ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて……。心揺さぶるベストセラー、待望の続編!(解説・深木章子)

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ツナグ 想い人の心得(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やはりツナグは、辻村さんらしい作品だ。
    大切な人の死というショッキングな出来事について語りつつも、最後は温かく希望の見える終わり方で締められている。読者も含めて誰もが経験する出来事だからかもしれない。

    毎回尊敬するのは、連作短編という短さで登場人物それぞれのケースについて深く掘り下げて、しっかりと

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き
    読み終えて、心が温まるりました。

    歩美のその後が知りたいけど…
    忘れた頃にと、期待してしまう。


    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    ぜひぜひ、前作と併せて購入、一気読みされたら良いと存じます。私は逢いたい人は弟、母、親友ですが、一回しかない権利、弟は弟嫁、母は兄に、親友は親友の母に譲りたい。俺が死んだら一人息子が来てくれたら良いや。あっ息子はママっ子だったわ。残念。そんな自分に置き換えて二度楽しめました。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    辻村深月氏の「ツナグ」続編。主人公の歩美を中心とした短編連作集である。
    前作より現実の「歩美」とその周辺にフォーカスした部分が多く、ミステリアスだった主人公のキャラが確率されていき、こんな一面もあるんだと驚かされる。

    また前作に引き続き、依頼主の対面シーンではどうしても涙が止まらない。
    特に「母の

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    このシリーズ大好き。
    自分の人生悔いのないように生きたいと思える作品。それぞれの依頼者に、死者に伝えたいことが全く違って、後悔や不安、期待を思いながら死者との面会に臨んでいくけれど、どのチャプターもすごく良かった。特にお気に入りなのは、母の心得だ。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    前作に劣らず、良作でした。
    単独でも違和感ない構成ですが、前作の流れを踏襲しているので、やはり、前作を先に読んでからの方が楽しめます。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    「母の心得」と「想い人の心得」が印象に残った

    子どもに対して母親はすべての責任を負ってしまいのかという疑問は、私にはまだわからなかったけれど
    きっとそれくらい親にとって子どもは尊い存在なのだなと感じた

    1年に一度しか咲かない桜
    今年の桜ももう散ってしまったな
    あと何度桜を見上げることができるのだ

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    「人は本当に嬉しい時、自分の好きな人にそれを見せたくなるものなのだ」

    「想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、どれくらい尊いことか」

    この2つの言葉がとても好きだった。

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    そんなに泣かせないでよ!
    と、言いたくなる感動する小説だ。

    『ツナグ』の続編になる。
    死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口、それが使者(ツナグ)。
    死者と会うこととはどんなことなのだろう?
    どうして会いたいという人がいるのだろう?
    心残りがあるの?と思ったけど、そんなことでなくもっと深い内容になっ

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    奇しくもお盆のこのタイミングで読み終えました。
    人が人を想う気持ちって、こんなにも心震わせるのだな、と。
    同じ時間を過ごせているこの瞬間を大切に。

    0
    2025年12月03日

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