僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて……。心揺さぶるベストセラー、待望の続編!(解説・深木章子)
Posted by ブクログ 2023年06月20日
「ツナグ」の続編。最初の話で使者が8歳の女の子だったので、歩美はどうしたのか、その女の子は何者なのかと思いながら読み進めていくと、何と前作に登場した人物との関わりが! 5つの物語どれもが心温まるステキな話だった。特に娘に会いたいという依頼が偶然2つ重なった話や、死者に会うことを何度断られても年老いた...続きを読む