ナナ

タイトルにもなっているこの数字。
文章に出てきたのは1度だけ。
文字を認めたとき、衝撃が走ったのは否めない。
この数字をタイトルにしたことにも。

女、女の子、女性。
彼女らは生きている。必死に。
どれが正解かは人によるけれど、同じ女性として、自分を好きでいられる生き方をしてほしいと願う。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

徐々に明かされていく、みずほの言動の真意に、何度もはっと驚かされ、納得して、どんどん読み進められた。
共依存、虐待、、、さまざまな機能不全家族があるけど、子どもは自分の親しか知らないでアダルトチルドレンとして育つ。その過程で、うちがおかしいと気づいてしまったとき、何かがバランスを崩して破綻するんだなと思った。

チエミは妊娠していなかったのによく確認しないまま、母に妊娠したと伝えて、死なせてしまったのか?そういうことであってます?
だとしたらチエミはやっぱりバカだし、みずほを愛する気持ちが異常で、怖い。
刺さった包丁は抜かずに救急車を呼んでから逃げろ!と、現実的なことをちょっと思ってしまった

あそこで話が終わってほしくなかった。
もう少し、前半で出てきた人たちの反応が知りたかった。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの意味に気づいた時にハッとした。

ずっと怖いものが徐々に暴かれていく怖さがあったけど、最終的には救いだったとも思えた。

赤ちゃんポストの話を最初に出しても結末を予想させないようにニアミスさせる感じが辻村深月っぽいなと思った。

ずーっと親友というわけじゃなくて、疎遠になっても相手に何かあった時に行動してしまうような友情をもちたいなとおもった。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重くて、でもあるあるな関係性があちこちに描かれて。女友達の関係、親子(それも特に母娘関係)、怖いくらいに精緻に浮かび上がる感情、リアルな実態が重かった。
タイトルの真意に気付いた時の鳥肌。
みんな誰かの娘だ、という言葉も重いなと感じる。
追伸:翠ちゃんの口調が好きナリよ。

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2025年12月20日

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